【呪術廻戦】伏黒津美紀(つみき)とは何者?プロフや呪いの正体を徹底解説&考察!
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

呪術廻戦に登場する伏黒津美紀(つみき)は、伏黒恵ふしぐろめぐみの姉です。
呪いで寝たきりだったせいで出番が少ないですが、伏黒恵に与えた影響は大きく、物語でも大きな役割を果たしています。

伏黒津美紀(つみき)のプロフィールや呪いの正体などについて解説します。

伏黒津美紀(つみき)とは

プロフィールや年齢は?

伏黒恵のイメージする津美紀
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

プロフィール
名前伏黒津美紀ふしぐろつみき
年齢16~17歳
誕生日不明
術式構築術式(万受肉時)
領域展開三重疾苦しっくしっくしっく(万受肉時)
声優早見沙織

 

伏黒津美紀は伏黒恵より1歳年上ですが、誕生日が不明なので年齢は16歳か17歳となります。
名前の由来は積み木で、独特の髪形は作者からクワガタと呼ばれていたそうです。

生得術式はない可能性が高いですが、万が受肉した際は構築術式を使用しています。

伏黒恵の義理の姉

津美紀を思い出す伏黒恵
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀は、伏黒恵の1歳年上の義理の姉です。
恵の父親の再婚相手の連れ子で、親が失踪してからは2人で力を合わせて生活してきました。

「誰かを呪う暇があったら大切な人のことを考えていたい」と話すような性格で、恵は津美紀のことを「疑う余地のない善人」と考えています。

中学の頃の恵は津美紀の生き方に反発していましたが、彼の生き方に大きな影響を与えています。
恵が善人を救うために行動するのは、津美紀のような善人は幸せになるべきと考えているからです。

伏黒恵に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。


原因不明の呪いで寝たきりだった

寝たきりになった伏黒津美紀
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀は、原因不明の呪いで寝たきりになっていました。
正確な時期は不明ですが、津美紀が倒れたのは伏黒恵が中3になったばかりの頃とされています。

津美紀の額には、謎の文様が現れていました。
善人の津美紀が呪われたことから、恵は「善人が平等を享受できるように不平等に人を助ける」ことを誓います。

伏黒津美紀が寝たきりの理由や呪いについてネタバレ解説

八十八橋の呪霊の呪いではなかった

津美紀には重複した呪いがかかっていた
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀が寝たきりと判明した起首雷同編では、八十八橋やそはちばしの呪霊の呪いを受けた人が多数登場しました。
八十八橋にやって来た人が、呪霊の呪いを受けていることが判明

津美紀も同級生の付き添いで、八十八橋に来た際に呪霊に呪われていました
しかし、津美紀の呪いは重複しており、寝たきりになった原因は全く別の呪いです。

羂索に死滅回游の泳者にされたことが原因

自分の残した呪物について説明する羂索
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀が寝たきりになったのは、羂索けんじゃく死滅回游しめつかいゆうの泳者としてマーキングされたせいです。
羂索がマーキングしていた人間は、次の2種類です。

  • 術式を所有しているのに脳が非術師の覚醒タイプ
  • 過去の術師が変化した呪物を取り込んだ受肉タイプ

羂索がマーキングした際に、呪いの影響で意識が戻らなくなった人間が何人もいることが判明
津美紀も羂索の呪いのせいで、寝たきりになったいたことがわかりました。


津美紀は覚醒タイプではなく受肉タイプの泳者

伏黒津美紀が受肉タイプだと気づいた伏黒恵
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀は、覚醒タイプではなく受肉タイプの死滅回游泳者でした。
覚醒タイプの泳者は術式を使えるように脳を変えられていますが、人格はそのままです。

受肉タイプは、過去の術師が器となった人物の肉体を乗っ取って泳者になります。
受肉タイプの津美紀は、泳者として覚醒した時点で過去の術師に人格を乗っ取られることになります。

津美紀がどちらのタイプの泳者かはなかなかわかりませんでしたが、恵は無意識のうちに覚醒タイプと考えていました。

伏黒津美紀の両親は何者か考察

津美紀の本当の両親が誰なのかは不明

小1の時に伏黒恵の父親と伏黒津美紀の母親は蒸発した
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀の本当の両親は、作中に登場していません。
恵の父親の伏黒甚爾ふしぐろとうじと津美紀の母親が、再婚したことがわかっています。

しかし、津美紀の母親は津美紀が小2の時に蒸発しており、どんな人物なのか名前も不明です。
津美紀の父親に関しては、母親と離婚したのか死別したのかなど一切の情報がありません

家系図も登場していない

伏黒恵と再会する津美紀
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀は、旧姓も不明で家系図なども登場していません
伏黒恵は禪院甚爾の息子なので禪院家ぜんいんけの血を引いており、禪院家の家系図にも組み込まれています。

しかし、津美紀は甚爾が再婚した相手の連れ子だったので、禪院家の家系図にも描かれていません

羂索に選ばれたことから呪術師の家系の可能性も

マーキングされた非術師に無為転変を使う羂索
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

羂索に死滅回游の泳者として選ばれた津美紀は、呪術師の家系ではないかという考察もあります。
津美紀は、羂索によって過去の術師が変化した呪物を取り込んでいます。

津美紀が受肉体に適した素質があったことは間違いなく、呪術師の家系であってもおかしくありません

ただ、五条悟は恵と津美紀の援助をするようになっても、津美紀とは会わないようにしていました。
津美紀に関わるのを避けた五条の態度から、津美紀自身は呪術について知らなかったと思われます

