
目次
竜種は、転生したらスライムだった件に登場する最強の種族です。
アニメではヴェルドラとヴェルザードしか登場していませんが、竜種は他にも存在します。
竜種として生まれた4体と進化した3体、竜種に近い存在についても解説します。
【転スラ】竜種とは?
聖と魔を併せ持つ最上位の精神生命体で世界最強の種族

竜種は魔物として扱われていますが聖と魔の力を併せ持っており、精神生命体の中でも最上位に位置しています。
外見は竜の姿をしていますが、あくまで肉体は仮のものに過ぎません。
膨大なエネルギーを持つ最強の種族であり、体から放つオーラが強すぎるせいで近くにいる生物を死滅させます。
オーラによって環境まで変えてしまい、厄介な魔物を生み出す場合も。
基本的にオーラを抑えることができるため、抑えられないヴェルドラ以外が周囲に被害を与える事は少ないです。
魔法に関しても、他の種族が扱うことができない竜種魔法を使用。
暴れ回った場合は世界を滅ぼしかねないため、種族そのものが脅威度ランクは最上位の天災級に分類されています。
死亡しても復活するため完全に滅びることはない

竜種は死んだ場合でも復活する存在で、滅びることはありません。
竜種を殺すことができないわけではありませんが、死んだとしても時間をかけて復活します。
肉体を失っても復活できる存在でも心核を砕かれると消滅しますが、竜種はその状態からでも復活可能です。
ただし、心核を砕かれると記憶が戻らず、人格が変わってしまう場合もあります。
そのため、心核を砕かれても完全に元に戻る原初の悪魔に比べると不滅性では劣るようです。
竜族(ドラゴン)とは異なる種族
転スラ世界には竜族(ドラゴン)も登場しますが、竜種とは種族が違います。
転スラのドラゴンは、死亡した竜種の因子を吸収して生まれた種族です。
関係性はありますが、ドラゴンは物質生命体なので、精神生命体の竜種とは根本的に異なります。
またドラゴンが持っているのは、劣化した因子です。
ドラゴンが進化して竜種になることはないため、全く別の存在と言えるでしょう。
知性のあるドラゴンにとって、竜種は信仰の対象です。
現存する竜種は魔王か帝国の陣営に属している

現存する竜種は、以下のように魔王か帝国の陣営に属しています。
ヴェルザード | 魔王ギィ・クリムゾンの相棒 |
ヴェルグリンド | 東の帝国の元帥で皇帝ルドラの恋人 |
ヴェルドラ | 魔王リムル=テンペストの盟友 |
ただし、配下となっているわけではなく、陣営のトップと対等かそれに近い関係です。
【転スラ】竜種として誕生した4体
星王竜ヴェルダナーヴァ(ヴェルダ・ナーヴァ)

星王竜ヴェルダナーヴァは世界ができる前に現れた精神生命体で、転スラ世界を作り出した創造神です。
元々は全知全能でしたが、世界を作る際に全知全能ではなくなりました。
ギィを一撃で倒すほどの実力を誇り、全ての天使系究極能力と憤怒之王を所有していたことがわかっています。
人間の女性ルシアと結婚し、子供が生まれたことで力の大半を失いました。
人間並みの力しかなくなったヴェルダナーヴァは、ヴェルダ・ナーヴァと名乗っています。
テロに巻き込まれて死亡し、その後数千年間消滅したままです。
ヴェルダナーヴァに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
白氷竜ヴェルザード

ヴェルザードは世界で2番目に生まれた竜種で、白氷竜の異名を持つヴェルダナーヴァの妹です。
氷属性のように思われがちですが、実際は停止を司る能力の持ち主。
運動エネルギーを停止させることで対象物を凍結させ、時間まで停止させることができます。
約8000万という桁外れな存在値を持っており、兄のヴェルダナーヴァに次ぐ実力者です。
人間態の姿は白髪で青い目を持つ女性ですが、本気になると目の色は金色に変化します。
妖気を完全にコントールできますが、普段はコントールが甘くなる少女の姿で過ごしています。
性格は穏やかに見えますが、相棒のギィと戦いたい欲求が抑えられなくなるほど好戦的な面も。
また、かなり嫉妬深く、そのせいで究極能力の嫉妬之王を獲得しています。
ヴェルザードに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
灼熱竜ヴェルグリンド

灼熱竜の異名を持つ竜種の次女で、兄弟の中では3番目に生まれています。
炎を操りますが、本当能力は加速を司る能力の持ち主です。
物体を加速させることで熱や炎を生み出し、時間の流れまで加速させることができます。
対象の運動エネルギーを過剰に増やすことで、崩壊させることも可能です。
人間体は青い髪に金色の瞳を持つスタイル抜群の女性で、竜の姿は鱗が赤く蛇のような体型をしています。
リムルに捕食された際に能力改編を受け、究極能力が進化し、存在値も5000万以下から7000万以上まで強化されました。
愛情深い性格ですが、愛する者に何かあると冷静さを失って暴走しやすいです。
ヴェルグリンドに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
暴風竜ヴェルドラ=テンペスト

ヴェルドラは4番目に誕生した竜種兄弟の次男で末っ子です。
存在値は姉2人を越えていますが、元々は力を制御できずにオーラをばら撒くことで周囲の環境に被害を与える存在でした。
暴れることも多かったため、破壊をもたらす邪竜として恐れられています。
性格を矯正するために何度も消滅させられたことで、姉2人はヴェルドラに取って恐怖の対象です。
リムルの盟友になってからは大きく成長し、オーラを制御できるようになり、人の姿にも変身しています。
実力も、ヴェルグリンドと互角に戦えるほどになりました。
Web版の最終決戦では剣の姿に変身し、リムルが使うヴェルドラソードとして活躍しています。
【転スラ】竜の因子を獲得して竜種に進化した3体
竜魔粘性星神体リムル

