【呪術廻戦】重面春太(しげもはるた)を徹底解説!呪詛師の強さや術式とは
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

重面春太しげもはるたは呪術廻戦に登場する呪詛師です。
京都姉妹校交流会では出番が少ないですが、渋谷事変では卑劣な戦い方で悪役として活躍しました。

強くはないのに、しぶとく生き残りそうな生得術式を持っています。
重面春太の強さや術式について詳しく解説します。

重面春太(しげもはるた)のプロフィールや声優について

呪詛師・重面春太のプロフィール

上機嫌の重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

プロフィール
名前重面春太(しげもはるた)
年齢不明
誕生日不明
術式奇跡を貯めて命の危機を回避する術式
初登場回漫画:6巻第52話

アニメ:第20話

声優羽多野渉

弱いものいじめが好きな性格

新田明を痛めつける重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太は、自分より弱い相手を痛めつけるのが好きな性格です。
渋谷事変では、戦闘能力のない補助監督を狙って後ろから刺していました

女性を痛めつける方が好きなのか、女性の補助監督を見つけて喜ぶシーンも。
「自分が楽しければそれでいい」と発言しており、刹那主義的な性格でもあります。

七海建人ななみけんとに追い詰められて泣きながら謝るなどかなり小物と言えます。
とはいえ、自分より強い相手の前で露骨に態度を変えるわけではありません。

宿儺の前では終始怯えていましたが、特級呪霊の真人まひとに脅されても平然としていました。


重面春太の声優は羽多野渉

重面春太と遭遇した釘崎野薔薇
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太を演じる声優は、81プロデュースの羽多野渉です。
羽多野渉は小学生の頃からアニメ好きで、さまざまなキャラのモノマネをしていました。

幅広いキャラクターを演じる事を目標にしているため、かなり幅広い役柄を演じています。
アニメで初めて主役を演じたのは、「ゆめりあ」の三栗智和役です。

2023年1月から「ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!」で、2代目ニャンちゅうを演じています
黒子のバスケ」の実渕玲央役や「アイドリッシュセブン」の八乙女楽役で有名です。

重面春太の強さや術式について

非力だが不意打ちが得意で侮れない

自分の術式を自慢する重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太は、組屋鞣造くみやじゅうぞうからも非力と言われており強くはありません
庵歌姫いおりうたひめには、後ろから切りつけたのに避けられていました。

しかし、敵の不意をつくのは得意で侮ることはできません。
釘崎野薔薇くぎさきのばらとの戦闘では、戦闘能力のない新田明にったあかりを先に攻撃

釘崎の注意をそらし死角から攻撃することで、追い詰めていました
ただし、七海建人にはまるで攻撃が通用せずに、一方的に倒されました。

地力が弱いので、1級呪術師以上に勝つのは難しいでしょう。

生得術式は奇跡をため込む能力

重面春太の術式の解説
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太の術式は、奇跡をためることで命の危機を回避する術式です。
デジタル時計のゾロ目に気づくなどのちょっとした奇跡を見たことを記憶から消し、奇跡としてストックします。

重面が、命の危険に晒されると蓄えられた奇跡が放出されて命を救います
ただし、命が助かるだけなので、致命的な攻撃を受けた場合は体がボロボロになるのは避けられません。

重面の顔には刺青のような紋様があり、紋様の色でため込んだ奇跡の量が判断できます。
ただし、重面自身は紋様で奇跡の量は判断できません

奇跡を使い果たしたら、術式の効果はありません。
七海建人に殴られた際に紋様の色が黒から白になっており、術式の伏線が張られていました。


武器は組屋鞣造の作った刀

刀を自慢する重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太は、柄の部分が人間の手の形になっている独特の刀を使用します。
人体を素材に家具を作る組屋鞣造の作品なので、本物の人間の手が使われている可能性があります。

刀を握る際は握手しているような形になりますが、本当に刀の方も握り返しているかもしれません。
刀は手を動かして自立行動も可能で、重面は刀を感覚を共有しているような描写も

そのため、重面が注意を引き付けて、背後から刀で攻撃するなどの戦法が取れます
呪具としての本体は柄の方で、刀は交換できます。

柄に取り付ると刃も呪具化するため、耐久性も優秀です。

交流会編の重面春太

京都姉妹校交流会でサイドテールの男として初登場

逃げる重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太は、交流会編の終盤で初登場しました。
この時は名前が判明しておらず、キャラ紹介でもサイドテールの男と記載されていました。

名前が判明するまで、読者からはサイドテールと呼ばれていました。
また組屋鞣造に「非力だから刀からも握ってもらえ」と言われたことが判明。

自分の力だけでは刀が持てないイメージができ、読者から握力弱男と呼ばれることになりました。

6巻52話で庵歌姫を襲撃して失敗

庵歌姫に後ろから斬りつける重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太は、6巻52話で後ろから庵歌姫に切りつけます。
完全に不意を突いたのに、歌姫にはあっさり避けられていました
警戒する歌姫に、重面は自分の事を話し始めます。

その後、禪院真依ぜんいんまいと釘崎野薔薇も現れて3対1の状況に。
釘崎から「自分の話ばかりしてモテないだろ」と言われますが、本人は「女の子だらけでモテモテ」と発言

