
目次
メイドインアビスの大人気キャラクター「ナナチ」。
ぬいぐるみのような、かわいい見た目とは裏腹に、ハードな過去を持ったキャラクターです。
今回は、そんなナナチの魅力や気になる性別についての考察をご紹介します。
題名 | 収録巻 |
メイドインアビス アニメ1期 | 漫画1巻〜4巻26話「新たなるスタート」まで収録 |
メイドインアビス 劇場版「深き魂の黎明」 | 漫画4巻27話「禁断の花畑」〜5巻38話「挑む者たち」まで収録 |
メイドインアビス アニメ2期「烈日の黄金郷」 | 漫画6巻39話「還らずの都」〜11巻60話「黄金」まで収録 |
メイドインアビス アニメ3期(未定) | 漫画11巻61話「どこにでも行ける」〜 |

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「メイドインアビス」ナナチとは?
ナナチのプロフィール・声優

誕生日:不明
年齢:リコとレグと同じくらいか、年上?
出身地:極北地方セレ二
家族:なし(孤児)
友達:ミーティ
特技:読み書き、治療
ナナチは、アビス第四層の奥地に造ったアジトに、ミーティという不気味な生き物と一緒に暮らしています。
ナナチの声優は、井澤詩織が担当しています。
主な出演作品は、『ヘボット!』『SHIROBAKO』『プラネット・ウィズ』などです。
ヘボット!の主人公のヘボットや、プラネット・ウィズの黒井銀子など、コミカルなキャラクターを演じています。
ちなみに撮影ロケの日、めちゃくちゃ寒くて強風だったので自撮りも全て絶妙に寒そうな顔をしている(笑)#予算1万円で行く写真旅#デジタルカメラマガジン pic.twitter.com/fKBCO5cQv9
— 井澤詩織 (@shiori_izawa) February 14, 2020
ナナチのかわいい雰囲気や、思慮深さの両面をうまく演じています。
ナナチの友達ミーティを演じた喜多村英梨とは公私ともに仲が良く、『喜多村英梨の超ラジ!』にも数回ゲスト出演しています。
ナナチの過去

ナナチは、元々人間で、アビスではなく極北の国セレ二で生まれ育ちました。しかし、家族はおらず、浮浪児となり、ゴミ漁りをして暮らしていました。
ある日、セレ二に白笛の称号を持つ探窟家、ボンドルドが現れ、浮浪児たちに自分の探窟を手伝うように呼びかけました。
ナナチは多くの子供達とともに、ボンドルドに連れられて、アビスに向かいました。道中、ナナチは、他の国から来た少女ミーティと仲良くなり、ボンドルドの研究施設「イドフロント」で共に過ごしました。
しかし、ボンドルドは、2人の子供を第六層に降ろして、アビスの呪いを片側に押し付けるという、おぞましい実験を行っていたのです。
そして2人はボンドルドの実験によって、アビスの呪いを受けて、変わり果てた姿になってしまいます。そのうえ、ミーティはナナチを庇って、呪いを余計に受けたので、自我を失くしてしまったのです。
ナナチはミーティを救うために、ボンドルドの元から逃げ出し、第四層でミーティと暮らすことになったのです。
ナナチの正体

「メイドインアビス」可愛いナナチの5つの魅力
ナナチの魅力①:ぬいぐるみのような愛くるしい姿

ナナチは、ウサギのぬいぐるみのような、かわいい見た目です。ただし、ウサギは尻尾が短いですが、ナナチの尻尾は長く、よく見ると体つきはカワウソのような感じです。
ナナチは、ぬいぐるみのような愛くるしい外観と、とぼけた口調でファンの心を鷲掴みにしてしまったのです。
ナナチはよほど毛並みがいいのか、リコやレグはしきりにナナチの体に触りたがっています。とくにレグは隙あらば、ナナチの体に触ろうとしています。
ナナチはリコに触られても大丈夫なようですが、レグが触ろうとすると、なぜかナナチは嫌がり、「触り方がいやらしい」と顔を赤らめて、拒絶してしまいます。
ナナチの魅力②:頭の回転が速く、聡明。
ナナチは幼い頃から、独学で読み書きを学んでいたことから、大変頭がよく聡明な子供だったようです。
成れ果てになった状態でも、その優れた思考力と理解力は衰えず、ボンドルドのもとで、医学や薬学を身につけていました。
ナナチは、その知識によって、タマウガチの毒にやられたリコの左腕を解毒し、適切な処置して、彼女の左腕を治したのです。

