無生物に宿る悪魔の実の意志

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

くまは植物状態となっているため、本来意志というものは存在しません。

しかし「ワンピース」では無生物にすら意志が宿り、生き物かのように行動する例が確認されています。

代表的な例でいえば、動物系悪魔の実を無生物が食べたパターンです。

当たり前ですが、銃や剣が自分の意志で動くことはありません。

しかし、動物系の悪魔の実を食べた時のみ、実の意志が物に宿ることで、自ら動くことができます。

悪魔の実の意志について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

メリー号に宿った「クラバウターマン」

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

大切にされた物には魂が宿るというのは、現実世界でも実しやかに囁かれます。

「ワンピース」の世界でも、大切にされた船舶に宿る妖精が登場しました。

それが「クラバウターマン」です。
作中ではクラバウターマンの宿ったメリー号が、まるで意志があるような行動を見せました。

船員が乗ってなくても動き出し、炎に包まれながらルフィ達に語りかける、その様子はとても科学では説明できない現象です。

くまを動かすのはDの意志

無生物に意志が宿り、まるで生きているかのように動かす現象は、「ワンピース」では何度も確認されています。

植物状態となったくまがボニーの元に駆けつけられたのも、別の意志が宿ったことが理由でしょう。

そしてくまを動かす意志こそ、バッカニア族に脈々と受け継がれてきたDの意志ではないでしょうか?

支配からの解放と自由を求め、世界最高権力に一撃を加える姿には、ルフィと同じ「神の天敵」となる意志が感じられます。

バッカニア族に関する考察まとめ

以上がバッカニア族の考察となります。

くまが人格を失っても自由のため戦おうとする様は、カイドウ戦で意識を失ってもカイドウを睨み続けていたルフィを思い出させます。

例え種族が違っても、血の繋がりがなくても、Dの意志が様々な者の中に受け継がれていることがわかりますね。

おすすめの記事