
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」は、2016年1月から3月に放送されたアニメです。
異世界転生ジャンルのアニメですが、良い意味で期待を裏切ってくれる作品になっています。
本記事では、そんな大人気アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」1期のあらすじと感想を全話ご紹介します!
各話の感想部分では、このすばを見たことがない方にも、分かりやすくご紹介していきます。
すでに観たことがある方にも各話を思い出し、このすばの面白さや魅力を再確認しながら、ご覧いただけますと嬉しいです。
このすばを愛する筆者ならではの感想と、各話のあらすじをお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」とは?
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」1期の概要
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」は、2014年9月からKADOKAWA富士見書房の月刊ドラゴンエイジにて連載がスタートした物語です。
また、2016年1月からは、本作品「この素晴らしい世界に祝福を!」1期がアニメとしてスタートし、新しい異世界転生ジャンルのアニメだと話題になりました。
さらに、1期の放送終了直後には2期の制作決定が発表されるなど、非常に人気のある作品です。
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」2期は2017年1月から3月にかけて放送され、2019年には映画になり、現在では秋葉原でのラーメン屋さんとのコラボを果たすなど、絶大な人気を誇っています。
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」1期のあらすじ
トラクターをトラックと勘違いし、ショック死して命を落とします。
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」1期の主要登場人物

交通事故(?)にあって、異世界転生してからアクア達と共に冒険を始める。
異世界転生した際に、唯一の人間界からの持ち物であるジャージを大事にしている。

水の女神だけあって浄化する力があり、紅茶を入れようとしても、紅茶を浄化してしまいお湯になる。
小説内にある「プークスクス」というアクアならではの笑い方を、雨宮天さんがかわいらしく表現している。

『ちょむすけ』という使い魔兼ペットがいる。

攻撃を受け止めることには長けており、さらにはそこにドМとしての喜びを感じている。
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」1期の全話感想
1話「この自称女神と異世界転生を!」の感想

トラックにひかれたと勘違いして失禁した上に、ショック死したカズマ。
主人公なのに、かつてないほど情けなくダサい登場をしてくれます。
更には、女神を『異世界に持っていくモノ』として、本作品のヒロインである女神アクアを異世界へ道連れにします。
アクアとカズマのリズムの良い会話は、観ていて笑いを誘います。
また、ヒロインであるはずの女神アクアですが、1話目にして『駄女神(だめがみ)』ぶりがはやくも露になります。
武器もお金も全くなくスタートするカズマとアクアの冒険。
女神だと名乗ったのに市民から哀れまれてお金もらっちゃうなんて、なんだか切ないですよね。
そして何より、異世界転生といえば『主人公にすごい力が宿ってる!』とか『ヒロインの性格も完璧ですごい美少女!』などがお決まりのパターンですが…このすばの裏切り具合は半端ないです。
2話「この中二病に爆焔を!」の感想

冒険者として異世界転生したはずなのに、やっていることは『労働作業』『お酒を浴びるように飲む』『馬小屋で寝る』。
全く冒険者らしさのない生活を送っているカズマとアクア。
このままでは魔王討伐が出来ないと気付き、「このパーティーに入ってから運気が上がって~」などの胡散臭いパーティーメンバー募集のチラシを作ります。
そんな怪しいチラシに釣られて来たのが、中二病全開のロリっ娘『めぐみん』です。
爆裂魔法の使い手ですが、1日1回しか使えない上に、爆裂魔法を放った後は体力を使いすぎて動けなくなる始末。
そんなメンバーが加わっても魔王は討伐できないのでは…?
ちなみに『めぐみん』はあだ名ではなく本名です。
めぐみんの父は『ひょいざぶろー』、母は『ゆいゆい』、妹は『こめっこ』です。
そう、めぐみんの一族である紅魔族は皆さん変わったお名前を持っているのです。
3話「この右手にお宝を!」の感想