伏黒津美紀の登場回やいつ起きたのかを紹介

起首雷同編:呪いのせいで寝たきりと判明

病院のベッドで眠る伏黒津美紀
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

起首雷同きしゅらいどう編では、呪霊の呪いで次々と人が亡くなる事件が発生します。
伏黒津美紀が、寝たきりになっていることも初めて語られました。

八十八橋にやって来た人間が呪いを受けていることがわかり、津美紀も同じ呪いを受けていると判明
伏黒恵は、八十八橋の呪霊を倒して呪いを解きました。

八十八橋の呪霊の呪いは解けましたが、元の呪いはそのままなので津美紀も意識不明のままでした。

79話:過去編で五条悟に保護される

五条悟と伏黒恵の出会い
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

五条悟の学生時代を描いた過去編で、伏黒津美紀と恵は五条悟ごじょうさとるに保護されたことが判明しました。
79話の時点で甚爾は死亡しており、津美紀の母親がいなくなったため、恵と津美紀は2人で生活していました。

恵は禪院家に迎えられる予定でしたが、五条は本人がどうしたいのか確認します。
「禪院家に行けば津美紀は幸せになれるのか?」と問う恵に、五条は「それは100パーセントない」と返答

恵が禪院家に行くのを嫌がったのを見た五条は、2人の面倒を見ることに決めました。
五条のおかげで、恵は禪院家に行かずに津美紀との生活を続けることができたようです。

五条悟に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

136話:羂索が無為転変を使用したことで覚醒

目を開く伏黒津美紀
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦136話で羂索が、死滅回游の泳者となる人間に呪いをかけていたことが判明。
羂索に呪いをかけられた人物の一部は寝たきりになっており、津美紀の呪いも羂索によるものでした。

羂索は無為転変を使用して、泳者の脳を呪術が使える形に作り替えます。
羂索に呪いをかけられて意識不明だった人間は、無為転変で全員覚醒したようです。

津美紀も、無為転変が使用された直後に目を開ける描写が描かれました。
羂索が無為転変を使用した際に現れた紋様は、津美紀の額にある文様と同じものでした。

死滅回游編での伏黒津美紀

津美紀が100点を使って結界を出入りできるルールを追加

予想外のルールを追加する伏黒津美紀
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

意識を取り戻した伏黒津美紀は、死滅回游開始時点で強制的に泳者としてカウントされていました。
恵は津美紀を死滅回游から離脱させるために、「100点を消費して新しい参加者と交代する」ルールを追加

伊地知潔高が津美紀が身代わりになることも決まり、津美紀に100点が譲渡されました。
しかし、津美紀は伊地知と交代せずに、100点で「結界を自由に出入りできる」ルールを追加してしまいます。

津美紀に受肉したのは1000年前の術師・万と判明

名前を名乗る万
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

予想外の展開に一同は驚きますが、恵は津美紀が過去の術者に乗っ取られていたことを理解。
津美紀の体を乗っ取った術師はよろずと名乗り、1000年前の術師だと明らかになります

万は宿儺すくなと戦いたいと言い、姿を消してしまいます。
さらに宿儺が虎杖の体の主導権を奪い、恵の口に自分の指を押し込みます

呪物化した指を飲み込んだ恵も、宿儺の呪肉体になってしまいました。

構築術式を使用して宿儺と戦闘

伏黒津美紀に受肉した万と伏黒恵に受肉した宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

恵の体を乗っ取った宿儺は、完全に主導権握るために津美紀を殺そうとします。
津美紀の体を乗っ取った万は宿儺に片思いしており、勝ったら結婚できる縛りで戦闘開始

宿儺は恵が自分の手で津美紀を殺したと思わせるために、十種影法術だけで万と戦います。
万は本人が認識できる物質なら、ほぼ全て再現できる構築術式の使い手でした。

虫の鎧を纏った万は、自分の術式を使おうとしない宿儺相手に善戦します。

宿儺に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

領域展開を披露するも魔虚羅の攻撃で死亡

宿儺に敗北した万
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

一時は一方的に攻撃を加えられる宿儺ですが、恵が調伏していない式神を呼び出して万の虫の鎧を破壊。
追い詰められた万は真球を作り出し、領域展開・三重苦を披露

無限の圧力を生み出す真球は、触れたもの全てを消滅させる力があります。
必中効果が付与された真球を受ければ敗北必死ですが、宿儺は領域を展開せずに魔虚羅を召喚

万の液体金属に適応した魔虚羅は真球を破壊し、万も退魔の剣で切り裂きます。
魔虚羅の攻撃で致命傷を負った万は、宿儺に形見の品を残して死亡

自分の体が津美紀を殺したと知った恵の魂は、絶望の底に沈んでいくのでした。

津美紀が生きてる可能性はほとんどない

受肉すると器の自我は基本的に死んでいる
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

伏黒津美紀が生きている可能性は非常に低いです。
過去の術師が受肉する際に、器となった人物の自我は基本的に殺されていることがわかりました。

万が受肉した時点で津美紀は、死亡したのと同じ状態の可能性が高いです。
ただ、万が受肉しただけなら津美紀に耐性があるなら、意識が生きている可能性があります。

しかし、万が受肉した津美紀は宿儺に殺害されたので、津美紀の意識が無事だとしても万と一緒に死亡したと考えられます。

ただ、万が明確に死亡したシーンは描かれていないため、実は生きていたという展開はあるかもしれません。

伏黒津美紀についてまとめ

伏黒津美紀について解説しました。
意識が戻った後の活躍が期待されたキャラでしたが、本人は一言も話さずに退場となってしまいました。

ただ津美紀のような善人が、何もできずに死んでいく展開は呪術廻戦らしいのかもしれません。

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