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転スラに登場するヴェガは、その貪欲さでどんどんと力を増していく存在です。
そこまで脅威には思えないキャラでしたが、実はラスボスになる可能性もあると言われています。
ヴェガの強さや能力、正体について考察します。
【転スラ】ヴェガはどんなキャラ?
力のヴェガと呼ばれる三巨頭(ケルベロス)の1人

名前 | ヴェガ、 |
称号 | 力のヴェガ、暴力の化身 |
存在値 | 1000万以上 |
ユニークスキル | 悪食 |
究極能力 | 邪龍之王 |
ヴェガは秘密組織三巨頭の統領の1人で、力のヴェガの異名を持ちます。
ケルベロスは東の帝国の裏社会を支配する犯罪組織で、3人の統領がいます。
力のヴェガは統領の1人で、暴力の化身とも呼ばれていました。
天使軍に加入した後は、七凶天将のリーダー格になっています。
圧倒的な魔素量を誇る存在になっていきますが、技量が低いせいで実力は今一つです。
魔人の子として生まれてダムラダの教育を受ける

ヴェガは魔人の子供として生まれ、ダムラダに教育されて強い戦士になりました。
ヴェガの父親はイングラシアの役人でしたが、魔物の因子を取り込みすぎて魔人になってしまいます。
魔人の父親の影響で異常な力を持って生まれたヴェガは捨てられ、自由組合総帥のユウキに捕獲されます。
ユウキはヴェガの力を利用するために、ケルベロスの統領のダムラダに預けました。
ヴェガはダムラダに鍛えられ、強力な戦士になります。
知能は低いが異常な貪欲さを持つ

ヴェガは知能は低いですが、どんなことをしても生き延びようとする異常な貪欲さを持ちます。
利害関係や相手の強さを全く考えずに行動するため、仲間からは頭が悪すぎると馬鹿にされています。
一方でどんなことをしても、生き延びようとする貪欲さは異常なレベルです。
幼いころからどんなものでも食べることで生き延びてきましたが、スキルで強者を食べることでどんどん力をましています。
ヴェガの細胞を取り込んだ天使が、ヴェガのような性格になってしまうなど自我の強さも相当なものです。
【転スラ】ヴェガの強さ・能力を解説
ユニークスキル「悪食者」は捕食したものの力を取り込む

ヴェガの「悪食」は、食べた者の能力を取り込むユニークスキルです。
どんなものでも食べることができ、その力を取り込むことで自分を強化できます。
ユウキに捕らえられる前は、人間まで食べたことで捕獲対象になりました。
究極能力「邪龍之王」は食らった者をより強大な存在にする

邪龍之王は悪食が進化した究極能力で、食べることで吸収するだけでなく、食べた相手をより強力な存在に生まれ変わらせます。
邪龍之王を獲得したヴェガは捕食した相手の力を吸収し、食べることでどんな状態からでも回復できるように。
さらに食べた相手をより強力な存在として生み出す邪竜獣という能力も身に付けました。
邪竜獣は、カザリームの妖死冥産を再現した能力です。
【転スラ】開国祭までのヴェガの活躍
ユウキの命令で魔獣軍団の一員に

ヴェガはユウキに命令され、監視するために魔獣軍団の一員になります。
ユウキは東の帝国を乗っ取るために、ヴェガを伴って帝国軍に入隊。
頭の悪さを心配したユウキから、軍団長には手を出さないように命令を受けていました。
ヴェガは魔獣軍団に潜入し、帝国近衛騎士団に入ることにも成功します。
軍団長を捕食して覚醒魔王級の力を得る

魔獣軍団に潜入したヴェガは、幹部や軍団長を捕食して覚醒魔王級の力を得ています。
ドワルゴンでテンペスト軍と戦った魔獣軍団は、次々と倒されていきました。
魔獣軍団の幹部や軍団長の死体を捕食し、神話級の武器を取り込んでその力は覚醒魔王級に。
強くなったヴェガは暴走しますが、リムル側についたラプラスに負けて従順になります。
しかし、フェルドウェイと操られたユウキが現れたことで、再びユウキの指示に従うようになりました。
【転スラ】天魔大戦でのヴェガの活躍を解説
天使と融合してさらに強化される

