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「呪術廻戦」に登場する加茂憲紀。
史上最悪の呪術師・加茂憲倫と同じ名前ということもあり、彼が気になるという方は多いと思います。
そこで今回は加茂憲紀のプロフィールや過去を紹介し、加茂憲倫との関係まで紐解いていきたいと思います。
【呪術廻戦】加茂憲紀とは?過去や声優を紹介

名前 | 加茂憲紀(かものりとし) |
誕生日 | 6月5日 |
年齢 | 18歳 |
身長 | 不明(177㎝位?) |
体重 | 不明 |
等級 | 準1級呪術師 |
出身地 | 京都 |
高専入学方法 | 家系 |
術式 | 赤血操術 |
趣味・特技 | 勉強(TOEIC900点代に挑戦中) |
好きな食べ物 | コーヒー |
嫌いな食べ物 | エスニック |
ストレス | 東堂 |
声優 | 日野聡 |
呪術廻戦に登場する加茂憲紀は、御三家のひとつ・加茂家の出身で、呪術高専京都校に所属する準1級呪術師です。
史上最悪の呪術師と呼ばれる加茂憲倫と同名ですが、漢字が違います。
それでは加茂憲紀のプロフィールを紹介していきましょう。
加茂憲紀のプロフィールや声優は?

加茂憲紀は呪術高専京都校に在籍する準1級呪術師で、声優は日野聡さんが担当しています。
御三家のひとつ・加茂家の出身のため、高専への入学方法は家系。
『呪術廻戦公式ファンブック』によると身長は175㎝以上、180㎝以下となっています。
特級呪術師である乙骨憂太も175㎝以上、180㎝以下ですが、加茂憲紀は乙骨憂太より1、2㎝低いように見えます。
そんな加茂憲紀は、血気盛んな京都校の中で最も冷静沈着で責任感が強い男。
加茂家の次期当主ということもあり、京都姉妹校交流戦では我が道を行く東堂葵や私怨で動こうとする禪院真依をまとめ上げ、そのリーダーシップを遺憾なく発揮しました。
戦闘時も周囲に目を配り、臨機応変に対応する柔軟さがある一方で、少し天然な面も。
京都校姉妹交流会後の野球戦では3番サードで出場したものの、初回は1回もバットを振らずに三振でアウトになりました。
その後、東堂葵が顔面にデッドボールをもらった時は、敵チームの真希に「ナイッピー」と声をかけるシーンも。
真面目そうに見えてお茶目というギャップが良いですね!
加茂憲紀は加茂家の嫡男

加茂憲紀は加茂家の嫡男として迎えられました。
嫡男とは、一般的に正室の産んだ男児のうち最も年長の子を意味しますが、加茂憲紀は側室の子供です。
正室が加茂家相伝の術式を持った男児を生めなかったため、赤血操術を持って生まれた加茂憲紀が嫡男と偽られて本家に入ることなったのです。
本来、御三家の人間は高専に入学する必要はないのですが、加茂憲紀は自分の実力を広く知ってもらうために高専に入学。
いつか立派な呪術師になって母親を迎えに行くことを胸にストイックに勉学に励み、今では同学年でもトップクラスの実力者になりました。
ちなみに、同じく御三家の将来を担う伏黒恵に勝手にシンパシーを感じていますが、伏黒恵は「一緒にしないでほしい」と拒絶しています。
加茂憲紀の初登場回は4巻32話

加茂憲紀が初めて登場したのは、『呪術廻戦』単行本4巻32話です。
東京校と京都校の双方が顔合わせをする中、五条悟が大きな箱を運んできました。
箱からでてきたのは、死んだと聞かされていた虎杖悠仁です。
東京校のメンバーにとって虎杖悠仁の生存は喜ばしいことでしたが、京都校のメンバーにとって虎杖悠仁は宿儺の指を飲み込んだ『呪い』でしかありません。
それぞれの陣営に戻りミーティングが行われる中、京都校の学長・楽巌寺嘉伸は京都校のメンバーに虎杖悠仁を殺すように指示しました。
高専に在籍する者として、そして加茂家の嫡男として、京都校全員(単独行動の東堂葵を除く)で虎杖悠仁を襲撃すると決意した加茂憲紀。
楽巌寺嘉伸と結託し、準1級呪霊を放って虎杖悠仁の命を狙いますが、結局、京都校の目的は果たされることなく交流会は幕を閉じました。
【呪術廻戦】加茂憲紀の術式や強さを解説
加茂憲紀は準一級呪術師

