
目次
【呪術廻戦】の陀艮は特級呪霊なのに、ゆるキャラのように可愛いと評判になりました。
一方で渋谷事変での戦闘では、変態して特級呪霊らしい強さを見せました。
【呪術廻戦】の陀艮の術式や領域展開、死亡理由などを解説します。
【呪術廻戦】陀艮のプロフィールや元ネタについて
水の呪霊・陀艮のプロフィール

プロフィール | |
---|---|
名前 | 陀艮 |
等級 | 特級呪霊 |
種類 | 通常の呪霊 |
発生源 | 海を畏怖する感情 |
術式 | 死累累湧軍 |
領域展開 | 蕩蘊平線 |
声優 | 不明 |
海を恐れる人間の心が生んだ特級呪霊なのに受胎時の姿が可愛い

陀艮は海への恐怖から生まれた特級呪霊です。
設定は強そうなのに、受胎時の見た目はゆるキャラのようで可愛いです。
頭部がタコで胴体は芋虫のようですが、大きくて丸い目は非常に愛嬌があります。
受胎時はほとんど言葉を話さず、「ぶふぅー」と鳴く姿も可愛いです、
生得領域はのどかな南国のビーチのようで、仲間もリゾート地のように使用しています。
性格も臆病で、渋谷事変では柱の陰に隠れていました。
変態後は攻撃的かつ理性的な性格に変貌!一気に強キャラに!

そんな陀艮ですが、可愛い姿は受胎時だけの限定です。
渋谷事変では、成長して真の姿に変態します。
変態後は頭部の目玉が白目に変化し、丸かった体のフォルムも筋肉質な人間のように変化。
性格も攻撃的になり、更に状況を論理的に分析するなど別人のようになりました。
圧倒的な体力と呪力量を誇り、生み出す水棲生物型の式神を際限なく生み出す術式はかなり強力です。
ただし、追い詰められると同じミスを繰り返すなど、戦闘経験のなさが弱点になっていました。
元ネタはクトゥルフ神話?実は古代メソポタミアの神?

陀艮の元ネタは、クトゥルフ神話と言われています。
クトゥルフ神話は20世紀に作られた架空の神話で、邪神クトゥルフは変態後の陀艮に姿が近いです。
また、クトゥルフ神話にはダゴンという名前の邪神も登場します。
ただ、ダゴンという名前はさまざまな神話に登場しており、古代メソポタミアの神の名前でもあります。
クトゥルフ神話はさまざまな神話の神が取り入れられており、クトゥルフ神話のダゴンは古代メソポタミアの神がモデルと言われています。
陀艮の声優は不明!

陀艮は、呪術廻戦のアニメにも登場しています。
アニメでも可愛い姿が描かれていますが、なぜか陀艮の声優は不明です。
陀艮のセリフがないわけでなく、アニメでも「ぶふうー」などと鳴いています。
陀艮はアニメ1期の時点では名前が明かされていないので、声優の名前も出さないのかもしれません
アニメの陀艮は可愛い声で、声質から声優は女性と考えられます。
呪術廻戦のアニメ2期では出番が増えるので、陀艮の声優も明らかになるでしょう。
【呪術廻戦】陀艮の所属する集団や目的は?
真人・漏瑚・花御と4体の呪霊集団を結成

陀艮は、呪術廻戦の初期から登場している呪霊集団に所属しています。
陀艮の仲間は真人・漏瑚・花御の3体で、全員が特級呪霊です。
リーダーの真人は人間を恐れる感情、漏瑚は大地への畏怖、花御は森への畏怖、陀艮は海への畏怖から生まれた呪霊です。
真人以外は自然を恐れる感情から生まれており、特級呪霊であることも含めて特別な呪霊が集まった集団のイメージがありました。
陀艮の目的は人間を滅ぼすこと!

陀艮の目的は、人間を滅ぼすことと考えられます。
陀艮を含む4体の特級呪霊は、全員が人間を嫌っています。
陀艮以外の3体の目的は微妙に違いますが、人間を滅ぼそうとしている点は同じです。
陀艮は自分の目的を語っていませんが、仲間と同じように人間を滅ぼそうとしている可能性が高いでしょう。
陀艮が仲間の中でも特に好きだった花御は、自然を守るために人間を滅ぼそうとしていました。
生得領域が穏やかな海岸である点も考えると、陀艮も自然を守るために人間を滅ぼそうとしていたのかもしれません。
夏油の姿をした羂索に協力!渋谷事変で活躍!

