残酷さと温かさの裏表!アニメ【この世界の片隅に】の魅力・感想・評価を総まとめ!
出典:「この世界の片隅に」公式サイト © こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

2017年に公開されたアニメ映画【この世界の片隅に】はクラウドファンディングで資金を集めて制作に至った作品になります!

そのためこの作品の完成を待ち望んでいた方もたくさんいたそうです!

聞いたことはあるけど、まだ観ていない読者のために

今回は【この世界の片隅に】のあらすじ・評価・感想、さらには無料動画の配信情報までご紹介します!

【この世界の片隅に】の基本情報・あらすじ

【この世界の片隅に】の基本情報

スタッフ

原作こうの̪史代
監督片渕須直
脚本片渕須直
音楽コトリンゴ
製作「この世界の片隅に」製作委員会

登場人物・キャスト

登場人物役割声優
北條すず(ほうじょうすず)本作の主人公のん
北條周作(ほうじょうしゅうさく)すずの夫。軍法会議録事(書記官)細谷佳正
北條円太郎(ほうじょうえんたろう)周作の父。広海軍工廠(航空機の開発を行う工場)牛山茂
北條サン(ほうじょうさん)周作の母。普段静かで優しい新谷真弓
黒村径子(くろむらけいこ)周作の姉。すずに強く当たるが優しい一面も見せる尾身美詞
黒村晴美(くろむらはるみ)径子の娘。すずに懐いている稲葉菜月
水原哲(みずはらてつ)小学校時代の幼馴染小野大輔

ここまで、【この世界の片隅に】のスタッフや登場人物・声優についてご紹介しました。

次はあらすじを紹介したいと思います。

【この世界の片隅に】のあらすじ

18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい軍艦の名前を教えてもらったりする。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。

1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくるのであった。

次は【この世界の片隅に】の魅力をご紹介していきたいと思います!

【この世界の片隅に】の魅力

魅力①:おっとりした主人公北條すずがかわいい!

北條すずはかなりおっとりした性格で、絵を書くことが大好きな心の優しい女性です。

おっとりしているところがチャームポイントで、そのおっとりさは買い物の帰り道に自分の家がわからなくなってしまうほどです。

北條すずの表情や広島弁もかわいくてとても魅力的です。

【この世界の片隅に】北條すずが寝ているシーン
出典:「この世界の片隅に」公式サイト © こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

声優は「のん」さんが行っており、温かみのある声も役柄にぴったりです。

この広島弁での演技についてこのようなことを語っていました!

標準語でいけちゃうところとかあるんですけど、言葉自体は「何々しとる」とか関西弁っぽいところもある。なのに、イントネーションは標準語、みたいなところがあったりして難しかったです。でも可愛いなと思ったので、頑張ってしゃべりました。

「のん」さんの広島弁での演技は見どころです!

魅力②:ストーリー内のシンプルな作画表現

近年のアニメ映画は美しい背景を描いたり、光を多く使用したりダイナミックに描いたりすることがありますが、【この世界の片隅に】ではこのような作画表現はあまり使用されていません。

比較的にあっさりと背景が描かれています。

【この世界の片隅に】
出典:「この世界の片隅に」公式サイト © こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

この作画表現に対して、監督は優しい雰囲気になるように心がけ、あまり書き込まないように意識していたそうです。

そうすることによって肩の力を抜いてゆっくりと視聴することができるそうです。

画面から入っくる情報量が多すぎると画面がうるさくなってしまい、本来の書きたかった温かみのあるような作画にならないため地味目に描いたそうです。

だからと言って作画は大したことはないというわけではなく、一回見ただけではわからないような部分に作画のすごさが盛り込まれているため、何度も見返したくなるような作品にもなっています!

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