
呪術廻戦の夜蛾正道は、呪術高専東京校の学長です。
渋谷事変後に死亡した人物ですが、呪骸との関係など明かされていないさまざまな謎があります。
また、内通者説も根強い人物です。
夜蛾正道の能力・術式、死亡理由や内通者説について解説します。
夜蛾正道のプロフィールや年齢・誕生日は?
プロフィール

プロフィール | |
名前 | 夜蛾正道 |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校学長 |
年齢 | 47歳 |
誕生日 | 不明 |
術式 | 傀儡操術 |
等級 | 一級呪術師 |
身長 | 推定190cm以上 |
趣味・特技 | グラサン集め、カワイイもの |
好きな食べ物 | いぶりがっこ |
嫌いな食べ物 | 甘い酒 |
ストレス | 五条に直接言えや案件 |
声優 | 黒田崇矢 |
呪術高専東京校の学長

夜蛾正道は呪術高専東京校の学長で、1級呪術師です。
年齢は47歳で誕生日は不明ですが、年齢から計算すると1971年生まれになります。
アゴヒゲを蓄えた強面の男性で、学長になってからはサングラスをかけています。
学長らしく思慮深い教育者で、「気づきを与えるのが教育」という信念を持っています。
強面の外見に似合わず可愛いものが好きで、製作する呪骸も可愛いものが多いです。
ただし、可愛い呪骸を作ろうとしているわけではなく、自然と可愛くなるようです。
五条悟・夏油傑・家入硝子の学生時代の担任

12年前の夜蛾正道は、呪術高専東京校の教師で五条悟・夏油傑・家入硝子の担任でした。
五条と夏油が問題児だったため、2人の扱いにはかなり苦労していたようです。
現在も五条に悩まされていますが、夜蛾は数少ない五条の理解者の1人です。
完全自立型呪骸の製造方法を隠せたのは、五条のおかげだったのかもしれません。
夏油が呪詛師になった際は、冷静な夜蛾も相当動揺していました。
五条と夏油が生徒だった時期の高専は地獄だったらしく、夜蛾は相当に苦労したようです。
以下の記事では五条悟について詳しく解説しています。
興味ある方はぜひチェックしてみてください。
ファンブックでバツイチと明かされている

夜蛾正道は呪術師では珍しい結婚歴のある人物で、バツイチだと明かされています。
家族に関しては一切不明ですが、パンダの核に入力されたのは息子の魂の可能性が高いです。
パンダを制作したことから、本物の息子は死亡したと思われます。
モデルはガッデムで有名な蝶野正洋?

夜蛾正道のモデルはプロレスラーの蝶野正洋と思われます。
作者は夜蛾について「モデルバレバレのデザイン ガッデムもなんとなく呪術に合っていたので」とコメント。
モデルについて明言はしていませんが、ガッデムは蝶野正洋が頻繁に使うセリフです。
呪術廻戦の0巻では、夜蛾が実際にガッデムと言っていました。
夜蛾正道の能力・術式・強さは?
術式は傀儡操術

夜蛾正道の術式は、呪いを込めた無生物の呪骸を操る傀儡操術です。
京都校のメカ丸と同じ術式ですが、夜蛾は手動ではなく自動で動く呪骸を使役します。
夜蛾自身と呪骸が個別に動ける利点がありますが、基本的に呪力供給は夜蛾が行います。
メカ丸と違い天与呪縛はないため、呪骸と距離が離れると呪力を供給できません。
夜蛾の戦闘シーンはほとんどありませんが、呪骸と連携して戦うのが戦闘スタイルと思われます。
夜蛾は1級呪術師ですが、呪骸を使用するため、本人の戦闘力は1級の中では低めです。
完全自立型呪骸を制作した傀儡呪術学の第一人者

夜蛾正道は、傀儡呪術学の第一人者として呪術界で知られています。
傀儡操術は平安時代発祥の術式ですが、現代でいくつかに枝分かれしており、その1つが傀儡呪術学です。
夜蛾は呪骸の制作を得意としており、作中ではさまざまな呪骸が登場しています。
戦闘用の呪骸はもちろん、生徒の訓練に使われる呪骸も多いです。
また、夜蛾は完全自立型呪骸の制作にも成功しています。
完全自立型は呪力を自己補完できるため、呪力供給を受けずに自立した生物のように活動可能です。
一度は特級認定されていた

