・イドの中では「かえる」という少女が必ず死んでいる
注目したいのはかえるの死因です。
最初に酒井戸が潜り込んだイドは穴空きの殺人衝動から作り出されたものであり、穴空きの犯行の特徴と同じようにかえるの頭部には穴が空いていました。
2つ目のイドは本堂町の殺人衝動、自らドリルで頭に穴を空けるという自殺衝動から作られたものであり、かえるは首を吊って自殺していました。

この1番目と2番目はそれぞれ殺人衝動を持った人間固有のものであり、今後の事件では別の形となり、事件を解くための鍵になると考えられます。

ネタバレ② 名探偵・酒井戸こと鳴瓢 秋人

名探偵・酒井戸は鳴瓢 秋人(なりひさご あきと)がイドに潜り込んだ時の名前です。
酒井戸と鳴瓢については次のことが分かりました。

  • 酒井戸はイドに入るたびに記憶を失っている状態に戻る
  • 鳴瓢はその記憶を保っている
  • イドでかえるに会うことを鳴瓢は『娘との面会みたいなもの』と発言している
  • 鳴瓢の娘は亡くなっており、鳴瓢が収監されている部屋には娘と思われる少女の無数の写真が貼られている
  • 鳴瓢は他人を何度も自殺に導こうとした

今度は3,4番目と5番目に注目したいと思います。

・イドでかえるに会うことを鳴瓢は『娘との面会みたいなもの』と発言している
・鳴瓢の娘は亡くなっており、鳴瓢が収監されている部屋には娘と思われる少女の無数の写真が貼られている
かえるはミヅハノメが作り出しているものですが、必ず死亡している状態とのことです。
イドにデフォルトで用意されている何らかの記号ではないかと井戸端のメンバーは推測しています。
しかし、鳴瓢はかえるに亡くなった娘を重ねているように思えます。
ミヅハノメの仕組みについては未だ誰も解き明かしていないという点も踏まえ、覚えておきたいポイントだと思います。

・鳴瓢は他人を何度も自殺に導こうとした
これが前項で挙げた『名探偵として活躍するための特別な素質』ではないかと思います。
『連続殺人鬼の殺人衝動の世界で活躍する名探偵がまともなはずがない』とも作中で発言されており、鳴瓢の異常性はここにあるのではないかと考えられます。
未確定なところもありますが、こちらも覚えておきたいポイントです。


ネタバレ③ 連続殺人鬼メイカー・ジョンウォーカー

井戸端のメンバーは複数の連続殺人鬼のイドの中で現れるジョンウォーカーを追っています。
その人物は実在するのか、かえるのようにイドにデフォルトで用意されているのではないかと疑問視されていましたが、今回の事件で実在する可能性が濃厚になってきました。
イドの中で穴空きはジョンウォーカーを恐れて逃走しました。
これは連続殺人鬼が実在するジョンウォーカーに無意識に残るほど強い印象を植え付けられ、殺人衝動にも影響を与えているのではないかと井戸端のメンバーは推測しました。

イドの中ではジョンウォーカーは酒井戸のパンチ一発で倒れてしまうほどひ弱な存在でした。
しかし、『連続殺人鬼メイカー』の名が示すように、人々の無意識に影響を与えて連続殺人鬼に仕立て上げているとしたら恐ろしい存在です。

今回の第1話と第2話で一つの事件を解決しました。
次回第3話以降も連続殺人鬼が現れ、そのイドにはジョンウォーカーが存在するのではないでしょうか。
一つ一つの事件を解決していき、徐々にジョンウォーカーに迫っていくことが本作の本筋になると考えられます。

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第1話と第2話の感想


筆者感想

アニメの感想、の前に、この記事を書いた感想になってしまうのですが書くのが非常に難しかったです。

まず、穴空きのイドのバラバラの世界。
家や道路だけでなくその中にいる人々までバラバラの輪切りになっている映像は筆舌に尽くしがたいほど衝撃的なものでした。
そして、もう一つはイドの中と外の世界の二つの面で物語が進行していくことです。
あらすじの項はこれでもまとめている方であり、作中ではこれ以上に頻繁にイドの中と外の描写が交互に切り替わって話が進んでいきました。

ですが、この二つこそが本作の魅力ではないかと思われます。
文章だけでは表現が難しい世界もアニメならではの映像表現で詳細に描いていました。
今回のバラバラの世界は穴空きが作り出したものなので、次回以降は連続殺人鬼が作り出す殺人衝動に基づき、それぞれに違った形のイド、映像表現がなされることでしょう。
イドの中と外の世界の両面で進む世界も本作独特のものです。
互いに連絡を取り合えるわけでなく、イドの中をイドの外にいる井戸端のメンバーが一方的に観測し、その情報を基に事件を捜査するという物語が新鮮に感じられました。


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