ネタバレ②環の過去

環とミリオの出会いは小学生の頃に遡ります。

小学生の頃、転校してきた環はクラスに溶け込むことが出来ず、自分は地味でつまらない人間だとそう思っていました。そんな中ただ一人、声をかけてくれたのがミリオでした。

個性教育という授業で、自身の能力をそれぞれ発揮し伸ばしていく授業があります。ヒーローだけではなく、仕事をするためにも個性を活躍させる機会が必ずあるからです。

環は人に見られることに緊張して全く個性を発揮できません。反してミリオはコントロールが不器用で能力を上手く使いこなせませんが、クラスメイトに笑われながらも、次はできるようになるよと明るく振る舞います。

出来なくても明るく前を向いているから周りも明るくなる、そんなミリオを環は尊敬していました。自分は失敗した時を考えると頭が真っ白になって動けなくなるのだということも自覚し、悩んでいました。そして環はミリオに太陽のようなヒーローになると伝えます。

しかし、ミリオが頑張れるのは環がいるからこそでした。ミリオは心が強いというわけではありません。しかし超がつくほど緊張しやすい環の姿を見ていると、逃げ出さずに頑張っているから自分も負けたくなくなるのだと伝えます。

ミリオは環が凄い才能を持っているのも、本当は明るい人間であることも知っています。ミリオは自分を太陽と例えたその言葉に置き換えるなら、環は太陽も霞む存在だと教えます。

それが環のヒーローネームの由来、

「太陽すら喰らう者(サンイーター)」です。

ネタバレ③環VS三人の敵

イレイザーを筆頭にプロの個性はここぞという時にとっておくべきだと判断した環は一人で3人と対峙します。

事前に目を通していた資料にも書いていた為、3人の幹部の名前と個性については既に知っていました。

人が身につけているものを瞬時に手元に移動させる「窃盗」の能力を持つ窃野、体に宝石を自在に生成する「結晶」の能力を持つ宝生、どんなものでも喰らう顎と歯を持ち、そして一瞬で消化する「食」の能力を持つ多部。

3人は自分達のことをゴミだが、ゴミなりに堅い絆で結ばれていると言います。要らぬ人間だと打ちのめされた自分達に手を差し伸べ、価値を与えてくれた八斎會に恩義と忠誠を誓っていました。

食べたものの特徴を再現する環の個性。環がどんなに攻撃をしても全て多部によって喰われ、窃野によって盗まれ、どんなに防御してもその防御は宝生によって剥がされてしまします。

苦戦する環でした個人に攻撃を仕掛けるのではなく、3人の連携の起点を崩す点に着目します。

まず落ちていた宝石で、窃野の目を狙います。窃盗は見えているものにしか適用されないので、窃盗の目を奪うことさえ出来れば、自分のたこ足は盗まれません。

そして攻撃を仕掛けてきた宝生に対抗。宝生の結晶を喰った環は体に同等の宝石を纏い、攻撃をカバー。多部が喰らいついてきますが襲いかかる宝石の結晶に怯みます。

友達は喰えないよなと言い残して最後に三人まとめて壁に叩きつけ、勝利します。

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