
転生したらスライムだった件に登場するゲルドは、聖魔十二守護王を務めるオークです。
オークは一般的にイメージが良くありませんが、ゲルドはその性格からイケメンオークとも呼ばれています。
ゲルドの強さや究極能力、かっこいいと言われる理由について解説します。
【転スラ】ゲルドとは?
聖魔十二守護王の「守征王(バリアロード)

名前 | ゲルド |
EP | 237万8749 |
種族 | 猪神=上位聖魔霊ー地霊猪 |
加護 | リムルの加護 |
称号 | 守征王 |
究極贈与 | 美食之王 |
魔法 | 回復魔法 |
耐性 | 痛覚無効、状態異常無効、自然影響耐性、物理攻撃耐性、精神攻撃耐性、聖魔攻撃耐性 |
声優 | 山口太郎 |
ゲルドは、テンペスト・最高幹部の聖魔十二守護王の1人です。
元々はジュラの森に侵攻したオークロード配下のオークジェネラルでしたが、敗北後にリムルの配下になりました。
高い体力を活かして建設作業に従事しており、戦闘では高い防御力で防衛戦で活躍します。
テンペストの建設事業を一手に引き受ける

ゲルドは、国の建物の建設や各国への街道などのインフラなどの建設事業を一手に引き受ける人材です。
テンペストに来た際にオークの集団は、土木作業を任されます。
ゲルドはオークの長として作業を指揮し、近代的な街を作るのに貢献しました。
建国後はブルムンドやドワルゴンに繋がる街道を作ることになり、テンペストの建設事業の責任者になっています。
黄色軍団と橙色軍団を率いる第二軍団の将軍

ゲルドは、黄色軍団と橙色軍団からなるテンペストの第2軍団を率いる将軍でもあります。
部隊の特徴は以下の通りです。
黄色軍団 | 平均A-ランクの精鋭部隊 ゲルドと同時に配下になったハイオークで結成された 全員がユニーク武器装備で耐性も高い 人数は5千人 |
橙色軍団 | ハイオークの志願兵からなる部隊で平均Bランク 実力が劣るため、後方支援に回ることが多い 人数は3万人 |
軍団員は全員防御力を上げるスキルを獲得しており、防御に特化した軍団です。
また平時は建設作業に従事しているため、工兵としても活躍します。
【転スラ】ゲルドの強さ・能力を解説
防御に優れた究極贈与「美食之王(ベルゼバブ)」を所持

究極贈与名 | 美食之王 |
権能 | 捕食、胃袋、隔離、需要、供給、腐食、鉄壁、代役、守護付与、思考加速、魔力感知、魔王覇気、超速再生、超嗅覚、全身鎧化、空間操作、多重結界 |
ゲルドの究極贈与「美食之王」は防御に特化しており、捕食や腐食による攻撃も可能です。
仲間の防御力を強化するだけでなく、受けるはずのダメージをゲルドが肩代わりすることもできます。
超速再生もあるため、ゲルドが加わることで鉄壁の防御を誇る軍団になります。
暴食之王には多少劣るとされていますが、捕食や腐蝕の権能もあるため、攻撃能力も強力です。
回復魔法を使用

ゲルドは、回復魔法の使い手でもあります。
ゲルドはリムルの配下の中で、回復魔法が使えることが明かされている数少ないキャラです。
本人は再生の権能があるため、仲間を回復するための魔法と考えられます。
回復魔法が使えるのも、優しい性格のゲルドらしいと言えるでしょう。
【転スラ】ゲルドの性格を解説
真面目で優しい性格で子供に好かれる

ゲルドは非常に真面目で、自然と子供に好かれる性格です。
テンペストに来たばかりの頃は不休で働いていたことで、リムルに休みを取るように注意されるほどでした。
これは元々敵だった罪悪感もありますが、テンペストに慣れてからも熱心な仕事ぶりは変わりません。
戦闘では仲間の盾になることも多く、自分を犠牲にすることを躊躇しない優しい性格です。
そういった面が伝わるのか、自然とゲルドの周りには子供が集まる様子が描かれています。
転スラ日記では、義理堅い様子や優しい姿が描かることが多いです。
こういった描写から、ゲルドは内面が作中屈指のイケメンと言われています。
他種族の魔人も従える器の持ち主

ゲルドは建設の仕事を通して、他種族も従える器の持ち主に成長しています。
ゲルドは、昔からの仲間であるオークと共に迅速に建設作業を行っていました。
しかし、意志疎通が難しい他種族の魔人と一緒に作業を進めることになり、作業時間の遅れをリムルに相談します。
リムルはゲルドなら他種族とうまくやれると考えて、時間の遅れを気にせずに仕事を任せることに。
ゲルドは他種族との理解を深め、複数の種族が組織された混成部隊を率いて戦うほどに成長しました。
【転スラ】ゲルドの父・魔王ゲルドとは
転スラにはゲルドは2人登場しており、現在のゲルドの父親であるオークの里の王がゲルドと名乗っていました。
ゲルドの父である魔王ゲルドについて解説します。
ゲルミュッドに名付けをされてオークロードに進化

