
ワンピースの物語も最終章に入り、謎の多かった革命軍の動きも本格的になってきました。
神の騎士団と戦う可能性もあり、今後物語で重要なポジションになりそうです。
革命軍の幹部の能力やマリージョアでの行動、今後の動向などをまとめました。
革命軍とは?
まずは革命軍についておさらいしていきましょう。
打倒世界政府を目的に暗躍する反政府組織

革命軍は、「打倒世界政府」を目的に活動している組織です。
不条理な社会とその未来を正すため、世界中にその思想を広め、クーデターや革命を引き起こしています。
世界政府はもちろん革命軍を危険視していますおり、革命軍のメンバーにも海賊同様、賞金首が設定されています。
しかし、なかなか革命軍に関する手がかりを掴めずにいるようです。
革命軍は世界政府を敵対していますが、あくまで倒そうとしているのは天竜人だけです。
世界政府加盟国は敵対視しておらず、海軍とも積極的に戦うつもりはないと考えられます。
革命軍トップはドラゴン

革命軍のトップは総司令官であるモンキー・D・ドラゴンです。
革命軍トップであるため、世界政府からもかなり危険視されており、「世界最悪の犯罪者」と言われています。
また、ドラゴンはガープの息子であり、ルフィの父親でもあります。
その立場から素性を多く語っていないようで、海兵は愚か、革命軍幹部ですらこの事実を知りませんでしたが、マリンフォード頂上戦争にて世間に公表されました。
しかし、ルフィはドラゴンと全く面識がありません。
ただ、ローグタウンにて、スモーカーに捕らえられたルフィを助けている点から、ルフィを息子として大切にしていると考えられます。
革命軍のトップですが、世界政府の科学者であるベガパンクと付き合いがあることが判明しています。
また、くまの過去を描いた回想で、元々は海軍にいたことも明かされました。
オハラの一件から革命軍結成を決意

ドラゴンは、革命軍が結成される前は、「自勇軍」の隊長として活動していました。
ドラゴンは戦争嫌いであるため、自勇軍は、戦闘を行わなずに革命を起こす組織だったようです。
しかし、22年前にオハラがバスターコールによって滅亡します。
オハラのクローバー博士と面識があったドラゴンは、世界政府の暴力による弾圧に怒りを覚え、戦える軍隊の結成を決意します。
この直後にドラゴンは革命軍を結成したと思われます。
ワンピース1066話でドラゴンは、ベガパンクと会い、革命軍を作ることを話していました。
ソルベ王国の悪政を止め革命軍結成

ワンピース1096話では、ドラゴンが革命軍を結成する様子が描かれました。
22年前のソルベ王国国王は天上金支払いの足手まといになる国の南部を切り捨て、南部の国民を奴隷にしようとします。
悪政に抗議したバーソロミュー・くまは逮捕されてしまいますが、自由軍が力づくで奴隷政策を破棄させます。
イワンコフの奴隷時代の仲間だったくまとジニーを仲間に加え、革命軍が結成されました。
革命軍の本拠地

革命軍の本拠地は偉大なる航路のとある海域に存在しているバルディゴです。
数十年に渡ってバルディゴを本拠地としており、その数十年間、一切見つかりませんでした。
しかし、ドレスローザから帰還している際に、黒ひげ海賊団のバージェスに侵入され、その居場所がバレてしまいました。
そして、黒ひげ海賊団はバルディゴを襲撃し、革命軍総本部が壊滅状態になったのです。
そのため、現在は本拠地をカマバッカ王国に移転しています。
革命軍には大した被害は出ていないようなので、元々拠点を移す予定だった可能性もあります。
革命軍のメンバーまとめ
次に、革命軍のメンバーについて解説していきます。
革命軍No.2はサボ

革命軍のNo.2は参謀総長のサボです。
サボはルフィやエースと兄弟の盃を交わし、共に幼少期を過ごしていました。
ただ、サボは貴族生まれであり、2人とは少し考え方が違っていました。
グレイターミナルの放火があった際も、放火の黒幕が国や貴族であることを知ると、貴族に生まれたことを心から恥じていました。
そして、このままゴア王国で過ごすことで人格が変わることを恐れ、サボはこの翌日に海に出る決意を固めたのです。
しかし、ちょうど天竜人の船が横切り、サボは砲撃を受けて生死不明となりました。
そのため、エースとルフィはサボが死んだものと思っていたのです。
しかし、実は天竜人の式典の後にドラゴンによって救出されていました。
その後、自ら志願して革命軍に加わり、No.2のポジションまで上り詰めました。
8カ国革命は炎帝サボと呼ばれるようになり、ドラゴンを凌ぐほどの影響力とも呼ばれています。
革命軍軍隊長と副隊長