主人公のリムルは作中で5番目の竜種とされた存在です。
洗脳されたヴェルドラを元に戻すために一度捕食した際に、竜の因子を体内に取り込んだリムルは竜魔粘性星神体に進化。
本来の竜種と同じ存在になったわけではありませんが、体の組織が竜種と同等に変化しています。
スライムで無くなったわけではありませんが、竜種の亜種という扱いになりました。
その後、ヴェルグリンドとヴェルザードの竜の因子も取り込んでおり、現存する竜種の因子は全て獲得。
竜の因子が体に適応したことから、ヴェルグリンドはリムルが竜種に匹敵する何かを持っていたと推測しています。
そのため、元々リムルは、異世界に転生していたヴェルダナーヴァの生まれ変わりではないかと考察されています。
狂邪竜ゼロ
Web版の転スラで6番目の竜種と呼ばれたのが、狂邪竜ゼロです。
アニメや漫画の原作に当たる書籍版の物語には、登場していません。
ゼロはユウキに作られた戦闘粘生物でしたが、究極能力の邪龍之王とラミリスの地下迷宮を取り込んだことで身体が変化。
狂邪竜と呼ばれる存在になりました。
体組織が竜種と同質に変化しており、周囲からも竜種に進化したと認められています。
竜種と同等の存在になった代わりに自我を失い、破壊の本能のままに暴れ回るだけの存在になっていした。
地帝竜ヴェルガイア

ミリムのペットの小竜ガイアが竜種に変化したのが、地帝竜ヴェルガイアです。
竜種になった狂邪竜ゼロは不滅の存在になっており、消滅しても竜核が残っており、いずれ復活するはずでした。
しかし、ガイアがゼロの竜核を取り込んで新たな竜種に進化します。
外見は、東洋の竜のような細長い体形をしているようです。
ガイアがヴェルドラの兄弟になったと考えたリムルは、地帝竜ヴェルガイアと名付けを行いました。
進化した際に、記憶したものを再現できるスキル「万物具現」を獲得。
本来は7番目の竜種のはずですが、リムルとゼロは亜種ということからか、ヴェルガイアが5番目の竜とされています。
そのことから、ヴェルガイアは本来の竜種と同一の存在になった可能性が高いです。
【転スラ】竜種と関係の深い存在を解説
竜皇女ミリム・ナーヴァ

ヴェルダナーヴァとルシアの娘が、ミリム・ナーヴァです。
ミリムは竜種と人間のハーフであり、竜魔人と呼ばれる独自の種族となっています。
ミリムは父と同じく精神生命体でありながら、生まれつき肉体を持っているという非常に特殊な存在です。
ヴェルダナーヴァの力のほとんどを受け継いでおり、無尽蔵に魔素を生み出す憤怒之王を所有しています。
推定魔素量は一億以上で、現存する竜種を上回る桁違いのエネルギー量を誇る存在です。
また、彼女にしか操れない星粒子を利用した魔法を使用します。
一応竜種とは別種族とされていますが、初期設定ではミリムの髪の色は竜種と同じとされていました。
このことからミリムは、リムルのように竜種の亜種の可能性があります。
ミリムに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
滅界竜イヴァラージェ

滅界竜イヴァラージェは、幻獣王とも呼ばれる存在です。
本能のみで破壊を繰り返す存在で、ギィが3ヶ月闘っても倒せなかったほどの強さを持ちます。
その後、封印されましたが、現代になって万を超える天使の軍勢を捕食して意志を持つ邪神に進化したとされています。
理性を持たない状態でギィと互角に戦ったことから、地力はヴェルザードより上かもしれません。
竜種とは異なる謎の存在とされていますが、創造神の対になる破壊をもたらす存在として生まれたとも考察されています。
正体不明の存在ですが外見が竜種に似ており、関連性が示唆されることからご紹介しました。
【転スラ】最初の竜種ヴェルダナーヴァが世界に与えた影響
世界を創造しさまざま種族が誕生

ヴェルダナーヴァは転スラの世界を創造し、自分の配下として始原の七天使を生み出します。
始原の七天使が生まれた反動で、原初の七悪魔も誕生しました。
ヴェルダナーヴァが作り出した種族だけでなく自然発生した種族も多くなり、人間のような知的生命体も増えていきました。
魔王と勇者が世界を守る仕組みを作る

ヴェルダナーヴァは魔王が調停者として人間の暴走を防ぎ、勇者が魔王の暴走を防ぐことで世界を守る仕組みを作りました。
ヴェルダナーヴァは暴走した人間によって、世界が滅びることを警戒するようになります。
ヴェルダナーヴァは最初の魔王ギィ・クリムゾンに、人間を監視する調停者の役割を与えました。
その後、最初の勇者であるルドラに、調停者のやりすぎを止める抑止力となることを依頼。
調停者と勇者がお互いを監視することで、世界のバランスを保つようになります。
調停者と魔王は本来違うものですが、現在はほとんど同じ扱いになっています。
【転スラ】竜種についてまとめ
転スラに登場する竜種について解説しました。
竜種は転スラ世界の神と呼ぶべき存在で、圧倒的な強さを誇っています。
書籍版では新たな竜種の登場やリムルとヴェルダナーヴァの関係も明らかになるかもしれないので、楽しみに待ちましょう。