【転スラ】ラミリスは精霊女王!強さや魔王になった理由・名付け親などを解説
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

転スラのラミリスは小さな妖精ですが、精霊と妖精を統べる精霊女王という意外性のあるキャラクターです。
ある理由で最古の魔王にもなっており、複雑な過去を持っています。

ラミリスの能力や強さ、魔王になった理由、名前を付けたのは誰なのかを解説します。

【転スラ】ラミリスとは?

迷宮妖精(ラビリンス)と呼ばれる魔王

名乗りを上げるラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

名前ラミリス
種族妖精族ピクシー
称号迷宮妖精ラビリンス、妖精女王、精霊女王エレメント
所属精霊の棲家→ジュラ・テンペスト連邦国
魔法精霊魔法…全種類、原初の魔法プリミティブマジック
固有スキル迷宮創造チイサナセカイ
必殺技48の必殺技
耐性不明
声優春野杏

ラミリスは転スラに登場する魔王の1人で、迷宮妖精の異名を持つ妖精です。
初めて登場した時は精霊の棲家に住んでいましたが、途中からテンペストに移住します。

30センチくらいのかわいらしい妖精で、魔王を名乗ってもリムルからは全く信じてもらえませんでした
精霊と同化するためにやって来た子供達ともすぐに仲良くなっており、全く魔王らしさは感じられません

魔王であることは事実で、最古の魔王の1人として知られています。

昔は精霊女王(エレメント)だった

サラッと精霊女王だと話すラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

現在は小さな妖精にしか見えないラミリスですが、昔は精霊女王でした。
本来のラミリスは精霊と妖精族の頂点に立つ精霊女王で、星の管理者で世界の調和を保つ存在です。

しかし、現在は力を失って子供の姿になっており、精霊女王だった頃の記憶は思い出せません。
成長して大人になると精霊女王に戻りますが、寿命を迎えると転生して子供の姿に戻るサイクルを繰り返す存在です。

すべての記憶を受け継いで転生していますが、大人になるまで精霊女王だった時の記憶は封印されています。
ただし、現在も勇者に聖なる加護を与えており、精霊女王らしいことも行っています。


能天気だが本来は思慮深い性格?

ラミリスには深い叡智がある?
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

現在は子供っぽく、抜けた部分の多いラミリスですが、本来は思慮深い性格と言われています。
作中では妖精が、「本来は深い叡智を湛えられたお方」という場面もありました。

子供のラミリスも頭が悪いわけではなく、精霊工学に非常に詳しく、さまざまな分野で豊富な知識があります。
子供の体に精神が影響を受けているらしく、大人になった時は精霊女王らしい性格になる可能性が高いです。

ただ、Web版では大人になったラミリスを見たリムルが少し抜けた感じがすると言っており、本質的には子供の頃と変わらないのかもしれません。

敵に対しては冷酷な一面も

ラミリスの精神支配にイライラするリムル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

基本的に優しいラミリスですが、冷酷な一面も持っています。
ラミリスは不幸な境遇の子供を積極的に助けようとしており、基本的に善良で優しいです。

しかし、敵に対しては情けをかけることはなく、死んだとしてもほとんど関心がありません
迷宮に踏み込む敵の兵士に忠告はしましたが、罠や配下の攻撃によって全滅させています。

【転スラ】ラミリスの能力や強さを解説

成長して大人に戻った時の強さは作中最強クラス?

ギィとミリムは自分と同格だと主張するラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

成長して大人の姿になったラミリスは、ギィやミリムと同格で作中最強クラスと言われています。
ラミリスは、自分はギィ・ミリムと同格と言っており、魔王レオンはワンパンで倒せるとのこと。

本人の発言の上に現在は子供なので、信憑性の低い発言にも思えます。
しかし、精霊女王時代のラミリスは、ギィ・ミリムの戦いを止めていました

またWeb版に登場した大人ラミリスは、すべての魔法の源流とされる原初の魔法プリミティブマジックを使用
原初の魔法は、以下のような効果があります。

  • 世界の法則を改変可能
  • 停止した時間の中でも使える唯一の魔法
  • 究極能力を持つ者にも通用する
  • 防御結界が無効
  • 無詠唱で使える

原初の魔法が非常に強力なのは間違いなく、ラミリスが最強クラスである可能性は高いです。


固有スキル:迷宮創造(チイサナセカイ)で迷宮を作り出す

迷宮を作って鼻が高いラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

固有スキル迷宮創造チイサナセカイは、望んだ広さの空間(迷宮)を作り出す能力です。
単純に迷宮を作るだけでなく、以下のようなことができます

  • 広さや構造、環境を自由自在に変えられる
  • 迷宮内ならラミリスが望む通りの効果を持つ道具を作り出せる
  • 大量の罠も簡単に仕掛けられる
  • 迷宮内で死んだ者は蘇らせることが可能

迷宮内にラミリスの仲間を配置すれば、圧倒的に有利な状態で戦闘が可能です。

【転スラ】ラミリスの過去とは

ヴェルダナーヴァに名前を与えられて調停者となる

ヴェルダナーヴァのシルエット
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルダナーヴァによって生み出された精霊女王はラミリスと名付けられ、星の管理を任される世界の調停者になりました。
また、勇者に精霊の加護を与える役割も任されています。

ただし、現在のラミリスはこの時のことを思い出せず、詳細は不明です。

ヴェルダナーヴァに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ギィとミリムの戦いを仲裁した影響で魔王に

