赤犬とピンクの薔薇

ひばり
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

赤犬といえば以前からSWORDのひばり中佐が、実の娘ではないか?と囁かれています。

2人とも広島弁のような訛りがあるのが特徴的ですが、それ以外にも作中の様々な場面に伏線が隠されていました。

例えば赤犬が常に胸に付けているピンク色の薔薇。
実は広島県にて交配で作られたピンク色の薔薇に「ひばり」という名前が付けられているのです。

娘に好きな花の名前をつけるとは、赤犬もかなりロマンチストですね。

赤犬にはソードのタトゥーがある

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

実はひばりが赤犬の娘とする伏線は他にもあります。
そのひとつが原作592話の扉絵です。

大将の2人が屋敷の一角で趣味に興じるなんとも微笑ましい1シーンですが、注目して欲しいのは赤犬の右肩です。
そう剣=ソードの刺青が掘られています。

そしてひばり中佐が所属している海軍の機密特殊部隊といえば?そう、SWORDですね。
このように赤犬とひばりの繋がりを感じさせる要素が随所に散りばめられています。

「貴様も人の親だガープ」というセリフ

ただ、赤犬のように冷酷な人間が、娘の存在で心が揺らいだりするのか?という疑問もあるでしょう。

しかし「ワンピース」という作品において血の繋がりというのは、時に人間らしさを表面化させる力を持っています。

象徴的なセリフがセンゴクの「貴様も人の親だガープ」というセリフです。

頂上戦争にてガープが愛しい孫であるルフィを殴れなかったシーン。
海賊に容赦ない普段のガープですら。殺す気で孫を殴ることは出来ませんでした。

どれほど容赦ないキャラクターも、所詮は血の通った人なのだと感じさせられる1シーンです。

赤犬の「人形」発言は自嘲もこもってる?

赤犬も政府の人形

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここまで赤犬はくまに同情していたのでは?という可能性を提示してきました。

しかし、筆者は赤犬が哀愁漂う姿を見せたのは、それだけが理由ではないと感じています。
その要因のひとつが赤犬の「人形がよ」というセリフです。

セリフだけを見れば赤犬らしい嫌味な言葉だと感じられます。
しかしそのセリフを放つ赤犬の背中はどこか力がありません。

それは赤犬も今は海軍元帥という「政府の操り人形」とも言える立場にあるからではないでしょうか?

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