【ワンピースネタバレ考察】バッカニア族の特性は魂にある?Dの意志と共に考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

バッカニア族には体の強さ以外にも、ある特性が備わっています。
その特性はベガパンクですら、科学的に説明ができない事態を引き起こしました。

今回はそんなバッカニア族の特性について考察していきます。

バッカニア族の特性は魂にある?

くまが植物状態でも動けた理由

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

くまには「完全停止スイッチ」が仕掛けられています。

押されると植物状態になる代物で、2度とくまが動き出すことはないはずでした。

しかし、サターン聖にスイッチを押されたはずのくまは、自らの意志でボニーの元に駆けつけます。

それどころか自身の主である天竜人のトップ、サターン聖を殴り飛ばす姿すら見せました。

この科学の力を跳ね除けたくまの行動は、バッカニア族の特性にあるとベガパンクは語ります。

ベガパンク曰く科学的にはあり得ない

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ベガパンクからすれば、くまが天竜人に歯向かうことは愚か、動くことすらあり得ないことだと語ります。

完全停止スイッチを押されると、意志はなく命令すら届かない植物状態となる。

そのため、科学的に動き出す理屈も、ボニーの元まで辿り着けるはずがありませんでした。

ベガパンクも「愛ゆえ」と、科学的に説明することを放棄しています。


魂の特性がバッカニア族の迫害される理由?

筆者はバッカニア族の持つ魂の特性こそ、世界政府に迫害される理由だと考えています。

なぜなら意志を縛り付けることができないバッカニア族は、世界政府にとって最も忌むべき存在だからです。

世界政府はDの意志を淘汰するなど、自分達に都合の悪い思想を排除してきました。

それでもニカのように、世界政府の意志に縛られず、思い通りにならない存在が現れます。

そしてバッカニア族はニカのように、科学で人格を封じても縛ることができない魂を持っている。

だからこそ、世界政府が躍起になって滅ぼそうとしたのではないでしょうか?

そう考えると、サターン聖が執拗にくまの人格を消そうとしたのにも納得がいきます。

Dの意志がバッカニア族を動かしている?

バッカニア族とDの一族の共通点

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

なぜバッカニア族は縛られない魂を持つのか?

それは彼らの魂には、Dの意志が宿っているからではないでしょうか?

そう考えられる理由として、縛られない魂を持つバッカニア族と、Dの一族は非常に似ていることが挙げられます。

例えばDの一族もバッカニア族も巨大な王国の住民であること。

そして支配から解放され、自由を求めようとする点です。

Dの一族と同じく世界政府に反抗した?

バッカニア族はニカを知っている
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

バッカニア族は作中では大罪を犯した一族として、世界政府に目の敵にされていました。

理由はバッカニア族がDの一族のように、かつて世界政府へ戦いを挑んだ一族だからでしょう。

そして、「ワンピース」で絶滅しかけている種族は、世界政府に逆らった存在だから、淘汰されてきたとも筆者は考えています。

絶滅しかけている種族には共通して、ジョイボーイ=ニカの伝説が受け継がれていることが、その証拠です。


ルフィと同じく五老星の能力が効かない

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

Dの意志がバッカニア族に宿っていると考えられる理由はもうひとつあります。

それはサターン聖の金縛り攻撃が、ルフィと同じく通用しないからです。

サターン聖には触れなくても相手の動きを止める力を持っています。

しかし、ルフィには効かず「海楼石をかけろ」と、わざわざ部下に指示していました。

そしてサターン聖に殴りかかってきたくまのパンチも、金縛りで止めらることができずモロにくらっています。

これはくまとルフィが同じく、五老星の力を無効化できる力を宿している証拠です。

この五老星の能力に縛られない力こそ、Dの意志だと考えられます。

「ワンピース」では意志が宿ることがある

無生物に宿る悪魔の実の意志

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

くまは植物状態となっているため、本来意志というものは存在しません。

しかし「ワンピース」では無生物にすら意志が宿り、生き物かのように行動する例が確認されています。

代表的な例でいえば、動物系悪魔の実を無生物が食べたパターンです。

当たり前ですが、銃や剣が自分の意志で動くことはありません。

しかし、動物系の悪魔の実を食べた時のみ、実の意志が物に宿ることで、自ら動くことができます。

悪魔の実の意志について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

メリー号に宿った「クラバウターマン」

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

大切にされた物には魂が宿るというのは、現実世界でも実しやかに囁かれます。

「ワンピース」の世界でも、大切にされた船舶に宿る妖精が登場しました。

それが「クラバウターマン」です。
作中ではクラバウターマンの宿ったメリー号が、まるで意志があるような行動を見せました。

船員が乗ってなくても動き出し、炎に包まれながらルフィ達に語りかける、その様子はとても科学では説明できない現象です。

くまを動かすのはDの意志

無生物に意志が宿り、まるで生きているかのように動かす現象は、「ワンピース」では何度も確認されています。

植物状態となったくまがボニーの元に駆けつけられたのも、別の意志が宿ったことが理由でしょう。

そしてくまを動かす意志こそ、バッカニア族に脈々と受け継がれてきたDの意志ではないでしょうか?

支配からの解放と自由を求め、世界最高権力に一撃を加える姿には、ルフィと同じ「神の天敵」となる意志が感じられます。

バッカニア族に関する考察まとめ

以上がバッカニア族の考察となります。

くまが人格を失っても自由のため戦おうとする様は、カイドウ戦で意識を失ってもカイドウを睨み続けていたルフィを思い出させます。

例え種族が違っても、血の繋がりがなくても、Dの意志が様々な者の中に受け継がれていることがわかりますね。

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