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赤犬といえば冷酷無比な正義の体現者というイメージがあります。
しかし元七武海のくまとのやり取りの中には、今まで見たことない哀愁が感じられました。
今回は初めて赤犬から人間味が感じられた、くまとのやり取りについて掘り下げていきます。
赤犬はくまの境遇に同情していた?
「ボニーが逃げた時ひやりとした」という言葉
まず赤犬とくまの関係を掘り下げるために、まず赤犬とくまの娘ボニーの関係に注目してみましょう。
この2人といえば原作595話で、黒ひげに囚われたボニーが赤犬に捕まるシーン。
赤犬はボニーに「逃げた時ひやりとした」と語りながら「もう全て終わった」と締め括っています。
この会話から察するにボニーが政府に捕まっていることで有利に進むことがあったこと。
そして「終わった」というセリフから既にボニーが必要無くなったことも読み取れます。
くまが自我を失ったのはボニーのため?
ではボニーが囚われていることで政府に有利に働くことってなんでしょう?
筆者はボニーの父、バーソロミュー・くまに関することだと考えています。
その証拠に1092話にて赤犬が「くまの自我が戻らない」ことをボニーに告げていること。
赤犬の「終わった」発言の直前にくまの自我が完全に消えたことから、ボニーを人質にくまを政府が改造していたのは確定的でしょう。
くまについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
くまが娘のために犠牲になったことに同情していた?
赤犬は大将の立場だったことからくまが改造されていることも、その条件にボニーの身の安全が含まれていたのも知っていたでしょう。
ですが、赤犬といえば自身の正義に背く人間は中でも容赦しない冷酷無比な人間です。
そんな赤犬が国王でありながら海賊だったくまの境遇に、ただ同情したりするでしょうか?
筆者は赤犬がくまに同情したのは、赤犬も人の親だったからでは?と考えています。