【リゼロ】アルデバラン=スバル説は否定された?正体や素顔・強さ・能力を考察
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

リゼロに登場するアルデバランは仮面を付けた騎士で、スバルとの共通点が多い人物です。
スバルと同一人物の可能性がありましたが、第八章でそれを否定する展開になっています。

アルデバランの強さ・能力・正体に関して考察します。

【リゼロ】アルデバランのプロフィール

仮面で素顔を隠したプリシラの騎士

スバルと再会したアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

名前アルデバラン
年齢推定40歳前後
身長173cm
体重70kg前後
趣味酒・昼寝・賭け事(弱い)
特技日曜大工・似顔絵・手品・折り紙等

アルデバランは、兜で素顔を隠した異様な風体のプリシラの騎士です。
傷のついた顔を兜で隠しているとされていますが、首から下は町人風の服装で草履を履いています。

また左腕が無く、右手で青龍刀を振るって土属性の魔法で戦うスタイルです。
加護無しの無能力者で実力も高くないとされていますが、生き残る能力は飛び抜けています。

軽薄な言動が多いですが、実際は中々思慮深い性格です。
名前の由来は、プレアデス星団(すばる)を後から追いかけるように昇る恒星アルデバランと思われます。

素顔に関しては目つきが悪いこと以外は、詳しい情報は分かっていません

自称異世界召喚者でスバルを兄弟と呼ぶ

スバルが異世界から来たことを見抜くアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

アルデバランは異世界召喚者を名乗っており、スバルのことを兄弟と呼びます。
アルデバランは、十八年前にこの世界に来たと発言

左腕が無くなったのは、異世界に着て間もない頃だったようです。
スバルのことを出会ったばかりの頃から兄弟と呼び、短い間に打ち解けていました

身長・体重・特技までスバルと一致しており、そのことから同一人物説が出ています。
ただし、仕える魔法の系統は異なっており、お酒もスバルよりも弱いです。

スバルに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

【リゼロ】アルデバランの強さ・能力を解説


単純な戦闘能力は中の上

無茶な仕事を任されたアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

強者の風格もあるアルデバランですが、戦闘能力は中の上程度であまり強くはありません。
作者コメントでアルデバランの強さは、中の上程度でミミと同程度とされています。

決して弱くはありませんが、登場する強キャラと比べると弱く見えてしまうでしょう。
ただし、神がかり的な戦い方をすると評価されることもあり、生き残ることに特化しています。

作中の戦闘では格上と戦っても、無傷で生き残ることが多いです。
これには彼の能力が関係してきます。

領域展開は条件付きで死に戻りを繰り返す能力

スバルと話すアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

アルデバランは条件付きで死に戻りを繰り返す能力・領域展開を使用します。
判明している限り、領域展開の条件や能力は以下の通りです。

  • アルデバランの意志で発動する
  • 相手との距離が一定の範囲内で一対一でないと使えない
  • アルデバランが危機を脱するまで死に戻りを繰り返す
  • アルデバランか相手のどちらかにループ中の記憶が残る

死亡した場合は、アルデバランが能力を発動した時点まで時間が戻ります
発動すると解除されない限り、無限に死に戻りを繰り返すため、非常に精神的負担が大きい能力と言えます。

【リゼロ】アルデバランの過去

ヴォラキア帝国で剣奴をしていた

仮面を付けていないアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

アルデバランは、プリシラの騎士になる以前はヴォラキア帝国で十年以上剣奴をしていました
剣奴の中では平凡な実力でしたが、未来が見えるような戦い方で人気はあったようです。

兜をかぶっていないイラストも描かれていますが、素顔は見えないようになっていました。
剣奴の島で起きた革命に巻き込まれた後、武闘大会に参加することになります。


シュルトの推薦でプリシラの騎士になる

シュルトとアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

バーリエル邸の武闘大会に参加したアルデバランは、シュルトの推薦でプリシラの騎士に選ばれます。
アルデバランは、プリシラの騎士を選ぶために開かれたバーリエル邸の武闘大会に参加

準決勝に残った時点でプリシラの目に止まり、別の世界から来たと言ったことが気に入られて騎士に選ばれます。
アルデバランは、眼帯男に絡まれたシュルトを助けていました。

助けられたシュルトが推薦したことで、アルデバランはプリシラに興味を持たれたのです。

ライプを再起不能にしてプリシラに忠誠を誓う

ライプと向かい合うアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

アルデバランはライプ・バーリエルを再起不能にして、プリシラに忠誠心を見せます。
プリシラの夫のライプは、王になった彼女を傀儡にすることで実験を握るつもりでした。

ライプは好条件を提示して、アルデバランに協力を求めます。
彼は目的のためにプリシラを裏切って、ライプに付くことを決めました。

しかし、プリシラを廃人にするつもりと知って、ライプに反旗を翻します
領域展開の中で何度も死んだライプは、廃人になっていました。

プリシラは、「よくぞ妾を選んだ」と言って、アルデバランを出迎えました。

【リゼロ】アルデバランの登場回をネタバレ解説

第三章で初登場しスバルを玉座の間に案内する

おかしな状況で再会したエミリアとスバル
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

初登場時のアルデバランは偶然スバルと出会い、後に彼を王座の間に案内しました。
アルデバランはスバルと出会い、彼が日本から来た転生者だということに気づきます

道が分からないスバルを王座の間に案内し、無茶な行動をするスバルをかばうシーンもありました。
また王にふさわしいのは、プリシラだとも言っています

レムをラムと間違えてなぜか激怒する

アルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

三章のアルデバランは、レムとラムを間違えてレムが生きていると知るとなぜか激怒していました。
スバルはプリシラ陣営に協力を求めますが、プリシラの機嫌を損ねて追い出されます。