革命軍には、「東の海」「西の海」「南の海」「北の海」に加えてグランドラインそれぞれに軍隊長が位置づけられています。
それぞれの配属は下記の表のとおりです。
隊長 | 副隊長 | |
---|---|---|
G軍(グランドライン) | エンポリオ・イワンコフ | イナズマ |
東軍(東の海) | ベロ・ベティ | あひる |
西軍(西の海) | モーリー | ウシアーノ |
南軍(南の海) | リンドバーグ | ギャンボ |
北軍(北の海) | カラス | ジロン |
その他幹部や主な構成員

隊長などの役職はないにしろ、革命軍で名前のついたキャラクターもいます。
ここでは、5人ご紹介します。
コアラ
1人目は、コアラです。
コアラは革命軍の幹部の一人として活動しています。
もともと天竜人の奴隷という経験を持っていますが、フィッシャー・タイガー率いるタイヨウの海賊団によって救われ、現在は明るく生活をしています。
ハック
2人目は、ハックです。
ハックは魚人空手師範代であり、革命軍では兵士として活動しています。
コアラやサボの師匠に当たる存在であることから、相当な実力者であることが分かります。
テリー・ギルテオ
3人目は、テリー・ギルテオです。
テリーは革命軍の情報管制官で、世界中から送られてくる戦況情報の解析を行っています。
バニー・ジョー
4人目は、バニー・ジョーです。
ジョーの役職は明らかになっていませんが、テキーラウルフにてロビンに声をかけ、革命軍に招待していました。
バーソロミュー・くま
5人目として、バーソロミュー・くまについてご紹介します。
くまは、現在天竜人の無敵奴隷に改造されましたが、もともとは革命軍の軍団長でした。
革命軍結成の地でもあるソルベ王国の出身で、バッカニア族だったために奴隷にされています。
奴隷時代にイワンコフと出会っていたことが縁で、革命軍に勧誘されました。
革命軍を抜けた後は、悪政を敷いたブルドッグ王を倒して国王にもなっています。
ジニー
最後に6人目としてジニーを紹介します。
ジニーは奴隷時代のイワンコフの妹分であり、奴隷でなくなった後はくまと生活していた女性です。
ジュエリー・ボニーの母親でもあり、革命軍時代は東軍軍団長だったことが分かっています。
革命軍メンバーの悪魔の実の能力まとめ
次に、革命軍メンバーの悪魔の実の能力について解説していきます。
革命軍の能力者一覧

まずは、革命軍の中で能力者であることが明らかになっているキャラクター、そして能力者であると考えられるキャラクターをまとめました。
キャラクター | 悪魔の実 | 能力 |
---|---|---|
モンキー・D・ドラゴン | ??? | 風を操る能力? |
サボ | メラメラの実 | 炎を操る能力 |
エンポリオ・イワンコフ | ホルホルの実 | ホルモンを操る能力 |
イナズマ | チョキチョキの実 | 物を紙のように切る能力 |
ベロ・ベティ | コブコブの実 | 鼓舞した相手の内なる力を呼び起こす能力 |
モーリー | オシオシの実 | あらゆるものを押しのける能力 |
カラス | ススススの実 | 煤を操る能力 |
ドラゴンの能力考察

ドラゴンの能力や戦闘方法は明らかになっていません。
ただ、これまでドラゴンが描かれた描写から、風の能力者であるという考察が有力だと考えられます。
このように考えられる理由は2つです。
1つ目は、ルフィを救出した方法です。
ルフィはローグタウンにてスモーカーに捕らわれてしまいましたが、突風により助けられました。
この風がドラゴンによるものだと考えられています。
2つ目は、ドラゴンが描かれるシーンです。
ドラゴンが描かれるシーンのほとんどで、風が強く吹いています。
ここからも風が印象付けられていることが分かります。
ドラゴンについては下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
サボの能力