陀艮たちは、初登場時から夏油のふりをした羂索と手を組んでいます。
他の仲間たちが、羂索の計画に協力する中で陀艮は呪霊らしいことはほとんどしていませんでした。
しかし、五条悟を封印するために行われた渋谷事変で、陀艮は特級呪霊らしい活躍を見せます。
成長した陀艮は、水と式神を操る術式で複数人呪術師相手を圧倒しました。
陀艮たち呪霊と人間の羂索が、手を組んだ理由はわかっていません。
羂索は真人や漏瑚を使役しようと企んでいましたが、呪霊側も利用しただけの可能性が高いです。
ただし、偽夏油の正体が羂索であることに、呪霊側は気づかなかったようです。
下記の記事では夏油傑と羂索について詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
【呪術廻戦】陀艮の術式・領域展開の強さはどのくらい
大量の水と式神を操るのが陀艮の術式

陀艮の術式は、大量の水と水棲生物型の式神を操ります。
かなり強力ですが、受胎時は術式を使うシーンはありません。
水で人間を溺死させることも可能ですが、呪術師との戦闘ではメインの攻撃手段は式神です。
水は敵を押し流したり、攻撃を防ぐのに使用しています。
陀艮は空中を泳ぐように移動でき、式神も宙を飛んで敵を攻撃可能。
近接戦闘も強く、1級相当の呪術師3人を相手に対等に戦っていました。
しかし、本来の持ち味は遠距離攻撃で、遠距離攻撃のバリエーションは豊富です。
術式解放は無数の式神で攻撃する死累累湧軍

陀艮の術式解放は、式神を生み出し続けて敵を攻撃する死累累湧軍です。
陀艮の呪力量が膨大なため、無尽蔵と思えるほどの式神で攻撃が可能。
式神は噛みつくだけで特別な能力はありません。
単体の攻撃力は高くありませんが、際限なく生み出される式神の攻撃は脅威です。
式神の中に紛れて、陀艮自身も攻撃してきます。
領域展開・蕩蘊平線は膨大な式神に必中効果が加わるのが凶悪

領域展開の蕩蘊平線は、無数の式神に必中効果が加わります。
式神は攻撃が当たるまで存在せず、敵が気が付いた時には式神に噛みつかれています。
無数の水棲生物に全身を食われるような光景は、海への恐怖から生まれた特級呪霊にふさわしい領域展開です。
しかも、蕩蘊平線に付与された術式は、際限なく湧き出る式神です。
領域内にいる限り、無限に式神の攻撃を受け続けることになります。
1分間式神に攻撃され続けたことで、禪院直毘人は片腕、七海建人は片目を失いました。
領域展開を発動する際は手印を結ぶのが一般的ですが、陀艮は呪印を描くことで領域展開を発動しています。
【呪術廻戦】陀艮の可愛いシーン
2巻16話で海を漂う姿が可愛い

呪術廻戦2巻16話で、陀艮は自分の生得領域で泳ぐ可愛い姿を見せます。
羂索がどこかのマンションの部屋に入ると、そこは南国のような海岸が広がっていました。
陀艮は、自分が作り出した海面から顔を出してプカプカと漂っていました。
静かな波の音が響く中、つぶらな瞳で泳ぐ陀艮が可愛いです。
海岸でパラソルを開いて、くつろいでいる真人の姿もシュールでした。
五条悟に負けた漏瑚が、首だけになって帰ってきたのに全く緊迫感がありません。
呪霊の漏瑚は首だけになっても結構元気で、のんきにしている真人と羂索を睨んでいました。
4体の呪霊集団は、どこかユーモラスなところも魅力になっています。
10巻84話で仲間とシャボン玉を追いかける姿が可愛い

10巻84話では、陀艮がシャボン玉を追いかけて遊んでいる姿が描かれました。
しかも、陀艮と一緒に、真人と花御もシャボン玉を追いかけています。
恐ろしいはずの特級呪霊ですが、この時は陀艮だけでなく真人も花御も可愛いです。
夏油と漏瑚が真面目に五条悟を封印する計画を相談しているのに、背景で3人が遊んでいるのがシュールです。
夏油が領域展開についても話しているので、3人は遊んでいると見せかけて領域展開の修行をしているとの説もあります。
12巻106話の柱に隠れる姿が可愛い