この時の重面は、3対1でも余裕がありそうで不気味な存在感を放っていました。
しかし、帳が上がったことで春太は逃走します。

7巻53話で花御に止めを刺そうとする

花御に止めを刺そうとして真人に止められる重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

53話では逃亡した重面春太が描かれました。
自分が何もしていないことに、多少バツの悪そうな顔をしていました。

しかし、死にかけた花御を見ると、「かわいそっ 楽にしてあげようか」と言って刀を握っています。
弱った花御に止めを刺すつもりだったようです。

現れた真人が止めたため、花御は無事でした。
味方でも弱っている相手を殺そうとするところに、重面の恐ろしさと性格の悪さが現れています

渋谷事変編の重面春太登場シーン

11巻92話:伊地知潔高に重傷を負わせる

伊地知を刺す重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太は、渋谷事変編では92話で登場します。
現場が混乱する中で、他の補助監督に指示を出す伊地知潔高いじちきよたかの背後から近づく人影が。

重面は背後から伊地知を刺し、さらに面白がるように何度も刺してしまいます
補助監督として出番の多かった伊地知が刺されたため、衝撃を受けた読者も多かったです。

重面は黒スーツ(補助監督)を殺すように指示を受けており、この後何人も補助監督を殺害しました。
死亡説も出た伊地知ですが、その後に生存が確認されています。

12巻99話:釘崎野薔薇と戦闘

釘崎と戦う重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

補助監督を襲撃し続けた重面春太は、補助監督の新田明と一緒にいた釘崎野薔薇と遭遇。
釘崎は新田を逃がして重面と戦おうとしますが、重面の狙いはあくまで新田でした。

重面は釘崎の攻撃を避けながら、動く刀で新田を追跡して攻撃
重面は釘崎に背を向けて走り出すと、倒れた新田を追い打ちをかけます。

釘崎は新田を助けようとしますが、自立して動く刀に翻弄され倒れてしまいます
しかし、99話のラストで七海建人が登場します。

釘崎野薔薇に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

12巻100話:七海建人に敗北

七海に殴られる重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

重面春太は新田を人質に七海を脅そうとしますが、新田は一瞬のスキをついて逃亡
重面は七海に攻撃しますが、蹴りは効かず、刀で切りつけたのに服も無傷でした。

七海は「仲間の数と配置は?」と重面に尋ねます。
「知らない」と答えた重面は、七海の一撃で壁まで吹き飛ばされることに

術式がなければ死んでいたと自分と七海の力の差を理解する重面。
刀を動かして七海に反撃しようとしますが、釘崎に邪魔されて失敗します。

補助監督を殺したのかと尋ねる七海に、重面は泣きながら謝罪
許されるはずもなく、殴られた重面の体は入り口を突き破って、隣の建物の壁にめり込んでいました

七海建人に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

重面春太の死亡理由・死因は?

14巻116話:伏黒恵を襲撃し魔虚羅と戦うはめに

魔虚羅を呼び出されて顔が引きつる重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

七海の攻撃で死亡したかと思われた重面春太ですが、今度は重症を負っている伏黒恵を襲います。
重面は一度切りつけた後は攻撃せずに、伏黒が出血多量で倒れるを持っていました。

しかし、十種影法術は式神を調伏するためなら、自分が調伏していない式神でも呼び出せると判明。
伏黒は重面を道連れにするために、自分と重面を対象に最強の式神魔虚羅の調伏の儀式を強行

重面は、強すぎる式神と戦わざるを得ない状況になってしまいます。
2人を攻撃対象にした魔虚羅は、最初に伏黒を瞬殺

次に魔虚羅の攻撃を受けるのは、自分だと悟った重面はパニックになっていたのです。

魔虚羅に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

14巻117話:宿儺と魔虚羅の戦闘に巻き込まれる

魔虚羅と戦うことにされた重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

魔虚羅に攻撃される寸前の重面春太でしたが、両面宿儺が魔虚羅の気配と伏黒の危機に反応。
宿儺は魔虚羅の攻撃から重面を助け、伏黒の傷を治療します。

伏黒は仮死状態でしたが、儀式の影響で重面が死ぬと伏黒の死が確定する状態でした。
伏黒の命を救うには、重面も死なせるわけにはいかなかったのです。

宿儺は、伏黒を助けるために魔虚羅と戦闘を開始します。
宿儺は重面を死なせないように戦いますが、レベル違う戦いに巻き込まれた重面はひたすら怯えていました

14巻119話:最後は宿儺の斬撃で死亡

宿儺に切り裂かれた重面春太
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

宿儺は118話のラストで、領域展開伏魔御厨子を発動。
魔虚羅は伏魔御厨子に耐えますが、炎の術式で止めを刺されて消滅。

魔虚羅を倒した宿儺は、伏黒と重面の所に戻ってきます
怯える重面に対して宿儺は、「何を見ている 去ね」とだけ告げます。

急いで立ち去ろうとする重面ですが、体が2つに裂けて死亡
七海の攻撃で奇跡を使い果たした重面は、生き残ることはできませんでした。

重面の死因は伏魔御厨子に巻き込まれたのか、その後の宿儺の攻撃なのかは不明です。
ただ、魔虚羅を倒す前に重面が死ぬと、伏黒の死が確定する状態でした。

伏黒を守るために行動した宿儺は、魔虚羅を倒した後に重面を「解」で殺した可能性が高いです。

両面宿儺に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

重面春太についてまとめ

呪術廻戦に登場する呪詛師・重面春太についてまとめました。
重面春太は卑劣な行動で読者からヘイトを集めましたが、見事な嫌われ役として活躍しています。

また妙な愛称をつけられてネタキャラ扱いされたり、どこか憎めない面もあるキャラでした。
渋谷事変で本格的な出番のあるキャラなので、アニメ2期では悪役として活躍してくれるでしょう。

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