日車寛見の過去
危険運転致傷の弁護をするも実刑判決で恨まれる
日車寛見は、危険運転致傷で起訴された19歳の被告人の弁護をしたことがありました。
日車は被告人が飲酒と運転を強要されたと知り、執行猶予を取ろうと裁判に臨みます。
しかし、示談金が用意できず、関係者が口裏を合わせたことで実刑判決が出てしまいます。
被告人は、「嘘つき」「無罪になるって言ったじゃないか!!」と日車に恨み言をぶつけます。
執行猶予を取れると言っただけの日車に取っては逆恨みですが、黙って被告人の言葉を受け入れていました。
強盗殺人の弁護で無罪を勝ち取るも二審で覆される
日車が闇落ちするきっかけになったのは、強盗殺人の容疑で起訴された大江圭太の弁護を担当したことです。
大江の供述には不自然な点が多かったですが、日車は冤罪の可能性があると考えていました。
一審で無罪を勝ち取りますが、大江を犯人と決めつけた世間は日車をバッシング。
検察側は新たな証拠を提出していないにも関わらず、第二審では無期懲役の判決が出てしまいます。
理不尽な判決に怒りを爆発させる
日車は、第2審が有罪ありきで行われたことを理解します。
さらに、一度は泣いて喜んでいた容疑者も、日車に避難するような視線を向けられます。
理不尽な判決への怒りを爆発させた日車は、ガベルを打ち鳴らして「全員戻れ」と要求。
式神ジャッジマンを呼び出して、「やり直しだ」と叫びます。
その後の描写はありませんが、日車は第2審の検事と裁判長を殺害したと思われます。
日車の102点のうちの2点は、検事と裁判長を殺したポイントの可能性が高いです。
日車寛見の登場回・活躍
17巻143話:初登場で返り血のついた姿が描かれる
日車寛見が初めて登場したのは、呪術廻戦の143話です。
143話では顔半分の登場ですが、弁護士バッチを付けて返り血を浴びた姿が描かれました。
158話では死滅回游で102ポイントを将有していることが判明。
術師を20人以上殺している実力者の可能性が高くなりました。
さらに、2ポイントが付いていることから非術師を2人殺している可能性も高く、かなりの危険人と思われました。
159話で弁護士時代の悲しいエピソードが描かれ、単純に危険人物ではないことが判明します。
19巻164話:虎杖悠仁と戦闘開始
呪術廻戦163話で、日車寛見は虎杖悠仁と出会います。
虎杖たちは死滅回游を止めるため、100点以上持つ泳者のポイントで新しいルールを追加しようとしていました。
日車が現代の術師だと知った虎杖は、死滅回游を止めるために協力を依頼。
しかし、日車は死滅回游に可能性を感じていると言って、協力を拒否。
日車は死滅回游のシステムを利用して、呪術で悪を裁く方法を実現しようとしていました。
虎杖はポイントを使わせろと要求し、2人は164話で戦闘になります。
日車は領域展開で、虎杖がパチンコ店を利用したことを追求。
術式を没収されたことで、呪力操作ができなくなった虎杖は苦戦します。
19巻166話:虎杖と和解して得点を譲渡できるルールを追加
165話で虎杖は、裁判を模した日車の術式は控訴ができると予想。
虎杖の要求で二審が開始され、罪状は「虎杖悠仁は渋谷で大量殺人を犯した」というものに変化。
日車は虎杖の罪状に驚きますが、本人はあっさりと容疑を自白してしまいます。
ジャッジマンは死刑を適用し、日車のガベルは処刑人の剣に変化。
しかし、自白した虎杖の真っすぐな目を見た日車は、虎杖が無罪だと確信。
虎杖の中に宿儺がいること知った日車は、彼には責任能力がないと考え戦いを放棄します。
自分のせいで大勢の人が死んだと言う虎杖に、日車は「100点を使わせてやる」と提案しました。
日車は、100点を使用して「ポイントを他の泳者に譲渡できる」ルールを追加。
虎杖は日車に協力してほしいと頼みますが、日車は「またな」と言って去っていきました。