五老星には赤犬も強く出れない

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

2年前頂上戦争の頃の赤犬は、自分の正義を思うがままに貫く自由な存在でした。

ですが元帥の立場となってからは、中間管理職として自由な部下やわがままな政府に板挟みとなり、苦労する姿が何度も見られました

五老星から「生意気な口をきくな」と吐き捨てられ、自身の面子すら貫けない姿からは、大将の頃の傍若無人っぷりは見られません。

よく思っていない天竜人も守らなければいけない

また大将や海軍元帥は天竜人の直属の海兵となります。

その為天竜人をよく思っていないガープは大将への昇進を拒み続けていました。

そして1092話で赤犬が天竜人の声を完全に無視してる姿から、赤犬も天竜人をよく思っていないであろうことが分かります。
しかし海軍元帥という立場上、赤犬は天竜人に逆らう事などできません。

このように元帥になってからの赤犬は自由とは程遠い「政府の犬」と化していることが分かります。

それ故に文字通り政府の犬として改造されたくまに自身の立場を重ねて、自嘲気味に「人形」と言い放ったのではないでしょうか?

赤犬とくまのやり取りについて考察

以前まで赤犬や黄猿は、冷酷で感情のない人間だとばかり考えていました。

ですが、最終章に入り彼らが見知った顔と戦う中で葛藤や迷いを抱える姿を見て、初めて人間味を感じられています。

エースを殺したことを考えれば憎き相手ですが、赤犬達も自分の立場に振り回されなんとかやっているのですね。
特に中間管理職にいる人は赤犬達に親近感が沸くのではないでしょうか?

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