「メイドインアビス」プルシュカの最期

プルシュカは解体されてしまう

イドフロントに来たリコ、レグ、ナナチと出会ったボンドルドは、機械の体でできたレグを見て興味を抱き、アンブレラハンズ達に命じて捕らえさせ、身体を解体させようとしました。

メイドインアビス
出典:アニメ「メイドインアビス」公式サイト

 

とっさにナナチが助けに入りましたが、レグは片腕を切り落とされてしまいます。 

このことで、ボンドルドはリコ達と衝突してしまい、彼は命を落としかけます。 

養父が死にかかったことで、プルシュカは涙を流しますが、何と、アンブレラハンズの一人がボンドルドの仮面を被り、ボンドルド本人になってしまったのです。 

ボンドルドはゾアホリックという、自分の精神を分散させて他人の体を乗っ取ることができる遺物を使って、生きながらえることができるのです。 

そして、プルシュカが自分に、惜しみない愛情を向けていることを確信したボンドルドは、彼女をイドフロントの手術室に運びました。 

ボンドルドはアンブレラハンズとともに、彼女の身体を解体し、不要なものをすべてそぎ落とし、わずかな臓器のみにして、「カートリッジ」というボトルタンクのようなものに詰めてゆきました。

カートリッジとは?

「カートリッジ」とは、ボンドルドが発明した、上昇負荷に絶えるための道具です。 

ボトルタンク状の培養器に、身体を解体して、余分なものをそぎ落とした子供を詰めたものです。 

このカートリッジをバックパックに装着すると、カートリッジは装着者の代わりに上昇負荷を受けてくれるので、装着者は自我を保つことができるのです。 

カートリッジは上昇負荷を引き受けると、バックパックから外れてしまうので、長時間活動するには、大量のカートリッジが必要になります。

前述したように、カートリッジに使われた子供は、ボンドルドに愛情を抱かせるようにしたものです。 

ボンドルドは、第五層での上昇負荷に耐え、そして自我を保つために、このカートリッジを大量に背中に背負って、レグと最終決戦に向かいます。

死亡、そして白笛へと生まれ変わったプルシュカ

リコ、レグ、ナナチは力を合わせて、ボンドルドを追いつめてゆきます。

しかし、ボンドルドが使い捨てられたカートリッジの一つに、メイニャが駆け付けてことで、三人は愕然となりました。

使い捨てられたカートリッジの一つには、何とプルシュカが詰められていたのです。 

辛くもボンドルドに勝利した三人ですが、あまりにも無惨な結末にリコはカートリッジを抱きしめて、むせび泣きました。

やがて、プルシュカが詰められたカートリッジから、わずかな臓器と培養液が零れ落ちてしまい、リコは取り乱して「プルシュカがこぼれちゃうと」言って泣きじゃくりました。 

その時、零れ落ちたプルシュカのボトルタンクの中から、不思議な石が出てきました。 

この石は、人間の命を元として生み出される石「命を響く石(ユアワース)」です。そして、このユアワースこそ、白笛の原材料なのです。

白笛には、イドフロントの昇降機を起動させる力だけでなく、アビスで発掘される遺物の力を目覚めさせる力があるのです。 

白笛は、本当の親愛のある間柄の者でなければ使うことはできないので、プルシュカが生まれ変わった白笛は、リコが所有することになります。

「メイドインアビス」プルシュカの考察

プルシュカのエピソードで、白笛が単なる探掘家の称号ではなく、アビスにある遺物の力を、起動させることができるものだということがわかりました。

そして、イドフロントの中央部にある、アビスの第六層より下の深層階に向かうための昇降機を起動させるためのものでもあります。 

イドフロントは古代人たちが築きあげた祭祀場であり、彼らももしかしたら白笛もしくはユアワースを使って、遺物を使っていた可能性があるようです。

さらに、アビスの深層からやってきたレグも、白笛の音に反応することから、レグの秘められた力を開花させることもできるようです。 

白笛に生まれ変わったプルシュカは、古代文明やレグの秘密をあばくカギとなるのかもしれません。

まとめ

リコ、レグ、ナナチの三人は、いよいよ第六層に向かうことになります。

「アビス」のタイトルが示す通り、物語の謎は深まるばかりです。

すべての答えは、物語の最深部にあるはずです。

アニメ「メイドインアビス」の第ニ部も放映決定となり、リコ達のさらなる活躍を期待しましょう。

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