トシトシの実は年齢操作能力ではない?

歪んだ未来ディストーションフューチャー」はただの年齢操作技ではない

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

年齢を自在に変化させられるトシトシの実の能力。

しかし私はトシトシの能力は、ただの時間操作能力ではないと考えています。

その根拠となるのが、「歪んだ未来ディストーションフューチャー」という技です。

まるでくまのように、上半身は大きく下半身は小さい、歪な体へと成長させる技となっています。

ここで注目して欲しいのは、ただの時間操作能力なら、この形態はありえないということ。

なぜならボニーとくまは血が繋がっていない親子なので、ただ年を重ねてもくまのような体型にはなりません。

あらゆる未来の可能性を体現する能力?

時間を操作するだけではありえない、「歪んだ未来ディストーションフューチャー」でのボニーの体型。
ならこの技は一体なんなのか?

私は、ありえないはずの未来を実現した技だと考えています。

つまり「歪んだ未来ディストーションフューチャー」は、ボニーの「くまと本当に血が繋がっていたら」という、自身が願う未来を体現した技なのです。

このことから、トシトシの能力の本質は、自分の願った未来を体現することにあると考えられます。

トシトシの実は「悪魔の実」の本質を突く能力?

悪魔の実は「人の進化」の可能性

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

トシトシの実は、「自分の望んだ未来」を体現する能力。

私はこの考察をしたとき、「悪魔の実」の本質を突くような能力だと感じました。

かつてベガパンクは、悪魔の実についてこう語っています。

悪魔の実とは誰かが望んだ進化の可能性であり、能力は多岐に渡る人類の未来だと。

つまり、人類1人1人が抱いている未来を体現する力こそ、悪魔の実なのです。

だからこそ、悪魔の実は「自分の力を必要とするもの」の元に、運命のように出現するのでしょう。

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