225話でその後の姿が描かれる

領域展延の感覚を理解できる日車寛見
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

約60話出番がなかった日車寛見ですが、人外魔境新宿決戦編で再登場します。
225話で、五条悟ごじょうさとる宿儺すくなの戦いを見守るメンバーの中に日車の姿がありました。

一度は虎杖への協力を拒否した日車ですが、死滅回游を終わらせることに協力する気になったのかもしれません。

現代の術師のほとんどが領域展延の理解に苦しむ中で、1人だけ「感覚としては理解できる」と独白。
現役の1級呪術師と比較しても、日車のセンスはずば抜けているのでしょう。

244話:宿儺相手に誅伏賜死を使用

宿儺を巻き込んだ法廷バトルスタート
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦244話では、日車寛見が宿儺に誅伏賜死を使用する展開になります。
五条と紫雲鹿が敗北し、高専側は日車の誅伏賜死で宿儺の術式を没収する作戦を実行

虎杖の提案で日車は、以前の虎杖の裁判に巻き込む形で宿儺を起訴しようとします。
宿儺を領域に入れた状態で、日車は渋谷での大量殺人の真犯人が宿儺だと主張。

裁判が始まり、宿儺と日車の法廷バトルに期待する読者も少なくありませんでした。
しかし、245話で有罪の根拠を述べる日車に対して、宿儺は長いと一蹴します。

宿儺は裁判に興味がなく、日車の処刑人の剣を見るために有罪になるつもりだったのです。
ジャッジマンは有罪判決を下し、宿儺は没収と死刑を言い渡されます

日車は処刑人の剣を手にしますが、没収は宿儺の術式ではなく呪具に適応されていました。
日車は、宿儺の斬撃を受けることになります。

246話:圧倒的な才能で宿儺を魅了する

日車の才能は五条並
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦246話では、日車の才能に宿儺が魅了される展開に。
宿儺の斬撃を受けた日車ですが、日下部の簡易領域に守られて軽いダメージで済んでいました。

高専側は処刑人の剣を持つ日下部を攻撃の中心に据えますが、宿儺は真っ先に日下部を攻撃します。
1人で攻撃を受ける日下部ですが、見たばかりのはずの領域展延でダメージを軽減させていました。

自分と遜色ないレベルで、術式を運用する日車の才能は宿儺すら魅了します。
宿儺は日車の力を引き出すために、腕を一本ずつ切り落として反転術式で治せと要求

日車は、反転術式で再生させた右腕で宿儺を攻撃。
しかし、処刑人の剣で刺された宿儺ですが、腕を切り落して死亡するの防ぎ、日車を切り裂きます

処刑人の剣を虎杖に託しますが、日車が死亡したせいなのか処刑人の剣は消滅してしまいました。

日車寛見の名言

「私だけは目を開けていたい」

信念を語る日車寛見
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

国選弁護人を辞めるように勧められた時に、言った日車寛見のセリフです。
日車は「法の女神は平等のために目を塞ぎ、人々は保身のために目を瞑る」と発言

だからこそ、自分だけは目を閉じるわけにはいかないと言っているのです。
弁護士として誠実であろうとした日車の信念が伝わる名言です。

しかし、目を開き続けたたせいで、日車は理不尽な現実に耐えられなくなってしまいました。

「全員戻れ、やり直しだ」

術式を発動する日車寛見
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

強盗殺人事件の第二審で、理不尽な判決を出された直後の日車寛見のセリフです。
セリフと同時に、式神ジャッジマンを呼び出して裁判をやり直したと思われます。

表情を大きく変えることのなかった日車が、はっきりと怒りの表情を浮かべているのが印象的です。日車の絶望と怒りの大きさがわかります。

「最悪の気分だったろう」

自分が人を殺した時のことを思い返す日車寛見
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

虎杖悠仁が、自分の意志で人を殺したことがあるか聞いた後のセリフです。
日車寛見は、自分が初めて人を殺した時のことを思い出しながら言っています。

「気に入らない奴を殺すのは気分が良い」と言っていた日車ですが、実際は後悔していたようです。
日車は、結局悪人になれないということでしょう。

日車寛見(ひぐるまひろみ)についてまとめ

呪術廻戦の日車寛見について解説しました。
日車寛見は人を平気で殺す危険人物のように登場しましたが、実際は葛藤を抱える魅力的なキャラでした。

理不尽な現実を見て闇落ちしてしまうところは、夏油傑と似ているかもしれません。
人外魔境新宿決戦では宿儺が驚くほどの才能を見せましたが、死亡してしまったようです。

しかし、死亡が確定したような描写がないため、生きている可能性もあるでしょう。
死後日車の呪いが強くなるかのような伏線もあるため、今後宿儺に何か起きるのかもしれません。

日車の物語が完全に終わったとは考えにくいので、今後の展開に期待しましょう。

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