サボはメラメラの実の能力者です。
もともとエースがメラメラの実の能力者でしたが、エースが死亡したことによってメラメラの実は復活しました。
そして、ドフラミンゴがこのメラメラの実を見つけ、コリーダコロシアムにてメラメラの実をかけた闘技大会を開催しました。
この大会に優勝し、景品であるメラメラの実を食べてサボはメラメラの実の能力者となったのです。
サボはメラメラの実を食べると、即座にエースの得意技であった火拳を放っています。
また、藤虎と衝突して町一体を一瞬で焼き尽くすほどの破壊力も生み出していました。
とはいえ、能力者になったばかりで完全にコントロールしていたわけではないようです。
そのため、これからもっと強力な技を獲得していくと考えられます。
イワンコフの能力

イワンコフはホルホルの実の能力者です。
指先から生体ホルモンを注入し、人間を内部から改造することができます。
この能力により、性転換や体格の変更、治癒力の上昇、戦闘力の向上などを図れます。
また、自分自身にも投与することが可能です。
ベロ・ベティの能力

ベロ・ベティはコブコブの実の能力者です。
筋肉のコブと鼓舞、2つの意味から付けられているように、能力者の声で人々に勇気を奮い立たせるとともに筋肉を増量させます。
本編では、桃ひげから襲撃を受けたルルシア王国の住民に対して、能力が発揮されたところが描かれており、まさに革命軍らしい存在です。
また、描かれ方から見ても、絵画の「民衆を導く自由の女神」が元ネタとなっていると考えられます。
モーリーの能力

モーリーはオシオシの実の能力者です。
あらゆるものを押しのけることができ、地中を移動したり、地中に空間を作ることができます。
この能力を利用し、100年以上前にインペルダウンから脱獄しています。
その時にできた空間が、現在のニューカマーランドです。
カラスの能力

第1083話にて、カラスの能力がススススの実であることが明らかになりました。
ススススの実の能力は、煤を操ることができるというものです。
煤とは、煙や炎に含まれる黒い粉末のことで、この煤を使って視覚を無効にし、錯乱することができます。
また、カラスの大群を作り、移動することも可能です。
リンドバーグの能力

リンドバーグは第1084話時点では能力が明かされていません。
革命軍のマリージョアでの行動
革命軍は、サボや軍隊長といった精鋭を集め、聖地マリージョアに潜入していました。
ここでは、聖地マリージョアでの革命軍の動きについて解説していきます。
マリージョアでの任務は3つ

聖地マリージョアにてサボや軍隊長が抱えていた任務は下記の3つです。
- 天竜人の”象徴(シンボル)”の破壊による「宣戦布告」
- でき得る限りの奴隷達の解放と「くまの奪還」
- 神々の地の「食料庫の破壊」
そして、サボや軍隊長はこの3つの任務全てを無事遂行しました。
結果的にくまはカマバッカを去ってしまいましたが、海軍や世界政府は革命軍を無視できない状況になりました。
くまに関して、ドラゴンは聖地マリージョアに帰るようにプログラムされていた可能性について触れていました。
しかし、くまはエッグヘッドに向かったことが判明しており、プログラムではなく娘のボニーを守るために行動したようです。
1103話でくまは殺されそうになったボニーを助け、サターン聖に殴りかかっています。
革命軍の目的は兵糧攻め

聖地マリージョアは無敵の要塞と言われています。
これは、聖地マリージョアがレッドラインの上にあるからです。
聖地マリージョアにたどり着くためには、レッドポートからボンドラを利用して上る必要があります。
このように、聖地マリージョアは地の利を活かして簡単に出入りできないようにしているのです。
しかし、革命軍はこの地の利を逆手に取りました。
革命軍は、まず聖地マリージョア内にある食料庫を破壊しました。
さらに、物資の輸送船を襲撃することで、天竜人たちへの供給を止めたのです。
このような兵糧攻めをすることで、天竜人を苦しめています。
8カ国革命も革命軍の目的の追い風となる

聖地マリージョア襲撃の裏では、8カ国革命が行われていました。
8カ国革命とは、世界会議に参加した50カ国のうち、8カ国で革命が起こったことを指します。
革命軍の主導で行われたものではありませんが、この8カ国革命は革命軍の兵糧攻めの追い風となっています。
というのも、消滅したルルシア王国を除いた7カ国が世界政府への天上金の上納と資源の輸出を拒否しているのです。
この動きにより、世界政府は、よりお金と食糧不足に陥るでしょう。
サボが虚の玉座でイム様を目撃