そのうえ、ナナチは、レグがタマウガチと戦っている際に、彼に的確な指示を出して、レグにタマウガチを倒させるなど、優れた判断力と観察力の持ち主でもあります。
また、アビスの上昇負荷の仕組みをレグに解説するなど、アビスの世界の仕組みについても詳しく、リコとレグの仲間となってからは、2人の良きブレーンとなっています。
ナナチの魅力③:年上キャラならではの落ちついた言動
ナナチの年齢は、はっきりとわかっていません。外観上はレグやリコと同じくらいの年齢に見えます。
しかし、ナナチが初めてアビスに来た時は、すでにリコやレグと同じくらいの年齢で、その後、ボンドルドの元で、医学や薬学を学び、彼と袂を分かった後でも、第四層でミーティとともに、長い間暮らしていたので、リコやレグより年上のはずです。
そのため、ナナチの言動は大人びており、リコの治療をしているときにも、取り乱しているレグを叱咤して指示を出し、自らは落ち着き払って、冷静に彼女の症状を見定め、リコに適切な処置を施しました。
リコとレグの仲間となってからは、アビスで暮らした経験と知識を使って、2人をサポートするブレーンのようなポジションとなります。
また、リコとレグの恋愛ムードになると、照れてるレグをからかいながらも、年上の仲間らしく、2人の恋路を応援するような振る舞いもみせます。
ナナチの魅力④:実はウブ?そして意外な欠点もある
キャラクターの魅力とは、何も長所ばかりとは限りません。短所や欠点が魅力になることもあります。
ナナチの場合、リコとレグの関係をからかっているような描写こそありますが、自分自身は恋愛に関してかなりウブのようで、レグに顔を近づけられただけで、顔を赤らめたりしています(ナナチの性別の項を参照)。

また、薬学に精通しているにも関わらず、料理はかなり下手糞で、泥のようなシチューを作ってしまいます。味は口に入れたレグが、顔をしかめるくらい不味いようです(逆に不器用そうなリコは料理が上手)。
これは、ナナチが孤児で育ったために、あまりちゃんとしたものを食べることができなかったうえに、ミーティ以外の友達らしい友達もいなかったことから、恋も料理も知らずに今まで生きていたことが原因になっています。
漫画やアニメのキャラクターの短所や欠点には、時折、ストーリーに関わる大事な秘密があったりするので、見過ごしていいものではないのです。
そして、そのキャラクターの背景と短所を組み合わせてみると、違った一面が見えてくるのです。欠点もまた、そのキャラクターの大事な個性であり、魅力でもあるのです。
ナナチの欠点は、料理が下手糞で、自分の気持ちに関してはシャイなところです。しかし、それはナナチがかわいい見た目に会わず、ハードな人生を送っていたという証であり、それが彼女の個性や魅力になっているのです。
ナナチの魅力⑤:友達思いの優しい心
ナナチの最大の魅力は、友達思いの優しい心です。リコとレグに会った時も、タマウガチの毒にやられて死にそうになっているリコと、彼女にすがりついて泣いているレグを、放っておくことができなかったからです。
浮浪児だった頃、ナナチはこれと言った友達も仲間もいませんでした。
そんな、ナナチの前に現れたのがミーティでした。屈託のない彼女は、ナナチとすぐに仲良くなりました。
ナナチはミーティを、生まれて初めてできた親友であり、、自分の宝物と思ったのですが、ボンドルドの非情な実験は、2人に酷い運命を背負わせます。
ナナチは獣人となり、ミーティは不気味な生き物の姿に変えられ、自我も失くしてしまうのです。それでも、ナナチはミーティの友達であり続けました。
しかし、ナナチにミーティの姿を戻すことはできず、彼女の苦しみを解き放つには、安楽死しかないと思ったのです。
ナナチは、レグの火葬砲で、ミーティーを安楽死させようと決意しました。しかし、ミーティの安楽死を決行する直前、ナナチは彼女に縋り付き泣き出してしまいます。
それでも、ナナチは悲しみを堪えて、レグに火葬砲で、ミーティを消滅させてもらいました。
誰よりも、友達を思っているナナチは、自分の心が悲しみで張り裂けそうになっても、ミーティを救う方を選択したのです。
「メイドインアビス」ナナチの性別の考察
ナナチは男説

