【ワンピースネタバレ考察】なぜトシトシの実はボニーを選んだのか?能力についても考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ジュエリー・ボニーが有する悪魔の実の能力「トシトシの実」。
ボニーが能力を手に入れた経緯が判明し、新たな事実が浮かび上がってきました。

今回はボニーがトシトシの実を手に入れた理由や、真の能力について考察していきます。

なぜトシトシの実はボニーの元に現れたのか?

偶然手に入れたとは考えにくい

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

「ワンピース」1099話にて、ボニーがトシトシの実を手に入れた経緯が判明しました。

一言で言えば、偶然食べてしまった。しかし、私にはこれが非常に不自然に見えます。

なぜなら、ボニーは病気を患っていて教会から出られないため、外で偶然手に入れることなどまずないからです。

ならば教会に持ち込まれる食材の中に混入していたのか?

ですが教会に持ち込まれる食材など、市場などで仕入れるものや、収穫したものに限られるはず。

希少で高価な悪魔の実が、偶々紛れ込んだとは考えられません。

たまたまボニーの近くに復活した?

悪魔の実の伝達
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

なぜ教会に引きこもっていたボニーの元に、トシトシの実があったのか?

考えられる理由は一つ、教会の中に再出現したからです。

悪魔の実は能力者が死ぬと、世界のどこかに再出現します。

またサラサラの実の例を見る限り、悪魔の実は能力者の死後、1番近くにある果実に宿り復活するようです。

ボニーの場合、近くで能力者が死んだような描写はないので、前任者が死んだ後、ランダムにボニーの元へ復活したのでしょう。


トシトシの実がボニーを選んだ

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

トシトシの実は、なぜボニーの元に復活したのか?

本当に偶々、変哲もない教会の果実に宿ったのでしょうか?

私は、トシトシの実が「ボニーを選んだ」から、教会の中に出現したと考えています。

10歳になるまで病気は治らないと、くまに告げられたボニー。

恐らくボニーは「早く10歳になりたい」と願ったのでしょう。

そんなボニーの願いに応えるように、トシトシの実はボニーを選んだと考えられませんか?

トシトシの実は年齢操作能力ではない?

歪んだ未来ディストーションフューチャー」はただの年齢操作技ではない

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

年齢を自在に変化させられるトシトシの実の能力。

しかし私はトシトシの能力は、ただの時間操作能力ではないと考えています。

その根拠となるのが、「歪んだ未来ディストーションフューチャー」という技です。

まるでくまのように、上半身は大きく下半身は小さい、歪な体へと成長させる技となっています。

ここで注目して欲しいのは、ただの時間操作能力なら、この形態はありえないということ。

なぜならボニーとくまは血が繋がっていない親子なので、ただ年を重ねてもくまのような体型にはなりません。

あらゆる未来の可能性を体現する能力?

時間を操作するだけではありえない、「歪んだ未来ディストーションフューチャー」でのボニーの体型。
ならこの技は一体なんなのか?

私は、ありえないはずの未来を実現した技だと考えています。

つまり「歪んだ未来ディストーションフューチャー」は、ボニーの「くまと本当に血が繋がっていたら」という、自身が願う未来を体現した技なのです。

このことから、トシトシの能力の本質は、自分の願った未来を体現することにあると考えられます。

トシトシの実は「悪魔の実」の本質を突く能力?


悪魔の実は「人の進化」の可能性

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

トシトシの実は、「自分の望んだ未来」を体現する能力。

私はこの考察をしたとき、「悪魔の実」の本質を突くような能力だと感じました。

かつてベガパンクは、悪魔の実についてこう語っています。

悪魔の実とは誰かが望んだ進化の可能性であり、能力は多岐に渡る人類の未来だと。

つまり、人類1人1人が抱いている未来を体現する力こそ、悪魔の実なのです。

だからこそ、悪魔の実は「自分の力を必要とするもの」の元に、運命のように出現するのでしょう。

自分が望んだ姿を体現するのが悪魔の実

ルフィ「ギア5」
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

作中でも、登場人物のやりたい事と、悪魔の実の能力はリンクしています。

例えばルフィの「やりたいこと」全部できる力を持った能力こそ、ヒトヒトの実・モデルニカでした。

ハンコックのように男の虐げられた人間が手にしたのも、男を屈服させるメロメロの実の能力です。

他にも「人の欲望」から生まれたと考えられる能力は、多数存在しています。

特にドアドアの実やチョキチョキの実など、人工物に関連する能力は人の願いなしには生まれないでしょう。

トシトシはボニーの願いを体現する能力だった

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

自分が望んだ姿や、人間の多岐に渡る進化の可能性を体現するのが悪魔の実の能力。

そう考えると、トシトシの実は正しく「悪魔の実」の本質を体現した実だと感じませんか?

「10歳になって病気を治したい」という願望が、ボニーを大人にした。

そして「くまと本当に血が繋がった親子だったら」という、別の未来の可能性も実現しています。

このように、トシトシこそ悪魔の実の本質「能力者の願望と未来」を、最も濃く宿した実なのです。

トシトシの実の能力考察まとめ

ここまでトシトシの実について考察してきました。

ただ年齢を操作するだけと思われた能力ですが、未来の可能性を体現する力も含め、まだ多くの謎が隠されているように感じます。

トシトシの実という名前も107巻のSBSでようやく公開されたほどで、まだ謎多き悪魔の実です。

ボニーの活躍も含めて、要注目の能力だと私は感じます。

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