夜蛾正道は、完全自立型人工呪骸を制作したことで特級認定されたことがあります。
特級呪術師に認定される条件は、単独で国家転覆を狙えることです。
完全自立型人工呪骸は呪力供給が不要なので、製作可能ならいくらでも戦力を増強できます。
夜蛾本人がそれほど強くなくても、完全自立型人工呪骸の軍隊を作れるなら特級認定も当然でしょう。
夜蛾は完全自立型は偶然できた突然変異呪骸と主張したため、特級認定は取り消されました。
しかし、実際は製作できるため、夜蛾は事実上特級呪術師と言えるでしょう。
1つの呪骸に、相性の良い3つの魂を宿した核を入れることで、完全自立型人工呪骸は制作できます。
3つの魂がお互いを観測することで、魂が安定し自我が生まれるようです。
呪術廻戦の等級については以下の記事で詳しく解説しています。
特級呪術師の条件も解説しているので興味のある方はぜひチェックしてみてください。
夜蛾正道の制作した呪骸は?
パンダ

パンダは、夜蛾正道が開発した最高傑作で完全自立型人工呪骸の成功例です。
見た目は本物のパンダのようですが、感情豊かで日本語で人間とコミュニケーションも取ることができます。
呪術高専東京校の2年生で、準2級呪術師でもあります。
コミュニケーション能力が高く、2年生の中ではまとめ役になることが多いです。
感情を持って生まれた突然変異呪骸とされていますが、夜蛾は製造方法を確立していました。
通常の呪骸が、1つしか持たない核を3つ持っています。
夜蛾はパンダを息子と呼んだことがあり、夜蛾の息子の魂が核に入力された呪骸の可能性が高いです。
キャシィ

カッパのぬいぐるみのような見た目の呪骸です。
サイズも大きめのぬいぐるみ程度ですが、一般人を殴り倒せる威力のパンチで攻撃してきます。
虎杖悠仁が入学する際の面接で使用された呪骸で、虎杖を攻撃してきました。
初登場時は、夜蛾の左にぬいぐるみのように座っていました。
ツカモト

ボクシンググローブを付けた熊のぬいぐるみのような呪骸です。
平常時は寝ているように見えますが、触れている人間が一定量の呪力を流し続けないと攻撃してきます。
虎杖は呪力出力を保つために、映画を見ながらツカモトに呪力を流し続ける訓練を行いました。
アニメでは夜蛾を演じる黒田崇矢が、ツカモトの声も担当しています。
タケル

パンダ以外は存在しないはずの完全自立型人工呪骸で、犬のような顔でネクタイを付けています。
日下部篤也の妹の息子であるタケルと性格も口癖もそっくりの呪骸です。
死んだ本物のタケルの魂の情報が、呪骸の核に入力されています。
タケルの母である日下部の妹は、息子の死後は抜け殻のようになっていました。
しかし、呪骸のタケルと再会したことで、日下部の妹は生きる力を取り戻したようです。
完全自立型人工呪骸はタケル以外にも数十体おり、天元の守る森で隠れ住んでいます。
夜蛾正道の内通者説を考察
夜蛾正道は、内通者説が根強い人物です。
内通者説の根拠などを挙げながら、内通者説について考察します。
内通者の根拠:学長以上の上層部で内通者に最適の術式

夜蛾正道が内通者と疑われるのは、学長であることと傀儡操術を使えることが大きいです。
学長以上の上層部に内通者が1人以上いるとされてきました。
作中の人物で名前が分かっている上層部の人間は、夜蛾と楽巌寺嘉伸だけです。
立場的に夜蛾が疑われるのは当然と言えるでしょう。
また呪骸を操る傀儡操術は、情報収集が行いやすく内通者に最適の術式と言えます。
作中で判明した内通者のメカ丸も、傀儡操術の使い手でした。
また、五条悟が漏瑚に襲撃されたのは、夜蛾が情報を漏らしたからとも言われています。
内通者でない根拠:動機不明で死亡している

