ガープも愛の力を使っている

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

実は「愛の力」を、サンジの他にも振るっていたキャラがいます。
それがルフィの祖父であるガープです。

ガープはウォーターセブン編にてルフィと再会した時、出会い頭にゴムの体であるルフィを殴りつけています。

そしてゴムの体を持つルフィを殴れた理由について、ガープは「愛ある拳は防ぐ術なし」と語っていました。

「ただ覇気を込めて殴っただけでは?」と思うかもしれませんが、実はSBSにて覇気ではなく愛を込めていると明言されています。

つまり、能力者を殴れるような「愛」の力は、確かに存在しているのです。

エッグヘッド編は「愛」がテーマ

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

科学では証明できない「愛の力」は、一見科学の島であるエッグヘッドには不相応に見えるかもしれません。

しかし、エッグヘッド編はくま親子を始め、「愛」をテーマの中心に添え描かれています。

世界政府に翻弄され、くま達の愛は悉く踏み躙られてきました。

しかし、愛があったからこそ、くまはエッグヘッドに辿り着き、ボニーを守るサターン聖を殴り飛ばします。

そんな否定された愛が、世界へ反撃する力になるというのが、エッグヘッド編の見どころです。

だからこそ、サンジが愛の力で、愛ではなく仕事を優先する黄猿に対抗するのは、物語として理にかなっています。

サンジの「愛の力」に関する考察

ここまで「愛の力」について考察してきました。

サンジの「愛の力」は科学的なものをそう呼んでいるのか?

それとも、ガープが使ったような「愛」の力を、サンジも使っているのかは未だ不明です。

ただ筆者としては、愛の力が世界政府に反撃するというのは、物語として綺麗だと感じますね。

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