【チェンソーマン】銃の悪魔の正体とは?目的や能力を解説&考察!
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

銃の悪魔はチェンソーマン第1部に登場した非常に強力な悪魔です。
初登場時は最強の悪魔という扱いで、さまざまな事件の黒幕のようでしたが意外な正体が判明しました。

銃の悪魔の正体・目的・能力についてネタバレ考察します。

銃の悪魔とは?

第1部の人間社会で最も恐れられる悪魔

マキマを殺すために現れた銃の悪魔
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔はチェンソーマンに登場する悪魔で、第1部の人間社会で最も恐れられています。
一般的な悪魔と全く強さが異なり、天災レベルの被害を出している悪魔です。

能力も凄まじいですが、通り過ぎただけで高層ビル群が崩壊するほどに破壊力を持っています。
公安のデビルハンターの中にも家族を殺された人間は多く、銃の悪魔は恐怖と憎悪の対象です。

早川アキも家族の敵として、銃の悪魔を追うことに執念を見せています
ただし、銃の悪魔はあまりに強すぎるため、銃の悪魔を本気で倒そうするデビルハンターは少数です。

銃の恐怖が増したことで圧倒的な力を得た

銃の恐怖が増した原因
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔は、世界中で銃への恐怖心が増したことで力を増した悪魔です。
第1部の13年前、悪魔対策と称して全世界で銃で稼ごうとする動きがありました。

しかし、銃犯罪や銃に関する報道が増え、銃への恐怖心は増大していきます。
銃を使用したアメリカのテロ事件が起きた日に、銃の悪魔は出現しました。

元々強かったわけではなく、銃の悪魔は銃への恐怖心が膨れ上がったことで非常に強い悪魔になったのです。


目的は不明だが契約者に銃を密売している

銃の悪魔は銃を密売している
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェンソーマン第1部の時点で銃の悪魔は、契約者に銃を密売しているとされています。
世界中で大きな被害を出した銃の悪魔は、最初に現れてから13年間姿を見せていません

しかし、裏社会で犯罪者相手に銃を密売しており、表に姿を出さずに銃の恐怖をばら撒いています
公安特異課襲撃事件は、沢渡アカネがヤクザに銃の悪魔が作った銃を渡して起こした事件でした。

契約の対価は現金でしたが、なぜ悪魔が現金を要求するのは不明です。

ネタバレ!銃の悪魔の正体とは?

銃の悪魔はすでに倒され拘束されていた

銃の悪魔はすでに倒されていた
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェンソーマンの作中で黒幕のように描かれていた銃の悪魔でしたが、9巻ですでに倒されていたことが判明します。

銃の悪魔は最初に現れて大きな被害を出した直後に何者かに倒されて、意識を失っていたところを発見されたと73話で判明しました。

そのまま拘束されており、現在は自由に動くことはできないようです。
銃の悪魔を倒したのは、誰なのかは最新149話の時点でも判明していません。

各国が肉片を所持している

銃の悪魔の肉片を持つ国の内訳
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

倒れていた銃の悪魔を最初に発見したのはソ連で、銃の悪魔の肉片を各国が所持している状態です。
肉片を所持している割合は、マキマによると以下のようになっています

  • ソ連:28%
  • アメリカ:20%
  • 中国:11%
  • その他の国:4%

各国が国が所持しているのは銃の悪魔の63%で、残りの37%は世界中の悪魔が持っているとされています。

所有する銃の悪魔の肉片の量は国の力関係にも影響するため、水面下で肉片を奪い合う争いも起きているようです。


銃を密売していたのは本当は各国

銃は銃の悪魔が作ったものではなかった
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔と契約して犯罪者が手に入れた銃は、実際は各国が作った銃を密売したものでした。
チェンソーマンの作中では国際法で、銃の製造はかなり制限されています。

しかし、ルールを守っているのは表向きだけで、各国は裏では銃を製造していました。
どの国も銃の悪魔が作った銃だと嘘をついて、犯罪者に銃を密売していたのです。

銃の悪魔の協力者が契約の対価として現金を要求していたのも、本当は人間の作った銃だという伏線だったと思われます。

銃の悪魔の登場回を解説

2巻13話:初登場!13年前に120万人以上殺したことが語られる

銃の悪魔に破壊された都市
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔の話が初めて描かれたのは、チェンソーマン2巻の13話です。
13年前の回想で銃の悪魔は世界中で120万人弱の人間を殺害し、日本でも5万8千人近い被害者を出しました。

銃の悪魔が姿は現した時間は5分程度で、日本に上陸した時間26秒だったとされています。
この時の銃の悪魔の攻撃で、早川アキは家族を殺害されたことも描かれました。

銃の悪魔の被害による被害があまりに大きかったことで悪魔全体が恐れられるようになり、他の悪魔まで強くなったことも語られました。

9巻76話:アメリカ大統領と契約してマキマを攻撃するが敗北

マキマを倒そうとするアメリカ大統領
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

9巻76話ではアメリカ大統領が、銃の悪魔と契約して支配の悪魔であるマキマを倒そうとしました。
銃の悪魔は13年ぶりに姿を現し、規格外の破壊力で日本に大きな被害を与えます。

マキマの頭部にも銃弾が命中しますが、日本国民が死を肩代わりしているマキマはすぐに復活
マキマは、支配した悪魔や支配した人間の契約悪魔の能力を使用します。

複数の悪魔の能力を使用したマキマの攻撃により、銃の悪魔は返り討ちにされてしまいました。
チェンソーマン作者の発言によると、マキマとの戦いは「自由と銃」をかけて描いているらしいです。