ナナチはかわいいけれども、性別はどっちなのか?とファンの間では議論のタネになっています。
一人称は「オイラ」で、言動も男っぽいので、ナナチの性別は男の子ではないかという説があります。
人間だった頃のナナチは、女の子のような見た目ですが、メイドインアビスの世界では、探窟家・オーゼンの弟子で、マルルクというキャラクターがいます。
こちらも性別不詳で可愛らしい見た目ですが、本人は男の子であることを、ほのめかす発言をしています。

マルルクが男の子だとしたら、ナナチの見た目が可愛らしいだけで、女の子と決めつけるわけにはいきません。
可愛らしい男の子である可能性もあるのです。
ナナチは女説
ネット上で有力なのは、女の子説です。これは、レグとの接し方から推察している方が多いようです。
レグがナナチに顔を近づけたり、体を触ろうとすると、ナナチは恥ずかしそうに顔を赤くしているからです。その時の振る舞いも、どことなく女の子みたいな感じに見えます。逆に、女の子のミーティやリコに触られてもあまり動揺しません。
ナナチは、孤児の時代から一人ぼっちで生きていたので、あまり男の子と付き合ったことがなく、異性に対して免疫が無いはずなので、レグに対し過剰な反応を見せてしまうのではないかと思います。
ナナチが女の子だとしたら、触られて嫌なのは同性の女の子より、異性の男の子のはずです。実際、人間だった頃のナナチはミーティと一緒の布団で寝ています。
逆に、もしナナチが男の子だったら、女の子に免疫がないはずなので、ミーティやリコに体を触れられたら、過剰な反応を見せるはずなので、ナナチは女の子説が有力ではないかと思います。
ナナチの性別の考察
筆者なりの考えですが、ナナチは成れの果てになる前は女の子で、成れの果てになったときに、性別が無くなってしまったのではないか?という考え方をしています。
なぜなら、ナナチやミーティは、明らかに人間とは違う、別の生物になっているので、性別も変わっている可能性もあります(性転換する生物は実在する)。
そして、ミーティは成れ果てになったとき、不死となりましたが、不死と言うことは、生殖の必要がないので、性別の必要が無いという考え方ができます。
ナナチの場合、不死であるかどうかは分かりませんが、レグより年長であるのに、見た目はレグやリコと、同じくらいの子供のようであることから、不老である可能性はあります(アビスは時間が狂っているためという考えもある)。
そうだと仮定すると、その副作用で性別を失ってしまった可能性もあるかもしれません。
一部の爬虫類や両性類の中には、単為生殖で生まれる生物もおり、アビスの中にもそうした生物が全くいないとは思えません。
あくまでも筆者の推論です。ナナチの性別が明かされるのか。今後の展開に期待しましょう!
「メイドインアビス」ナナチの姿が暗示していることとは?
ナナチはアビスの案内人
ナナチの姿が、ウサギそっくりであること気付いた人も多いはずです。
厳密に言えば、ウサギとは違いますが、あえてウサギ型の獣人と考えてみると、興味深い考察ができます。
ウサギで思いつくのは、あの有名なルイス・キャロルの名作ファンタジー「不思議の国のアリス」です。
不思議の国のアリスは、白ウサギを追いかけた少女アリスが、地下にある不思議な世界を冒険するという物語です。
アビスは、不思議の国のアリス同様、地下世界にあるので、ウサギの姿をしたナナチは、アビスの案内者、もしくは異世界の使者という役割を持っているという見方ができます。
悲しい宿命も暗示していた。
仏教説話で、ウサギは空腹で死にそうになった旅人を救うために、火の中に飛び込んで、自分を食べさせたという逸話があります。
ナナチもまた、旅人を救おうとしたウサギのように、変わり果てた友達のミーティに献身的に尽くし、タマウガチの毒にやられたリコを助けてくれました。
ナナチのウサギのような姿には、彼女の献身的な優しさという魅力を表しているようにも見えます。
一つだけ違う所があるとすれば、犠牲になったのはナナチ自身ではなく、ミーティの方であるところです。
そして、ナナチのウサギの姿は、アビスの世界における、何かが犠牲になることよって命が助かるという、残酷な摂理とも言うべきものを暗示しているようでもあります。
もしかすると、今後の展開では、リコ達の大事な何かが犠牲になっていくことを暗示しているのかもしれません。