3話にして、このすばの主力メンバーである、美しいドM剣士のダクネスが登場します。
カズマ、アクア、めぐみんの3人でジャイアント・トードというカエルのモンスターを討伐しに行きますが、結局アクアもめぐみんもジャイアント・トード粘液にまみれ、ヌルヌル状態になりながら帰宅。
ヌルヌルのアクアとめぐみんを見たダクネスは、「ぜひ私も…!」とヌルヌルプレイを妄想し、ドM全開でカズマに迫ります。
そんな中、カズマ達が暮らすアクセルの街に『キャベツ』が到来。
「クルセイダーの活躍を見ててくれ!」と言うダクネスですが、全然攻撃が当たらない上に、キャベツが体に当たり鎧が剥げていくのを喜ぶ、攻撃できないどころか中身までダメな系のダクネス。
ダメな系のアクア、めぐみん、ダクネスはすぐに意気投合しますが、カズマは不安と不満いっぱいの様子。
このままではやっぱり魔王は討伐できない気がします…。
4話「この強敵に爆裂魔法を!」の感想

めぐみんの爆裂魔法の練習に付き合う、少し優しく、クズではないカズマさんが見られます。
めぐみんの爆裂魔法の上達を肌で感じ、爆裂魔法を打って動けなくなっためぐみんを、おぶって帰るカズマは、良いお兄ちゃんの様です。パーティーメンバーをとやかく言いながらも、カズマの優しさが垣間見える瞬間ですので、是非お見逃しなく。
ただ、めぐみんが爆裂魔法の練習として打ち込んでいた先は、魔王軍幹部であるベルディアの住む廃城。
そんなことは露知らず、めぐみんは毎日のようにポンポン爆裂魔法を打ち込みます。
それに対し、「頭のおかしい大バカ者は誰だー!!!」と、それはもうお怒りのベルディアが登場します。
「魔王に捕らわれるのは女騎士と決まっている!」とワクワクしながら自らベルディアに捕らわれようとするドMの変態ダクネスに、心底引くベルディア。
完全に引いているベルディアの表情、とても笑えます。
5話「この魔剣にお値段を!」の感想

モンスター討伐の際、外に出ることがトラウマになったアクアは、檻に入ったまま帰路に立ちます。
檻に入ってるアクアがドナドナを歌う姿は、全く女神ではないし、幸薄いし、本作品のヒロインとは思えない程、可哀想な状態です。
そんなアクアを真の女神として慕う、本来なら主人公っぽいし勇者として好かれそうなミツルギキョウヤが登場します。
カズマよりはるかに好青年ぽいミツルギですが、カズマのパーティーメンバーから「引くくらいやばい」「無性に殴りたい」など言われて、総嫌われする姿は必見です。
そしてここで初めてカズマの『スティール』が活躍します!
今まではめぐみんなどの女性のパンツばかりスティールしてきたカズマですが、今回こそはミツルギの魔剣・グラムをスティールします。
ミツルギの扱う魔剣を奪い、カズマはミツルギからスティールで得た魔剣を質屋に売り飛ばします。
6話「このろくでもない戦いに決着を!」の感想

4話に登場したベルディアが再び登場します。
というのも、『1週間後死ぬ』というダクネスにかけた呪いは、アクアによって簡単に解かれたのをベルディアは知りません。
ダクネスを「騎士の鏡」と賛賞し、死を憐れんだベルディアですが、ダクネスの元気な姿にナイスリアクションをしてくれます。
ポンコツまみれのこのすばの登場人物達の中に、真面目なベルディアが入ると、このような化学反応が起き、より一層このすばを楽しめるのですね。
ベルディアからの攻撃、カズマからのウォーターを受けたダクネスは、喜びに満ちながら「一体私をどうする気だ?!」と叫びます。
ダクネスは少しずつ剥がされる鎧と、水で透けている服を見られていることにドMセンサーが働き、喜んでいるのです。
クルセイダーは本来、攻撃し戦う者ですが、受け身に徹して仲間を守るという立場は、まさにダクネスにとって天職ですね。
7話「この凍えそうな季節に二度目の死を!」の感想