加茂憲紀の等級は準一級です。
準一級呪術師になるには、2名以上の一級呪術師から推薦を受けた者が、推薦者以外の一級呪術師(もしくは一級相当の呪術師)と共にいくつかの任務をこなし、適正があると判断される必要があります。
加茂憲紀はそのストイックさから勉学に励んでいますが、実は運動神経は西宮桃と同レベル。
京都姉妹校交流戦後の野球戦で三振アウトになったのは、虎杖悠仁との話に夢中になっていたのではなく、単にバットを振れなかっただけかもしれませんね。
現時点で加茂憲紀と同じ準一級呪術師は以下の3人。
- 狗巻棘
- 庵歌姫
- 与幸吉(究極メカ丸)
また、一級呪術師に推薦された、
- 禪院真希
- パンダ
- 虎杖悠仁
- 伏黒恵
- 虎杖悠仁
上記の5名も適性があると判断されれば準一級呪術師になっていたかもしれません。
加茂憲紀の術式は赤血操術

加茂憲紀の術式は、加茂家相伝の赤血操術です。
使用する武器に血液を付着させれば、物理法則を無視した攻撃も可能。
呪力で強化した血液を操って戦う術式のため、血液さえあれば何でもできてしまう汎用性の高い術式です。
血筋にこだわる御三家らしい術式ですが、血液不足や水に濡れると効力が発揮できないという弱点も…
加茂憲紀は常に輸血パックを持ち歩き血液不足に対処していますが、現時点で水濡れへの対抗策はありません。
2022年8月時点で領域展開は会得していませんが、同じ御三家の伏黒恵と五条悟が使用できるため、いずれ加茂憲紀も会得すると考えられます。
加茂憲紀が使用する赤血操術の技は以下の通り。
赤鱗躍動(せきりんやくどう)

赤鱗躍動は、自身の脈拍や体温、血中成分を自在に操ることで身体能力を飛躍的に向上させる技。
簡単に言えばドーピングで、使用時は右目周辺に星形の痣が浮かび上がる。
赤縛(せきばく)
赤縛 #jujutsukaisen #呪術廻戦 pic.twitter.com/nB82VcPDXl
— ななりん@4号店 (@NanalynUA) February 12, 2021
血液を縄のように使い対象を捕縛する技。
京都姉妹校交流戦では伏黒恵の式神・鵺を捕縛してみせた。
苅祓(かりばらい)
久々に武器制作依頼というか相談受けたんだけど
— 怪狗 カイヌ@スーツ武器 (@Boss_KaInu) November 25, 2021
苅祓のアレどうつくんだよ pic.twitter.com/YmgQ5wWfpu
血液をトゲのついた手裏剣状に変形させ、対象に投げて攻撃する技。
百斂 穿血(びゃくれん せんけつ)
https://twitter.com/KyokoIgarashi/status/1244549650801020928
百斂は血液を圧縮し、ひとつの塊とする技。
そして、百斂で作った血の塊を音速を超えるスピードで放つのが穿血。
百斂での加圧が大きければ大きいほど、穿血の速さと貫通力は増す。
赤血操術は受胎九相図と関係が深い?

赤血操術は、受胎九相図の術式と関係が深い可能性があります。
244話で加茂憲紀が、虎杖悠仁に何らかの指導をしていたことが判明しました。
脹相は教えるのが下手という発言があり、脹相と加茂憲紀が2人とも使える赤血操術に関することを虎杖悠仁に教えていた可能性があります。
加茂憲倫(羂索)の子供の脹相が赤血操術を使えることを考えると、加茂憲倫の術式も赤血操術だったのかもしれません。
加茂憲倫の作った受胎九相図は、赤血操術を使えるか、似た術式を持っているとも考えられます。
受胎九相図を取り込んだ虎杖悠仁が受胎九相図の術式を使えるようになったため、加茂憲紀の指導を受けたのかもしれません。
また、脹相は加茂憲倫の息子のため、加茂憲紀とは血縁関係があることになります。
【呪術廻戦】加茂憲紀と加茂憲倫の関係を考察
加茂憲紀と同じ名前の加茂憲倫とは?

加茂憲紀と漢字は違うものの、読みが同じ加茂憲倫は明治時代初期に活躍した加茂家出身の呪術師です。
多くの呪術文化財を遺すと共に「史上最悪の術師」として語り継がれる御三家の汚点。
彼は知的好奇心が強く、その好奇心を満たすため、呪霊の子を孕む特異体質の女性を利用して非人道的な実験を繰り返しました。
9回の懐妊と9回の堕胎を繰り返して生み出されたのが呪胎九相図です。
呪胎九相図の長男である脹相は母を弄んだ加茂憲倫を嫌悪し、偽夏油の正体が加茂憲倫だと気づいたときには激昂しました。
しかし、後に加茂憲倫の真の正体が羂索であると判明。
現在、羂索は加茂家の当主となり、元々側室の子であった加茂憲紀は加茂家を追い出されることになりました。
加茂憲倫と同じ名前をつけたのは母親だった!

