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ロズワールはエキドナの弟子
ロズワールはパックと張り合うほどの実力を持つ魔法いですが、そのロズワールに魔法を教えたのはエキドナです。
400年以上も前のことになりますが、ロズワールはエキドナを師匠と仰ぎ慕っていました。
ロズワールは400年生き続けているのではなく、自身の子孫に魂だけを引き継ぎ、現在存在しています。
エキドナを愛するロズワール
ロズワールはエキドナを師匠として尊敬しているだけでなく、400年もの間、愛し続けています。
現在エキドナはロズワールの術式によって魂を聖域に繋ぎ留められていますが、それはロズワールがエキドナとの再会を果たすためです。
ロズワールがエミリアを王選に出したのも、エキドナを復活させる為、福音書に従って行動したからだと言われています。
リゼロ:エキドナとスバルの関係を原作のセリフから考察
死に戻りの能力を持つスバルに対し、驚異的な愛や関心を持つエキドナ。
心に残るエキドナの名セリフから、スバルとの関係や、エキドナのスバルに対する愛情の変化をご紹介します。
「なるほど、それが君の根幹か。なかなか興味深いことだね」
こちらのセリフは、エキドナとスバルが初めて会うシーンで登場します。
威圧的かつ何でも知っているような口ぶりのエキドナのセリフを受け、スバルは当初エキドナに警戒心を抱きます。
このセリフの「君の根幹」とはスバルの持つ死に戻りの能力であり、「なかなか興味深いことだね」というセリフには「死に戻りの能力を持つスバル対し、エキドナは非常に興味を持っている」ということを示しています。
スバルの死に戻りの能力を使うことで、様々なパターンの世界を知ることが出来る為、知識を得ることを熱望する「強欲の魔女」エキドナにとって、スバルは非常に興味深い存在なのです。
「ボクは自分の見てくれはそんなに悪くないと思っているんだけど」
このセリフは、茶会で振る舞ったお茶をエキドナの体液だと知り、スバルがえづくシーンで見られます。
「こんなにかわいく美しいエキドナの体液を飲めるなんて、むしろ感謝するべきなのでは?」という意味で、エキドナはこのセリフを言っているのです。
こちらのセリフから、おちゃらけたりからかったりするエキドナの人間らしさが感じられると共に、スバルとの距離を縮めようとするエキドナの気持ちが伺えます。
「ボクが許そう。それを知っている、ボクが」
スバルは、死に戻りの能力を使ってセーブポイントからもう一度やり直すことで「多くの人を救ってきた、大切な人を守ってきた」と思っていましたが、スバルが死ななかったことで、開けた未来もあるのだということに気が付きます。
エキドナ「君がこれまで歩いてきた道のりに、無駄なことなんて一つもなかった。君の全霊を足りなかっただなんて、誰に口出しする権利もない。君は君のできる全てで、命懸けで、この瞬間まで歩いてきた。――それは、誇るべきことなんだ」
真摯に、彼の目を見た言葉。胸を打たれるが――それでも、立ち上がれない。
スバル「誰にも俺は許せない」
エキドナ「ボクが許そう。それを知っている、ボクが」
スバル「誰にも俺は裁けない」
エキドナ「ボクが裁こう。君の罪を知る、このボクが」
スバル「――誰にも、俺は肯定できない」
エキドナ「君が君を肯定できないのなら、ボクが君の許せない君自身を否定しよう」
スバル「――――」
エキドナ「君が君の罪を肯定するなら、ボクが君の罪を否定する」
自らの罪を抱え込むしかなかった彼の心を支え、ともに歩もうとする。
出典:Re:ゼロから始める異世界生活12
エキドナは自暴自棄になるスバルを優しく包み込むようにこのセリフを述べ、救いの手を差し伸べます。
「――契約を、ボクと交わしてはくれないだろうか、ナツキ・スバル」
死に戻りの唯一の理解者であるエキドナは、スバルにとって心の拠り所となる存在であることを示し、スバルに契約を持ち掛けます。
スバル「お前は、どうして……そんなに俺を、どうにかしようとしてくれるんだ?」
エキドナ「……それを、女の子の口から言わせるのは、少し意地悪がすぎるんじゃないかな」
そう、赤面しながら、咳払いをしてエキドナは改まって言う。スバル「――契約を、ボクと交わしてはくれないだろうか、ナツキ・スバル」
出典:Re:ゼロから始める異世界生活12
多くの知識を得ることに喜びと快楽を感じるエキドナにとって、スバルの死に戻りの能力は、喉から手が出るほど欲しい力。
強欲の魔女エキドナは、スバルの死に戻りの力を使い、様々な世界を知りたいと考えています。
エキドナは単にスバル自身を愛しているのではなく、「死に戻りの能力を持つスバル」に魅力を感じ、異常なまでの愛を伝えているのです。
「愛はなぜ減るのだろうか」
人間の感情を持ち合わせないエキドナにとって「愛」は未知の存在であり、エキドナの言う愛とは、知欲であり、興味そのもの。
スバルに気に入られたくて人間らしい振る舞いをしてきたエキドナですが、結局スバルはエキドナと契約を結ぶことはなかった為、エキドナは、墓所の試練を受ける資格である「強欲の使徒」の資格をスバルから奪います。
こちらのセリフは、エキドナの想い通りに動かないスバルに対する愛、つまりスバルに対する興味や関心が薄れてきたことを意味しています。
エキドナの理想通りに動かないスバルは、エキドナにとって不必要な存在なのかもしれません。