立場や術式的に怪しい夜蛾正道ですが、具体的に怪しい行動を取ったことはありません。
作中で描写されている範囲で、夜蛾に内通者をする動機はありません。
完全自立型人工呪骸を作成するために、羂索と通じたとも考えられます。
ただ羂索は呪骸に詳しい描写が一切ないため、夜蛾が協力を求める可能性は低いでしょう。
そして、夜蛾は渋谷事変後に死亡しています。
内通者と判明する前に死亡するとは考えにくく、内通者の可能性は低いです。
殺された夜蛾は偽物で、呪骸だったとする考察もあります。
ただ、夜蛾を倒した楽巌寺嘉伸が、呪骸だと見抜けないとも思えません。
学長以上の内通者は夜蛾正道ではなく総監部だった?

呪術廻戦191話で、呪術総監部全体が内通者になっていることが判明。
総監部全員が羂索の下についたのは渋谷事変後ですが、以前から総監部の中に内通者がいたのは確実です。
夜蛾を死罪認定したのも総監部なので、夜蛾が内通者の可能性はほぼなくなりました。
総監部という呪術界のトップに内通者がいたため、学長の中に内通者がいなくても矛盾はありません。
用済みの夜蛾を始末したとも考えられますが、夜蛾が死ぬ前に内通者について何も発言しないのは不自然です。
後述しますが、夜蛾を死罪認定された理由もはっきりしています。
なぜ死亡した?夜蛾正道の死亡理由と経緯
渋谷事変後に死罪認定される

渋谷事変後、夜蛾正道は渋谷事変を起こしたとして死罪認定されます。
教え子の夏油傑と五条悟が渋谷事変共同正犯とされ、夜蛾は2人を唆して渋谷事変を起こしたことにされたのです。
罪状はでっち上げであり、夏油に封印された五条が夏油と渋谷事変を起こしたというのも、かなり無茶苦茶な話です。
しかし、封印された五条は、何も弁解することはできません。
五条がいなくなったことで、夜蛾も総監部に対抗する方法を失いました。
完全自立型人工呪骸の製造方法を話すように要求されるも拒否

呪術廻戦147話で、夜蛾正道は完全自立型人工呪骸の製造方法を話すように要求されます。
夜蛾は、拘束されたパンダを助けに行こうとしていました。
その夜蛾の前に上層部の刺客が現れ、死罪から助かりたいなら完全自立型人工呪骸の製造方法を話せと要求します。
上層部は、完全自立型人工呪骸の製造方法を知るために夜蛾が死罪認定したのです。
その気になれば、呪骸で軍隊を作れる夜蛾を恐れていたのもあるでしょう。
製造方法を教えようとしない夜蛾の前に、もう1人の刺客が現れます。
楽巌寺嘉伸に処刑されて死亡

夜蛾正道の前に現れたもう1人の刺客は、呪術高専京都校学長の楽巌寺嘉伸でした。
夜蛾は楽巌寺と戦いますが、戦闘シーンは描写されずに敗北。
夜蛾は楽巌寺に処刑されて、呪術廻戦147話で死亡しました。
最後に夜蛾と楽巌寺は2人だけになりますが、夜蛾は完全自立型人工呪骸の製造方法を教えます。
なぜ早く話して助かろうとしなかったと尋ねる楽巌寺に、夜蛾は「私からアナタへの呪いです」と答えます。
完全自立型の製造方法を聞かされた楽巌寺は、誰にも話すことができずに苦しむことになります。
夜蛾正道についてまとめ
呪術廻戦の夜蛾正道について解説しました。
夜蛾正道は教育者にふさわしい人格者ですが、完全自立型人工呪骸を作ったことで上層部に狙われました。
内通者だと疑われましたが、内通者の可能性はほとんどないでしょう。
夜蛾は死亡しましたが、残された完全自立型人工呪骸が物語に関わる展開はあるかもしれません。