オークの里の王は魔人ゲルミュッドにゲルドと名付けられてオークロードに進化し、ジュラの森を支配しようとします。
オークの里で飢饉が起こり、一族は飢えてしまいました。
オークの王は一族を飢餓から救うためにジュラの森で食料を探しますが、倒れてしまいます。
新たな魔王を生み出そうとしていたゲルミュッドは、オークの王にゲルドの名前を与えることに。
オークロードに進化したゲルドは、里を守るためにジュラの森の上位種の力を奪うことを考えます。
ゲルドは上位種のオーガの力を奪うために、ベニマルたちの里を壊滅させました。
魔王種に進化するがリムルに捕食される

利用されていると気づいたゲルドはゲルミュッドを食って魔王種になりますが、リムルに捕食されて敗北します。
進化したゲルドは、正気を失い暴走していました。
それでも里を救いたい思いは残っていましたが、自分を利用していただけのゲルミュッドを捕食して魔王種のオークディザスターに進化。
仮初の魔王となって暴走するゲルドでしたが、リムルの捕食者の前に敗北して捕食されます。
オークの罪も食らうと言ったリムルの言葉に安堵したゲルドは、一族の未来を託して息絶えました。
【転スラ】ゲルドの登場シーン
ジュラの森大同盟に参加しリムルにゲルドの名前を貰う

魔王ゲルドの息子のオークジェネラルはリムルにゲルドと名付けられ、一族ごとジュラの森大同盟に参加します。
魔王ゲルドの死後、息子のオークジェネラルとオークの軍勢が残されました。
オークジェネラルは処刑されることを覚悟していましたが、リムルは罪を許して大同盟に参加させます。
オークジェネラルに父と同じゲルドの名前を与え、一族を率いることを命じます。
リムルの配下となったゲルドとオークの一族は、テンペストで土木作業を任されることに。
罪の意識も抱えるゲルドは、誰よりも懸命に働いていくことになります。
ゲルド以外のオークはハイオークに進化し、後に黄色軍団になりました。
ファルムス王国との戦闘では異世界人のショウゴを圧倒

ファルムス王国との戦いで、ゲルドは異世界人のショウゴを圧倒する強さを見せました。
ゲルドは驚くような速さで街を開発し各国に通じる街道を整備しますが、テンペストはファルムスに襲撃されます。
ファルムスの攻撃で大勢の住民が死亡し、ゲルドは激しい怒りを見せていました。
反撃に出たリムルはテンペストを囲む結界を破壊するために、ゲルドたちをショウゴのいる西の陣地に送ります。
劣勢になったショウゴが、仲間を殺してスキルを獲得したのを見たゲルドはさらに激怒
強くなったショウゴをボコボコにし、心身共に腐食させる混沌喰で追い込みます。
しかし、ラーゼンがショウゴを助けに来たことで、止めを刺すことはできませんでした。
覚醒魔王に進化し聖魔十二守護王に

ゲルドは帝国との戦争の論功式で最高幹部の聖魔十二守護王に任命され、覚醒魔王に進化します。
帝国の戦争で大きな手柄を上げたゲルドは、最高幹部として作られた聖魔十二守護王の1人に選ばれ、守征王の称号も獲得します。
大量の魂を与えられたことで、覚醒魔王にも進化。
褒賞として与えれた伝説級の装備も祝福で神話級に強化され、ゲルドの専用装備になりました。
聖魔十二守護王に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
天魔大戦ではガラシャやムジカと戦闘

天魔大戦では、天使軍のガラシャや蟲魔族のムジカと戦っています。
東の帝国との戦争終了直前に始原七天使のガラシャが、地上に出現。
ゲルドは、格上の相手の攻撃を全て防ぐ活躍を見せました。
その後、能力改編を受け、究極贈与の美食之王を受け取ります。
本格的に天魔大戦が始まり、ゲルドはミリム領に援軍として駆け付けます。
十二蟲将の1人ムジカと互角の戦いを繰り広げました。
【転スラ】ゲルドについてまとめ
転スラのゲルドについて解説しました。
ゲルドは過去の過ちに葛藤しながらも、テンペストや仲間のために生きているのがかっこいいキャラクターです。
自然と子供に好かれる優しい性格も、彼の魅力になっています。
ゲルドの今後の活躍に期待しましょう。