本来の任務ではありませんが、サボは虚の玉座でイム様を目撃することに成功しています。
マリージョアに潜入したサボは衛兵から逃げる途中で、虚の玉座のある部屋に逃げ込むことに。
サボはコブラ王の前に現れて、虚の玉座に座るイム様を目撃します。
サボは殺されそうになったコブラ王を助けようとしますが、イム様と五老星は怪物に変身。
イム様はサボの炎の攻撃を飲み込んでおり、悪魔の実の能力者の可能性が高いです。
サボはコブラ王を連れて逃げようとしますが、重傷を負ってしまいます。
倒れたサボを庇う形で、コブラ王は死亡したようです。
最初にコブラ王を守った時の写真が掲載され、サボはコブラ王殺害犯にされてしまいました。
逃げるのがやっとだったと考えると、イム様と五老星は相当な強さでしょう。
革命軍の現在と今後の動向
最後に、革命軍の現在と今後の動向について解説していきます。
サボ生存確定

第1060話にて、何らかの巨大な攻撃を受け、ルルシア王国が滅びる様子が描かれました。
この際、サボは革命軍本部と通信を取っていたのですが、その通信を傍受していた海軍によると、サボはルルシア王国にいるものだと言われていました。
そのため、サボの死亡説がファンの間で流れていたのです。
しかし、第1083話にてサボが生きていることが明らかになりました。
というのも、サボはルルシア王国にはいなかったのです。
革命軍本部に通信した際「ガッガッ…ガン!!」という物音が入っていました。
これは間接通信を意味した暗号のようなもので、ルルシア王国にいたことは海軍を騙すためだったのです。
ルルシア王国の国民が入隊

さらに、サボはルルシア王国の国民とともに革命軍本部に帰ってきました。
その中には、エースと扉絵連載で関わりがあったモーダの姿もありました。
帰る場所を失ったルルシア王国の国民達は、革命軍に入隊を希望します。
戦力になるかは不明ですが、革命軍の勢力が広がっていると言えるでしょう。
神の騎士団を危険視

いよいよ革命軍の動きが目立ってきましたが、ドラゴンいわく神の騎士団がこの戦いに介入することで本当の戦いが始まるようです。
神の騎士団は謎の多い組織ですが、1086話で総司令官のフィガーランド・ガーリング聖が登場。
さらに、チャルロス聖殺人未遂事件の犯人を逃がした罪で、ミョスガルド聖が神の騎士団に処刑されています。
神の騎士団は天竜人を裁く権利をもった組織であり、構成員も天竜人の可能性が高いです。
また、ゴッドバレー事件ではロックス海賊団とも戦っており、神の騎士団は相当戦闘能力の高い集団と思われます。
現在の神の騎士団のメンバーは、ガーリング聖以外不明です。
神の騎士団のシルエットの中に、シャンクスに酷似した人物が描かれています。
そのため、シャンクス本人かシャンクスそっくりの人物が神の騎士団にいるのではと考察されています。
神の騎士団についての考察は下記の記事で詳しくしていますので、ぜひチェックしてみてください!
イム様の存在を知る

イム様を目撃したサボが帰還したことで、革命軍はイム様の存在を知ることになりました。
天竜人を倒そうとしていた革命軍ですが、イム様の存在を知らなかったようです。
しかし、サボが虚の玉座に座る人物がいると話したことで、革命軍は世界政府のトップはイム様と認識したでしょう。
最優先で倒そうとしていたのは五老星と思われますが、今後革命軍の最大の目標ははイム様になるかもしれません。
また、サボの話を聞いたイワンコフは、天竜人の元になった20人の王の中にネロナ家のイム聖という人物がいたことを指摘。
イワンコフは、イム様とイム聖が同一人物だと考えています。
イム様がイム聖と同一人物なら、男性の可能性が高いです。
イム様についての考察は下記の記事で詳しくしていますので、ぜひチェックしてみてください!
革命軍のまとめ
いかがだったでしょうか。今回は革命軍についてまとめてきました。
謎の多かった革命軍ですが、レヴェリー編で活動が本格化し、軍隊長の活躍なども描かれました。
今後は神の騎士団と戦う可能性も高いですが、イム様の存在を知ったことも今後の展開に影響しそうです。
本格的に動き始めた革命軍の今後の動きに注目していきましょう。