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1079話にてキッドがシャンクスに瞬殺され、海賊団も壊滅してしまいました。
果たしてキッドは、このまま退場してしまうのでしょうか?
今回はキッド海賊団が再登場する可能性について、考察させていただきます。
他に「壊滅」という言葉が使われたのはいつ?
同じ表現が使われたのはロックス海賊団!

1079話のラストにて、「キッド海賊団"壊滅"」という表現が用いられました。
実は「壊滅」と表現された海賊団が、作中で既に登場しています。
それがロックス海賊団です!ロックス海賊団といえば、ゴッドバレー事件でガープとロジャーに敗北した海賊ですよね?
その際に船長であったロックスも死亡し、仲間も散り散りとなりました。
そんな事件の顛末から、センゴクは「壊滅」と表現しています。
つまりそれほど絶望的な状況を、ワンピースでは「壊滅」と表現するのです。
ルフィ達がくまに敗北した時は「完全崩壊」

他に海賊団が壊滅した事例と言えば、原作53巻513話にてルフィ達がバーソロミュー・くまに敗北した時です。
この際は最後のページで、「麦わらの一味"完全崩壊"」と表現されていました。
ですが皆さんご存知の通り、ルフィ達は2年後に再集結しています。
そのため「完全崩壊」というワードは、世間から見た「ルフィ達の敗北」という事象に対する表現と解釈出来るでしょう。
ですので「壊滅」の言葉が使われたキッド達にも、まだ生存の可能性があると思われます。
キッド海賊団は再起不能?理由を考察
ヒントはキッド海賊団の船名

生存の可能性も残されているキッド達ですが、「海賊団」としては再起不能になってしまったと、筆者は考えています。
なぜならシャンクスとの戦闘で、キッド達は「海賊としての誇り」と呼べるものを失ってしまったからです。
それは、キッド海賊団の母船である「ヴィクトリアパンク号」。
実はこの船の名前は、海賊になる前のキッドの親友だった「ヴィクトリア・S・ドルヤナイカ」から取られています。
そしてヴィクトリアがギャングに殺害され、その敵討ちをするため、キッドが結成したのが「キッド海賊団」の前身なのです。
そんなキッド達の「海賊になったきっかけ」として、親友の名を冠したヴィクトリア号が沈められのは、ショックでは片付けられないでしょう。
例えるなら「ルフィが"麦わら帽子"を失うようなこと」にも、等しいのではないでしょうか?
ロード歴史の本文(ポーネグリフ)を渡してしまった

もうひとつキッド海賊団が、再起不能と言える理由があります。
それはキッドの部下が命乞いをしながら、「ロード歴史の本文(ポーネグリフ)」をシャンクスに渡してしまったことです。
言わずもがな、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」が隠されたラフテルへ辿り着くには、ロードポーネグリフを4枚集める必要があります。
海賊団も崩壊した今、再び集め直すのは至難の技です。
少なくともキッドは、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」争奪戦からは脱落と言わざるを得ません。
シャンクスはなぜキッドを徹底的に潰したのか?
ヒントは1話で語ったあのセリフ

1079話を読んで、シャンクスの強さに興奮しながらも、徹底的にキッドを潰す冷酷さに驚いた方も多いのではないでしょうか?
なぜこうも徹底的に、キッド海賊団は潰されたのでしょう?
しかしシャンクスのスタンスは、原作第1話の頃から変わっていません。
それは「友達を傷つけるやつを許さない」です。
作中でも見られた通り、赤髪海賊団の傘下は弱者ばかりですが、それでもシャンクスは一緒にいます。
それはシャンクスにとって、「弱くても一緒にいたい友人だから」ではないでしょうか?
そんな友人達を殺害する未来を見せたキッドを、シャンクスが許すはずがありませんよね。
そのため、キッドが完膚なきまでにやられたのは、必然と言えます。
キッドに反撃される未来を見た?

2つ目の理由として、「キッドが反撃する未来を見た」ことも考えられます。
その根拠は、シャンクスがキッドに攻撃を行う前の描写です。
船団がやられる未来を見たシャンクスは「まずい!」と船を飛び出しながら、ドリーとブロギーにも「構えろ!」と指示しました。
しかしその後の展開を見て分かる通り、シャンクスは単身でキッドを瞬殺します。
それほどの実力差があるなら、焦って巨人族の2人にも攻撃命令を出す必要はないはず。
そこで考えられるのは、「シャンクスの攻撃を食らった後に、キッドが反撃する未来が見えた」という可能性です。
つまりそこまで徹底的にやらなければ、「シャンクス側にも被害が出ていた」ということではないでしょうか?
海賊王の技・神避(かむさり)まで使う徹底っぷり

キッドがもたらす未来を見て焦ったシャンクスですが、当のキッドはあっさりと倒してしまいます。
しかし使用した技が、海賊王ゴール・D・ロジャーも使った「神避(かむさり)」であることから、シャンクスも本気モードだったのでしょう。
そして「神避(かむさり)」といえば、かつて光月おでんを容易く吹っ飛ばした技。
カイドウを"単身で追い込んだ"おでんすら吹き飛ばす技ですから、その威力は計り知れません。
こうして情報を整理してみると、キッドの生存はより絶望的と感じますね。
キッドの再登場の可能性

尾田氏の発言がヒントに?
情報を整理すると、どうしようもなくキッド生存が絶望的に思えますが、まだ希望は残っています。
それは『ONE PIECE 総集編 THE 27TH LOG』にて掲載された、尾田栄一郎氏による書き下ろし「連載ってワンダーランド」です。
ここで尾田氏は「最悪の世代は半分くらい脱落すると思っていた」と語っていました。
しかし皆さん知っての通り、"最悪の世代"の脱落者は、現状1人だけになっています。
作者の予想すら越えて、彼らは活躍しているのです。
しかも尾田氏は、「キッドは重要なキャラになりそう」とも語っていました。
このことからキッドには、まだ残された役割があると予想できます。
「火ノ傷の男」について判明していない
キッド達に残された「秘密」といえば、原作1056話にて彼らが語った「火ノ傷の男」です。
キッドが言うには、ワンピースを手に入れるには、その「火ノ傷の男」を探さなければならないとのこと。
しかしこの情報については、ルフィ達に共有されなかったため、キッドの口から直接説明があると思われます。
そして、なぜキッド達がその情報を知っていたのか?についても。
このように彼らの周りにはかなりの謎が残っているため、このまま退場となる可能性は低いでしょう。
【ワンピース】1079話考察についてのまとめ
ここまで「キッド海賊団の再登場の可能性」について考察してきました!
改めてになりますが、今回の話はかなり衝撃的でしたね。
シャンクスの強さやキッド海賊団の壊滅に、エッグヘッドに近づく黒ひげ海賊団の海賊旗。
かなり情報が多かったので、しっかり整理してから次回のお話に臨みたいですね!