ギィと魔王になる前のラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラミリスは、ギィとミリムの戦いを止めた際に、戦いの余波を受けて魔王になってしまいました。
数千年前、子竜を殺された怒りで暴走するミリムとギィの戦いが始まり、世界が崩壊しそうになります。

ラミリスが止めに入ったことでミリムは正気に戻り、戦いは終わりました。
戦いを止めることには成功しますが、2人のオーラを受けたことでラミリスは成長と転生を繰り返す妖精に堕ちることに。

ラミリスは3人目の魔王となり、この時の3人のお茶会が魔王の宴ワルプルギスの原型になりました。

レオンを勇者にする

ラミリスはレオンから嫌われている?
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラミリスは、レオン・クロムウェルに光の精霊と契約させて勇者にしました。

300年ほど前、ラミリスは精霊の棲家を訪れた少年だったレオンを勇者と認定
レオンは、ラミリスが召喚した光の精霊の加護と契約しました。

レオンが召喚について知りたいことがあったため、ラミリスは知識の精霊も呼び出しています。
しかし、何の情報も得られなかったレオンは、腹いせのようにイフリートを奪っていきました

レオンに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【転スラ】ラミリスの登場シーンと活躍

精霊の棲家で子供達のために精霊を呼び出す

未来を心配するラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラミリスは精霊の棲家で初登場し、呼び出した精霊が不完全召喚された子供達の体に宿るのを見届けました。
リムルは、魔素が暴走して数年間しか生きられない子供達を救うために精霊の棲家に向かいます。

精霊女王を名乗るラミリスと出会ったリムルは、子供達のために精霊を呼び出してくれるように頼みます。
ラミリスは精霊を呼び出し、リムルの協力で子供達全員が上位精霊以上の存在と同化することに成功。

子供達が、魔素の暴走で死ぬことはなくなりました

リムルから守護者としてベレッタをもらう

ベレッタの名前を授けるリムル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

守護巨像を壊したリムルは、代わりの守護者としてベレッタを召喚します。
リムルは精霊の棲家に入る際に、侵入者を排除する守護巨像を破壊しました。

リムルは守護巨像の代わりとして悪魔を召喚し、ベレッタと名前を付けます
ベレッタは、ラミリスの守護者になりました。

リムルに頼んでテンペストに移住し地下迷宮の管理者に

引っ越しの必要性を訴えるラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラミリスは領土掌握編でテンペストに移住し、闘技場の地下にある地下迷宮の管理者になります。
リムルが魔王として認められた後に、ラミリスはテンペストへの移住を決意

勝手にテンペストの一部を占拠したことで、リムルから大目玉をもらうことに。
リムルはラミリスの能力を利用したビジネスを考え、闘技場の地下に迷宮を作ることを提案。

ラミリスは地下迷宮を作り、さまざまモンスターや仕掛けが設置されます。
RPGゲームのような冒険ができる地下迷宮が完成し、ラミリスはそこの管理者となりました。

地下迷宮の管理者として東の帝国の軍勢を迎え撃つ

小説挿絵のラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

東の帝国と戦争になった際は、地下迷宮の管理者として軍勢を迎え撃ちました。
帝国との戦争がはじまると、ラミリスは中央都市リムルを地下迷宮の中に収納

忠告を無視した帝国の軍勢は、迷宮内に侵入します。
迷宮内で分断された帝国軍を迷宮十傑が迎え撃ち、有利な環境での戦いにテンペストは完勝

裏切ったディーノがラミリスを狙う展開もありましたが、ラミリス・ゼギオン・アピトの活躍でラミリス無事でした。

【転スラ】ラミリスと関係の深い配下を解説

ベレッタ

ラミリスの従者になったベレッタ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ベレッタは、ラミリスを守るためにリムルが呼び出した悪魔です。
元は普通の上位悪魔でしたが、ゴーレムに宿ったことで外見がかなり変わっています。

リムルの配下がラミリスを守っているような形でしたが、現在はラミリスを唯一の主として仕えています
他の配下がラミリスに非常に甘いため、何かあった時はベレッタが諫める役目になることが多いです。

ただし、ラミリスへの忠誠心は非常に厚く、ベレッタが研究好きなことから気が合っています。
リムルからは、ラミリスに性格が似てきたと指摘されていました。

トレイニー

ラミリスが好きすぎて役目を放棄しそうなトレイニー
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

トレイニーはラミリスが魔王になる前から、仕えている妖精です。

ラミリスが生まれ変わった際に逸れてしまい、助けてくれたヴェルドラの下でジュラの大森林の管理をしていました。
その後、リムルの配下となっていましたが、ラミリスと再会して彼女の配下に戻っています。

リムルにも頼りにされる冷静で知的な性格ですが、ラミリスへの忠誠心が強すぎてキャラ崩壊。
子供になったラミリスをひたすら甘やかしており、かなり残念な性格になってしまいます。

転スラ日記ではかつてラミリスに芋の精霊と言われ、自分が芋の精霊と信じていました。
ポテチをこよなく愛する姿から、うすしおさんのあだ名をつけられています。

【転スラ】ラミリスについてまとめ

転スラのラミリスについて解説しました。
現在は子供のせいで強くはありませんが、能力はかなり強力です。

テンペストに移住してからは、地下迷宮の管理者としてかなり活躍します。
アニメ3期では、地下迷宮の話がメインになりそうなので楽しみに待ちましょう。

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