加茂憲紀に、加茂憲倫と同じ名前をつけたのは彼の母親だったことが判明しました。
加茂憲紀は加茂家の次期当主として扱われていますが、加茂家の汚点である加茂憲倫と名前の読みが同じです。
次期当主に加茂憲倫と同じ名前を付けたのは、側室の子供だったことによる嫌がらせ、あるいは加茂憲紀と加茂憲倫に何らかの関係があると予想されていました。
しかし、実際は加茂憲紀に名前を付けたのは彼の母親であり、息子が家を捨てて自分の所に来ることを期待して加茂憲倫と同じ名前を付けていたのです。
母親は勝手に名前を付けて届け出を出したと言っていたため、加茂家は加茂憲紀の名前には何も口出ししていなかったことになります。
最悪の呪術師と同じ名前をつけられたことで、加茂憲紀は母親の愛情を疑うようになっていました。
ただ、244話で家族を連れて逃げると言っており、母親の気持ちを理解できたのかもしれません。
【呪術廻戦】渋谷事変後の加茂憲紀はどうなった?
23巻192話:呪霊となった禪院直哉と戦う

呪術廻戦192話で加茂憲紀は、呪霊となった禪院直哉と戦っています。
加茂憲倫に当主の座を奪われた加茂憲紀は、死滅回游の結界内で禪院真希と合流。
禪院真希を追って現れた呪霊直哉と戦うことになります。
圧倒的なスピードの呪霊直哉に苦戦しますが、ダメージを受けた禪院真希が回復するまで時間を稼いで勝利に貢献しました。
戦いが終わった後は禪院真希から母親と話し合うように言われており、加茂憲紀と母親が分かりあうきっかけになったのかもしれません。
199話で再婚した母親と現在の家族も描かれており、加茂憲紀はちゃんと愛されていることが分かりました。
244話:家族を連れて海外に逃げることを告げる

呪術廻戦244話では、加茂憲紀が家族を連れて海外に逃げるつもりだと明らかになりました。
日下部篤也は、宿儺相手に戦力にならない術師はいても無駄だから逃げた方がいいと発言。
加茂憲紀は家族をそばで見守りたいと言って、海外に逃げるつもりだと明かします。
加茂憲紀を責める人間は誰もおらず、虎杖悠仁は「色々教えてもらって助かってる」と言っていました。
加茂憲紀の言う家族は再婚した母親とその家族と思われ、すでに母親と話し合って和解した可能性が高いです。
【呪術廻戦】加茂憲紀の目の色や目を閉じる理由は?
加茂憲紀はなぜ目を閉じているのか

いつも目を閉じている加茂憲紀。
本気を出した時にだけ目を見開く姿が印象的ですが、なぜ普段は目を閉じているのでしょうか?
実は『呪術廻戦』公式ファンブックによると、加茂憲紀は目を閉じているのではなく、目が細いだけできちんと開いているとのこと。
たしかに、五条悟でもない限り、目を閉じながら周囲の状況を知るのは不可能ですよね。
基本的に糸目のキャラは強い傾向にあり、その糸目のキャラが目を開く=本気を出した時という意味合いが強いです。
『呪術廻戦』の作者・芥見下々先生が崇拝する『BLEACH』に登場する市丸ギンも糸目で、本気を出した時にだけ目を開きますよね。
なので加茂憲紀は糸目としてキャラ付けされただけで、目を閉じているわけではないのでしょう。
加茂憲紀の目の色は何色?

糸目キャラの加茂憲紀は、本気を出した時にだけ目を開きますが、目の色は何色なのでしょうか?
『呪術廻戦』のアニメを見てみると、加茂憲紀の目の色は黒ということが分かりました。
他のキャラ比べるととても小さな瞳ですが、髪色と同じ深い黒色であることが見て取れます。
また、赤鱗躍動の使用時には目の周りに星形の痣が浮き上がりますが、こちらの痣は赤色。
赤鱗躍動で血液中の赤血球量を調節しているからか、少し目が血走っているように見えますね。
ちなみに、赤鱗躍動で浮かび上がる星形の痣に意味はなく、芥見下々先生は「ゴー☆ジャスさんっぽくてウケるかな」と思ってキャラメイクしたとのこと。
ですが、実際は芸人の「ゴー☆ジャスさん」ではなくアメリカのロックバンド「KISS」と言われることが多いようです。
【呪術廻戦】加茂憲紀のまとめ
呪術回線の加茂憲紀について解説しました。
加茂家の次期当主だった加茂憲紀ですが、羂索に家を奪われ、戻る場所もなくなってしまいました。
しかし、母親への不信感はなくなり、新たな居場所を手に入れていたようです。
家族と一緒に逃げて物語から退場する可能性もありますが、このまま海外に行けるのかはわかりません。
加茂憲紀の今後に注目しましょう。