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魚人族が太陽を「タイヨウ」と呼ぶ理由
魚人島には太陽を「解放」と「自由」のシンボルとして扱う文化が残っています。
これは地上の他の種族と共通していますね。
ただ唯一違うのは、魚人族が「太陽」を「タイヨウ」と表記する点です。
これはSBSにて「魚人族に太陽は縁遠いもの」であるため、理解が浅いことを表現として使っていると明かされていました。
つまり魚人族にとって、太陽=自由・解放は縁遠いものというメタファーでもあると考えられます。
魚人族は常に差別されてきた
太陽=自由・解放とは縁遠い種族であることは、フーズ・フーからも語られています。
なぜ魚人は奴隷として虐げられてきた種族の中でも、自由から縁遠い種族として扱われてきたのでしょう?
理由の一つとして、その見た目から魚人族とすぐわかってしまう点が挙げられます。
例えばくまのバッカニア族は見た目で判別するのが難しく、血液検査を行わなければ正体はバレません。
ルナーリア族もマスクさえ被っていれば、種族を隠すことができていました。
その点魚人族は「魚人だと判別しやすすぎる」ため、他種族よりも虐げられてきたのでしょう。
ニカとして魚人族に自由を与えられなかった
常に奴隷として虐げられてきた魚人族には、ジョイボーイからの謝罪文が残されています。
内容は約束を破ったことに対する謝罪だと語られていました。
作中では約束の内容は明かされていませんが、筆者は「自由を与えられなかった」ことに対する謝罪と考えています。
何百年経っても未だに太陽は縁遠く、とても自由があるようには見えません。
魚人族の「タイヨウ」信仰は、ニカの力が及ばなかった象徴でもあるのでしょう。