野望終焉編でベガは天使と融合することでさらに強くなり、スキルも進化させています。
ヴェガは複製体を作り出して天使を受肉させる実験に利用されますが、生き延びようとする貪欲さが強すぎるせいで失敗。
熾天使と融合することになり、自我を持った状態でその力を取り込みます。
存在値が1000万を越えただけでなく、悪食が究極能力の邪龍之王に進化しました。
大幅に強くなりましたが、レオンの城ではランガに敗北。
マサユキを殺すために世界会議を襲撃した際は、ヒナタとテスタロッサに完敗しました。
ゼラヌスの遺骸を取り込むが完全な無の世界に飛ばされる

ヴェガはゼラヌスの遺骸を取り込むことでさらに強化されましたが、完全な無の世界に飛ばされました。
ヴェガは地下迷宮を取り込もうとしますが、ゼギオンに敗北します。
その後、蟲魔王がゼラヌス現れ、ゼギオンに倒されました。
生き残っていたヴェガはゼラヌスの遺骸を吸収しますが、圧倒的な技量のディアブロに敗北。
迷宮のヴェガのいる部分は切り離され、マイの権能でヴェガは何もない無の世界に転移されてしまいました。
【転スラ】イヴァラージェの正体はヴェガ?
神智核がヴェガの肉体を奪った存在がイヴァラージェ?
神智核となった邪龍之王がヴェガの体を乗っ取った存在が、イヴァラージェの正体という可能性が出てきました。
イヴァラージェは竜種のような外見と力を持っていますが、自我がほとんどない謎の存在です。
実はイヴァラージェの特徴は、ヴェガの特徴と一致します。
イヴァラージェとヴェガの特徴をまとめたのが以下の表です。
イヴァラージェの特徴 | 一致するヴェガの特徴 |
理性や感情が無い | 何もない場所に飛ばされたため、自我が崩壊してもおかしくない |
竜種並みの力を持つ | ゼラヌスの遺骸を取り込んだヴェガなら、竜種以上でもおかしくない |
身体から出た魔素を浴びた者を変異させる | 細胞だけで天使の人格を変異させたヴェガの貪欲さを連想させる |
魔素から幻獣族を生み出す | 邪龍之王で邪竜獣を生み出す能力に似ている |
ヴェルダナーヴァですら、いつ誕生したのかわからない謎の存在 | ヴェガは天地開闢前の何もない空間に飛ばされた可能性がある |
イヴァラージェが竜種のような外見なのは、竜の要素を持つ究極能力の邪龍之王に体を乗っ取られたからとも考えられます。
天地開闢前に飛ばされたヴェガが神智核に体を乗っ取られたのがイヴァラージェなら、ヴェルダナーヴァが何も知らないのも当然です。
イヴァラージェの力を手に入れたユウキがラスボスに?

イヴァラージェの力を得たユウキが、書籍版のラスボスになる展開もありそうです。
書籍版のユウキは生死不明になっていますが、Web版のラスボスはユウキでした。
Web版のユウキは、強大な力を得たヴェルダの体を乗っ取ることでラスボスになりました。
しかも、ユウキに体を乗っ取られたヴェルダは神智核です。
書籍版のユウキが、イヴァラージェの力を乗っ取ってラスボスになってもおかしないでしょう。
ユウキ以外のキャラが、イヴァラージェの力を奪ってラスボスになることも考えられます。
ユウキに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
【転スラ】ヴェガについてまとめ
転スラのヴェガについて解説しました。
ヴェガは生き延びようとする凄まじい執念が描かれてきたキャラクターです。
21巻で命運は尽きたとされていますが、ヴェガの心は滅んでも肉体は滅びないのかもしれません。
ヴェガとイヴァラージェに関係はあるのか、真相を楽しみに待ちましょう。