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先代傲慢担当：ストライド・ヴォラキア
先代の傲慢担当はストライド・ヴォラキアという人物です。
黒髪を長く伸ばし、血色の悪い顔の眉間にしわを寄せた、怒りや悲しみといった負の感情が滲み出た容姿をしていました。
「ヴォラキア帝国」の王族の1人
名前からピンときた方もいるかもしれませんが、ストライドはヴォラキア帝国の王族の一人です。
ヴォラキア帝国では代々「選帝の儀」という風習がありました。
これは、兄弟姉妹で殺し合い、生き残ったものが次期皇帝の座を掴む、というものです。
王族であるストライドもこの選帝の儀に参加する権利がありましたが、体の弱かったストライドの生家は選帝の儀を棄権し、ストライドを八つ腕のクルガンのもとへ預けました。
ストライドの家の者はクルガンの元でストライドが命を落とすことを望んでいましたが、ストライドはクルガンの元で力をつけていきました。
そして、ついに王位にも届こうかというとき、体の弱さが祟り高熱を出してしまいます。
これがきっかけで子供の作れない体になってしまったストライドを、ストライドの父は毒殺しようとしました。
なんとか一命をとりとめたストライドでしたが、自分を死に追いやろうとしたヴォラキア帝国やルグニカ王国はもちろんのこと、全世界を呪うようになっていったのです。
権能は明かされていないものの呪いをかける能力を持っていた
ストライドの権能は明かされていませんが、ストライドには呪いをかける能力を持っていました。
ストライドは呪いのために10個の指輪を所持しており、この指輪を使うことで相手に呪いをかけることができます。
この呪いの効果は、相手を衰弱させたり、相手の能力を最大限まで引き出したり、相手を意のままに操ったりとさまざまでした。
しかし、この呪いをかけるための代償として、ストライドは体の一部を捧げていたようです。
テレシアに呪いをかけた際は内臓を捧げていたようです。
「リゼロ」大罪司教と大罪の魔女の違い
先にも軽く触れましたが、魔女の中でも絶大な力を持っていた7人が「大罪の魔女」と呼ばれていました。
大罪の魔女の一人である嫉妬の魔女サテラは、適性のない「嫉妬」の魔女因子を取り込んだため精神に異常をきたし、第二の人格が誕生してしまいます。
7人の魔女たちは元は友人同士でしたが、第二の人格である「嫉妬の魔女」は世界の半分を飲み込み、他の6人たちも飲み込み自分の力の糧とし、世界を敵に回しました。
魔女教というのは、この嫉妬の魔女のみを信仰しており、嫉妬の魔女の復活を望んでいる集団であり（一部シリウスのように例外も存在しますが）、大罪司教というのはその魔女教の幹部に当たります。
それぞれ嫉妬以外の大罪の魔女因子に適合したものが幹部に選ばれるため、大罪司教というわけです。
「リゼロ」考察：ナツキ・スバルは傲慢の大罪司教？
現在空席の傲慢の大罪司教ですが、スバルが傲慢の大罪司教なのではないか、という声もあります。
こちらの意見について少し考察をしていきたいと思います。
死に戻りするたびに強くなる魔女の臭い
スバルが傲慢の大罪司教ではないかと言われる理由のひとつとして、死に戻りするたびに強くなる魔女の臭いがあげられます。
この魔女の臭いが原因で、スバルはレムに二度も殺されており、ペテルギウス・ロマネコンティからは傲慢の大罪司教であることを疑われました。
しかし、ペテルギウスの福音書には傲慢の大罪司教がスバルであるとは書かれていませんでした。
さらに魔女教徒となるには、この福音書が必要です。
この観点からはスバルが大罪司教である可能性は低いと考えられます。
他の権能を複数引き継ぐことができる
スバルが傲慢の大罪司教ではないかと言われる二つ目の理由としてあげられるのは、スバルが他の権能を引き継ぐことができることです。
- ペテルギウスの「見えざる手」：インビジブル・プロヴィデンス
- レグルスの「獅子の心臓」：レオ・コルニス
通常、魔女因子は適性のあるものに引き継がれます。
スバルのこの複数の魔女因子を取り込むことができる能力こそが傲慢の権能なのではないか、と考える方も多いのです。
これらの点からまとめると、スバルは大罪司教ではないと考えられます。
しかし、スバルが気づかないうちに傲慢の魔女因子を取り込んでいる可能性は十分に考えられますね。
ifルートでは自ら傲慢の大罪司教を名乗る
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スバルが魔女教大罪司教ではないかと噂された理由の一つとして、ifルートのストーリーがあげられます。
「ゼロカラアヤマツイセカイセイカツ」というifルートのストーリーでは、スバルがラインハルトの力を借りるという選択をしなかった場合の物語が描かれています。
愛するエミリアを王にする、という目的のために手段を選ばず悪に染まっていくスバルが描かれており、自ら大罪司教となり内部から他の大罪司教を全滅させ、全てをエミリアの功績とするようロズワールへ伝え、エミリアを英雄へと仕立て上げていきました。
しかし、ラインハルトだけは幾度と戦っても攻略できなかったスバルは、最後にエミリアに自分が傲慢の大罪司教であることを伝えエミリアに殺されることで、エミリアを真の英雄にできると考えました。
そして最後に、「――魔女教大罪司教、『傲慢』担当、ナツキ・スバルだ！」「――君に、殺される男だ」と名乗り、自ら命を差し出したのです。
最後に「――愛してる」と呟き息絶えたスバルは死に戻りのループから外れ終わりを迎える、という物語です。
このifルートで傲慢の大罪司教を名乗っていたことから、本当はスバルが大罪司教なのではないかと予想した方が多かったようです。
「リゼロ」魔女教大罪司教まとめ
今回は魔女教大罪司教についてお話させていただきましたが、いかがでしたか？
大罪司教が皆常軌を逸した狂人であること、権能による強さなどがお分かりいただけたかと思います。
まだアニメには登場していない大罪司教もいますが、リゼロでは多くの伏線が散りばめられているので、大罪司教について知った上でアニメを見返すと新たな発見があるかもしれませんね。
皆さんも魔女教大罪司教について知り、リゼロをより一層楽しみましょう！