スバルを連れ出したアルデバランは、レムに対してラムと声をかけます
レムから自分はレムだと言われ、双子がどちらも生きていると聞いて内心で激怒していました。

その後、スバルの背中を見ながら、「ふざけるなよ。アレが、そうだってのか……反吐が出るぜ」と謎の発言しています。

アニメではアルデバランが、レムをラムと間違えるシーンはカットされています。

第五章で未来を知っているかのような行動を取る

カペラと対峙するアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

第五章のアルデバランは、未来を知っているかのような不可解な行動を取っていました。
五章では王選陣営は、魔女教大罪司教と戦うことになります。

その際アルデバランは、以下のように未来のことを知らないと不自然な行動を取っていました

  • 水門を開いて王選陣営を救う
  • 十人会のうち九人を殺害
  • 色欲の大罪司教カペラの能力を知っている発言

領域展開を使えるとしても、これから起こることを知っているのは不自然です。
そのため、以前全く同じ状況で大罪司教と戦っていたのではないかと言われています。

屍人になったプリシラに泣きながら愛の告白をする

37巻挿絵のプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

第八章で死亡したプリシラが屍人となり、消滅する彼女にアルデバランが泣きながら愛の告白をする展開になりました。

アルデバランたちは、スピンクスを倒してヴォラキア帝国の危機を救います。
しかし、プリシラは戦いの途中で死亡しており、スピンクスの術で屍人となっていたのです。

スピンクスを倒したことで、プリシラはアルデバランの目の前で消滅しそうになっていました。
消滅する寸前のプリシラは、スバルとアルデバランを真の騎士と認めます

プリシラは笑いながら、アルデバランに「お嫁さんになって欲しいと言うのが聞こえる」と宣言。
アルデバランは泣きながら、愛の告白をします。

プリシラは最期まで微笑みながら、アルデバランを讃えて消滅しました。

プリシラに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください

【リゼロ】アルデバランの正体や目的を考察

目的は嫉妬の魔女を殺すこと?

挿絵のアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

アルデバランの目的は、嫉妬の魔女サテラを殺すことと考えられます。
アルデバランは目的以外は全て切り捨てると考えていたことがあり、明確な目的があるのは明らかです。

サテラの幻影を見た時は、相当動揺して何億回試してもダメだったと発言していました。
恐らく領域展開で、サテラと戦った時の発言でしょう。

何億回という回数から相当な執念を持っており、彼の目的はサテラを殺すことである可能性が高いです。

ただ、プリシラがサテラの幻影を切り捨てた時は、激しい怒りも見せていました。
アルデバランがサテラを殺そうとするのは憎しみではなく、彼女を救うためと考えられます。

ループ説ではスバルと同一人物と言われることが多い

ヨルナと再会したプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

アルデバランは未来を知っているような描写多いことからタイムループをしており、スバルと同一人物説が有力視されています。

アルデバランはこれから起こることを知っているような描写が多く、サテラとも関係があります。
彼はタイムループしており、400年間にサテラと会っているのかもしれません。

スバルとの共通点の多さから、アルデバランの正体はループしているスバル本人ではないかとも考えられるのです。

しかし、第八章でループ説を否定するような驚きの展開になりました。

第八章でエキドナに作られた可能性が濃厚に

エキドナ登場
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

スバルと同一人物説が有力視されていたアルデバランですが、第八章でエキドナに作られた可能性が高くなりました。

第八章でアルデバランは、スピンクスに「自分の造物目的を果たせず、そのために生き足掻く殉教者」と言われます

これは彼がエキドナに作られた存在で、作られた目的を果たせていないという意味です。
アルデバランは動揺して口を封じようとしたので、真実の可能性が高い
でしょう。

アルデバランが後追い星という意味なので、彼はスバルに似せて作られた存在なのかもしれません。
異世界に召喚されたのも、嘘の可能性が出てきました。

エキドナに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

【リゼロ】アルデバランについてまとめ

Re:ゼロから始める異世界生活に登場するアルデバランについてまとめました。
スバルと同一人物説が有力でしたが、一気に作られた存在である可能性が高くなっています。

「後追い星をやめた日」というタイトルもあることから、アルデバランは自分の目的を捨ててプリシラに仕えるつもりだったのかもしれません。

そう考えるとプリシラが死んだことが、彼に与える影響は大変なものになるでしょう。
アルデバランの今後の動向に注目しましょう。

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