つまり76話の戦闘は、自由(銃の悪魔)が支配(支配の悪魔)に屈服したことを描いていることになります。

マキマに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

9巻79話:銃の魔人となった早川アキがデンジに倒される

チェンソーマンと戦う銃の魔人
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

79話では銃の魔人となったアキが、チェンソーマン(デンジ)に倒されています。
77話で銃魔人となったアキが、自宅にいるデンジを襲撃しました。

銃の魔人は圧倒的な強さを発揮し、チェンソーマンを狙いながら周囲に甚大な被害を与えます。
79話でチェンソーマンは、泣きながら銃の魔人になったアキを殺害しました。

銃の魔人となったアキが操られていたことから、銃の悪魔もマキマに支配された可能性が高いです。

早川アキの死亡シーンに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

銃の悪魔の強さ・能力などをご紹介

圧倒的なスピードとパワー

移動するだけでとんでもない被害を出す銃の悪魔
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔は、圧倒的なパワーとスピードを持つ悪魔です。
作中では移動するだけで進路にある建物を全て破壊していく、すさまじい破壊力が描かれました。

最初に出現した時は、5分ほどでカナダ・アメリカ・メキシコ・日本・中国・インドなどの国を横断しており、スピードも規格外であることがわかります。

広範囲に正確な狙撃を行う能力

狙った人間全ての頭部を打ち抜くマキマ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔は破壊力が凄まじいだけでなく、広範囲に正確な狙撃を行う能力を持っています。
作中で披露した能力は以下の通りです。

  • 周囲およそ1500m内の全ての子供(0歳~12歳)の頭部を狙撃する能力
  • 周囲およそ1000m内の全ての男性の頭部を狙撃する能力
  • 周囲およそ1キロの誕生月が1月・2月・3月・5月・6月・8月・9月・11月・12月の生物の心臓を狙撃する能力

銃弾の破壊力自体も凄まじいですが、全ての銃弾が狙った場所に命中するという驚くほど正確な狙撃を行っています。

アメリカ大統領との契約内容

国民の寿命1年分で銃の悪魔と契約するアメリカ大統領
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

アメリカ大統領はマキマを殺すために、アメリカ国民の寿命一年分で銃の悪魔と契約しました。
1997年当時のアメリカの人口は、約2億7千万人です。

チェンソーマンの作中の人口が現実と同じなら、銃の悪魔は人間の寿命2億7千万年分でマキマを殺そうとしたことになります。

しかし、これだけの対価を捧げても、銃の悪魔はマキマに勝てませんでした。
ただ、アメリカは銃の悪魔の一部を所有していただけで、マキマと戦った銃の悪魔は下半身などがない不完全な状態です。

銃の悪魔について考察

銃の悪魔を倒したのはチェンソーマン(ポチタ)ではなくマキマ?

死亡後もマキマに支配された沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔を倒した存在として候補に挙げられるのが、チェンソーマン(ポチタ)とマキマです。
どちらも現世にいて、銃の悪魔を倒せそうな強力な悪魔なのは間違いありません。

ポチタはデンジの前に姿を現した時に銃創のような傷があったため、銃の悪魔を倒した直後と考えられます。
ただ、ポチタなら銃の悪魔を食べて、銃を消滅させてしまうのはないかという意見も

マキマが倒していた場合は、銃の悪魔の肉片を自分の計画のために利用するでしょう。
序盤に銃の悪魔の肉片を持った敵が多かったのも、デンジを成長させるためのマキマの計画に思えます。

真相は不明ですが、ポチタよりもマキマが倒したと考える方が可能性は高そうです。

その後の第2部では銃の恐怖が増すフラグも

第2部では銃が簡単に使われている
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェンソーマン第2部では、銃の恐怖が薄れている描写と同時に銃の恐怖が増すフラグが立っています。
第2部では公安の職員が銃を使用しており、銃の規制が緩くなって銃の数が増えた可能性が高いです。

銃の悪魔への恐怖心も弱くなったことになりますが、第2部では戦争が起きる展開になると考えられます。
銃の数が増えて戦争が起これば、第1部以上に銃が恐れられる展開もあるかもしれません。

第2部でより強くなった銃の悪魔の完全体が、登場する可能性もありそうです。

銃の悪魔に殺されない月がある理由は言葉遊び?

銃の悪魔は4月・7月・10月生まれの生物を攻撃できない
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

銃の悪魔が心臓を撃つ能力を使用した時、4月・7月・10月に生まれた生物は標的になっていませんでした。
この能力に関して、作中では何の説明もありません。

ただ、以下のような言葉遊びが理由という考察や4月・7月・10月がアメリカの特別な日だからという考察があります。

  • 死な(47)ない
  • 銃(10)が効かない
  • 4月は復活祭
  • 7月はアメリカの独立記念日
  • 10月はアメリカ発見の日

ただ、4月・7月・10月生まれなら銃の悪魔に殺されないわけではなく、頭を狙われた時は誕生月に関係なく殺されています

銃の悪魔についてまとめ

銃の悪魔についてネタバレ解説しました。
序盤はラスボスのように扱われた銃の悪魔ですが、実際はすでに倒されているという驚きの展開になりました。

マキマの引き立て役になってしまいましたが、各国が所有する肉片が核兵器のような扱いなのが、銃の悪魔の強大さを証明しています。

第2部では世界を恐怖に陥れる悪魔が複数登場する可能性が高く、銃の悪魔の恐怖が再び人類を襲う展開もありそうです。

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