ようやく冒険者らしくクエストの旅に出掛けるカズマ一行。
『雪精』という白いふわふわとした丸に目がついている可愛らしいモンスター退治に行きますが、待ち受けていたのは雪精だけでなく、強そうな『冬将軍』。
冬将軍は、土下座をすることで許してくれるという謎のモンスターです。
カズマによって強引に土下座をさせられるダクネスは「どんなご褒美だぁ!」とひとりでハァハァしてくれます。
そんな中、カズマは冬将軍に首をはねられて死亡。
ここに来てまさかの主人公カズマの二度目の死です。
再び転生する為、カズマはエリスというアクアの後輩女神のもとで目を覚まします。
カズマのパーティーメンバーにはいない、王道美少女のエリスに心引かれながらも、アクアの計らいにより再びいつもの異世界に戻ってきます。
心配そうに見つめるめぐみんがとても可愛いので、是非ご覧ください!
8話「この冬を越せない俺達に愛の手を!」の感想

元魔王軍幹部のウィズが登場します。
おしとやかで控えめな性格、おっぱいキャラのウィズが、私はこのすばのキャラの中で一番好きです。
あの声や行動、元魔王軍幹部という実力の持ち主でありながら、あの可愛い顔とスタイル、最高に癒されます。
元魔王軍幹部としてウィズを許せないアクアは、小姑のような態度でウィズに接します…ウィズかわいそう!
そんなウィズが登場する8話では、カズマ達がようやく馬小屋生活から離れ、ついにマイホームを手に入れます。
屋敷に住み着いた霊を、アクアの『ターンアンデッド』により退治していきますが、亡霊に怯えるめぐみんの姿はロリ好きの方の心をくすぐるでしょう。
めぐみんの「カズマ、イク時は一緒ですよ!」という名言が出てくる回でもあります。
9話「この素晴らしい店に祝福を!」の感想

サキュバスがいい夢を見せてくれるという怪しいお店を発見するカズマ。
夢ではなく現実なのに、お風呂場でダクネスに迫り狂う鬼畜カズマをご覧頂けます。
あんなにいつもドMの変態なのに、いざとなったら何もできない純情な乙女のダクネスも見られます!
ドキドキの展開ではありますが、純情なダクネスと、心底ゲスいカズマを楽しめますよ。
ドMの変態ながら本心は純情というギャップが、ダクネスの魅力なのかもしれません。
期間限定で、秋葉原のラーメン屋さんとコラボをしているこのすば。
ダクネスをイメージしたラーメンが、メニューとして出されています。
実際に行ってきましたが、いつもより来客が多く、このすばファン、特にダクネスファンがたくさんいらっしゃり、ダクネスの人気ぶりを肌で感じることができました!
10話「この理不尽な要塞に終焔を!」の感想

9話の最後で起動要塞デストロイヤーが登場します。
せっかく手に入れたマイホームを守るべく、カズマ達も起動要塞デストロイヤーの討伐に向かいます。
このすばの名脇役とも言える『おっさん』が登場します。
このおっさんは起動要塞デストロイヤーを造った張本人です。
ワンピースのブルックの声優を担当するチョーさんが、こちらのおっさんの声を担当しています。
軽快なノリで、「国滅んじゃったよ、やっべー!でもスカッとした~」など言った挙げ句、「…おっと、これ造ったの俺でした(てへぺろ)」と締めくくってくれています。
国を滅ぼす起動要塞デストロイヤーを造っておきながら軽いな!さすがこのすばの名脇役。
何はともあれ、カズマの機転と運の良さによって街は救われます。
ですが、最後の最後にカズマが容疑をかけられ逮捕されるというオチ…なんてアニメだ!
アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」1期のまとめ
これまで感想と共にあらすじをご紹介してきましたが、改めて感じたのは、『このすばはかなりギャグ要素のあるアニメ』だということです。
また、声優さんが豪華なところも見所のひとつです。
特に、シリアスなアニメで声優をつとめた雨宮天さんが、こんなにコミカルでダメダメなアクアの声を担当されているとは!と雨宮天さんの幅の広さとギャップに感動します。
よくあるチート能力を備えた主人公に美少女ヒロインの登場…など、ただの異世界転生ジャンルのアニメと決め付けず、『新しい異世界転生の物語』の面白さを教えてくれるこのすば。
このすば3期に備えて、ぜひ、このすば1期から2期と、おさらいしてみてはいかがでしょうか。