12巻では渋谷事変の最中ですが、そんな中でも陀艮は可愛いです。
呪霊と呪術師の激しい戦闘が続く中で、陀艮は呪術師に見つかってしまいます。
陀艮は柱の陰に隠れて様子をうかがっているようですが、体の半分以上が見えていました。
焦った様子で隠れているのに、ほとんど姿が見えてしまっているのが可愛いです。
「ぶー」という鳴き声も、赤ん坊のように見えます
しかし、可愛いのはこの回までで、陀艮は特級呪霊らしい姿に変貌を遂げました。
【呪術廻戦】陀艮の最後の登場は何巻?活躍や死亡理由解説
13巻107話で真の実力を発揮!花御を殺された怒りで変態する

呪術廻戦106話で禪院直毘人・七海建人・禪院真希の3人が、柱に隠れている陀艮を発見。
直毘人に殴られた陀艮は、泣きながら仲間の名前を呼びます。
鳴き声しか出さなかった陀艮が初めて、日本語を話したシーンです。
しかし、花御の名前を叫んだ陀艮の様子が豹変します。
「よくも花御を殺したな!」と叫ぶと強そうな姿に変態し、戦闘を開始。
13巻107話では陀艮は大量の水を操り、3人相手に一歩も引かない強さを見せます。
陀艮は領域展開を発動しようとしますが、直毘人の速さに苦戦。
お腹に呪印を描く変則的な方法で、領域展開の発動に成功します。
領域展開で1級術師相当の4人を圧倒!

領域展開の発動に成功した陀艮は、無限の式神を生み出して攻撃を開始。
直毘人と七海は、無数の式神に飲まれてしまいます。
領域展開の中で無限の式神の攻撃を受け続けたら、反撃手段を持たない直毘人と七海は為す術がありません。
陀艮は、真希にも式神の攻撃を行おうとします。
しかし、伏黒恵が領域展開を発動して乱入したことで、式神の必中効果が消滅。
直毘人と七海は、深手を負いながらも何とか式神の攻撃から逃れました。
形勢逆転かと思いきや、伏黒はすでに限界に近い状態でした。
伏黒は、陀艮の領域展開の中からの脱出を提案します。
13巻109話で乱入した禪院甚爾に敗北

陀艮の領域から脱出しようとした4人でしたが、109話のラストで禪院甚爾が乱入。
甚爾は真希から呪具を奪い取り、陀艮への攻撃を開始。
甚爾の圧倒的な力に、陀艮は為す術がありません。
式神の必中効果を取り戻せば、勝機があると考えた陀艮は時間稼ぎのために空中に逃亡。
しかし、直毘人に蹴り落とされてしまいます。
落下した陀艮は、甚爾の呪具で頭部を貫かれました。
以下の記事では、禪院甚爾について詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
13巻111話で漏瑚に看取られて死亡

呪術廻戦111話の冒頭で、頭部を滅多打ちされた陀艮は死亡。
陀艮を倒した甚爾は、伏黒を連れていなくなってしまいました。
燃え尽きた灰のようになった陀艮の前に、漏瑚が突然現れます。
漏瑚は陀艮の残骸を手に取ると、「百年後の荒野でまた会おう」と最後の言葉をかけました。
陀艮と漏瑚のからみはほとんどありませんでしたが、その死を看取った時の姿は悲しそうでした。
漏瑚は真希・七海・直毘人を一瞬で倒しますが、宿儺の指の呪力を感じて姿を消します。
14巻116話に受胎姿で登場!真人に全てを託す

呪術廻戦112話で、漏瑚は受肉した宿儺と戦闘を開始。
しかし、宿儺には全く歯が立ちません。
116話では、炎の術式の勝負に持ち込むも宿儺に敗北。
宿儺の攻撃で消滅しそうになった漏瑚の前に、陀艮と花御が現れます。
陀艮はなぜか受胎時の可愛い姿に戻っており、言葉を話さずに「ぶぅー」と鳴いていました。
すまないという漏瑚に対し、花御はまだ真人がいると励まします。
真人に全てを託した3体の特級呪霊は、どこかに消えていきました。
【呪術廻戦】陀艮についてまとめ
陀艮の強さや術式、領域展開、死亡理由などについて解説しました。
陀艮は特級呪霊らしからぬ可愛いキャラでしたが、成長後は強力な術式や領域展開を披露しました。
呪術廻戦本編では死亡しましたが、アニメでは本格的な活躍はこれからです。
呪術廻戦アニメ2期の陀艮の活躍を楽しみに待ちましょう。