呪術廻戦ネタバレ最新話258話|虎杖・釘崎関連の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|虎杖だけが決戦前に反転術式を習得できた理由とは?

254話では、日下部が宿儺に敗れ、地面に倒れました。
日下部は反転術式を使うことなく倒れたため、反転術式を習得していないと考えて良いでしょう。

ここで、ある疑問が生まれます。

それは、術式を持たないという点は虎杖と同じなのに、日下部も使用できない反転術式を、なぜ決戦前に虎杖ただ一人のみが習得できたのかという点です。

虎杖が反転術式を習得できた理由、それは、虎杖が使用する「魂に干渉する能力」に関係しているのではないでしょうか。

224話では、虎杖と日下部の身体が入れ替わっている場面があり、日下部は、「そろそろ掴めよ 虎杖」と話していました。

この会話からもわかるように、この時虎杖は、他者の身体と入れ替わることで、習得したい技を使う感覚を掴み、元の身体でも使えるようにすることを狙っていたのではないかと考えられます。

ここで、虎杖が宿儺との決戦で、新たに習得していたことが判明した技は、次の2つです。

  • 反転術式
  • 赤血操術

特に、反転術式は簡単に習得することができず、五条でさえも伏黒甚爾との戦いの死に際で、ようやく習得したほどの大技。
それをわずか1ヶ月で習得することができたのは、それなりの理由があるはずです。

ここで考えられるのが虎杖の「魂に干渉する能力」。
これを応用することで反転術式を使用できる術師と身体を魂を入れ替え、実際に反転術式を使用する感覚を体感したのではないでしょうか。

今後、虎杖が新たに習得した他の高専術師の技を使用する可能性が十分に考えられます。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|虎杖の腕は「呪具化した術式」?

246話で猪野が持っていた武器が、七海の術式が呪具化したものであったことがわかりました。
術師の死後、術式が呪具化することがある、という前例が示されたことになります。

そこで浮上しているのが、「虎杖の腕も誰かの術式が呪具化したものなのでは」という説です。
誰の術式なのかについてですが、最有力候補は東堂です。

東堂は渋谷事変で腕を失い、「術式は死んだ」と本人が言っていました。
その後の安否は247話時点では明らかになっておらず、腕や術式がどうなったのかは不明のままです。

そんな東堂の術式は、相手と自分の位置を入れ替える不義遊戯ブギウギ」でした。
入れ替えと言えば、虎杖は222話で日下部と入れ替わって何かの特訓に励んでいましたよね。

あの特訓は、「自分と相手を入れ替える」という感覚をつかむための特訓だったのではないでしょうか
そして入れ替えを可能にしたのは、呪具化した東堂の術式だったと考えられます。
虎杖は、東堂の術式を呪具化して身につけ、「入れ替え」の能力を使ったのではないかと推測できるんですね。

おそらく虎杖はこの「入れ替え」も、宿儺を倒して伏黒を救うための手段のひとつとして用意しているはずです。
処刑人の剣を使う案が上手くいかなかった場合、「入れ替え」による伏黒救出の作戦が動き出すことになるかもしれません

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|虎杖の腕は外付けの術式によるもの?

238話ラストで、虎杖が日車とタッグを組んで宿儺に挑むことが判明しました。
因縁の呪いの王に主人公が挑む展開が始まるわけですね。

そんな238話の最後のページの虎杖の腕をよく見てみると、なんだかおかしなことになっています。
明らかに、普通の人間の腕とは言いにくい見た目になっていますね。
そのため「鬼の手」とか「ピッコロさんの腕」と呼んでいる読者もいるようです。

虎杖の腕のこの描写は、おそらく対宿儺における秘策が仕込まれているものと考えられます。
では、その秘策とは何なのでしょうか。

考えられるものとしては、乙骨が仙台結界で見せた「外付けの術式」です。
あのときも、乙骨の腕が篭手か何かを装備したようになっていました。

それと同じ術式を虎杖が体得したか、もしくは乙骨から借り受けた可能性が考えられます

虎杖は以前五条に、「術式使えないよ」と断言されています。
もちろん宿儺も「小僧は術式を使えない存在」という認定をしていることでしょう。

その虎杖が、術式を使って宿儺に挑むとしたら大きな誤算を宿儺に生じさせることができます

虎杖が術式を使えるようになったのだとしたら、今後の戦いの中でその点についても言及されることが期待できます。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|釘崎の安否は判明するのか

五条悟の解放に伴い、未だに安否が明らかになっていないキャラの情報も開示されるのでは?という期待が高まっています。
これまで長らく登場しなかった狗巻や、闇堕ちが心配されていた三輪の姿が確認されたことも、この期待に拍車をかけているようですね。

問題のキャラは誰なのかというと、まず名前が挙がるのが釘崎野薔薇です。

死にたてホヤホヤの状態が最後に確認されたのが、五条と同じく渋谷事変のタイミングです。
その後は詳細情報が濁されたままになっており、結局助かったのかははっきりしていません。

同じことが、京都校の東堂葵にも言えます。
両腕を失い、術式が死んだ状態となっていた東堂も、渋谷事変以後の足取りが不明のままです。

一応元気だろうことが最後に確認されている日車に関しても、再登場を希望する声は多く寄せられているようです。

五条の復活を契機に、こういった安否やその後がはっきりしていないキャラの情報も、明らかにされてほしいところですね。

呪術廻戦ネタバレ最新話258話|伏黒関連の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|伏黒を救出する方法は真希にもある?

251話では、虎杖が伏黒を救出しようと試みたものの、失敗に終わりました。
また、最後には、真希が突然現れ、宿儺に背後から一撃を与えています。

もしかすると、伏黒を救出する方法は、真希が宿儺と戦うことにもあるのかもしれません。

その理由は、真希が使用している武器「釈魂刀」の効果にあります。

釈魂刀の効果は、「あらゆるモノの硬度を無視し、魂を切り裂く」ものであると、198話で判明しています。
この効果を十二分に発揮するには、「無生物の魂すら観測する目」が必要ですが、真希は禅院直哉との戦いを通して、その技術を体得しています。

このことから真希は、伏黒と宿儺の2つの魂を識別できる可能性が非常に高いと言えるでしょう。

もし宿儺の魂を観測することができるならば、虎杖の「魂を捉える打撃」と同様に、宿儺の魂のみに直接、ダメージを与えることもできることもできるのではないでしょうか。

まとめると、真希は「魂を観測する目」を駆使して、宿儺の魂のみに攻撃を与えて倒すことで、伏黒を救出できる可能性があります。

真希が宿儺を倒すという厳しい条件ではあるものの、虎杖と乙骨が倒れた今、伏黒を救出できるかどうかは、真希に懸かっているのかもしれませんね。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|伏黒の体はどうなったのか

237話の最後では、鹿紫雲の攻撃によって体が爆ぜる宿儺の様子が描かれました。
宿儺死亡かと思われましたが、宿儺は平安時代に恐れられた「両面宿儺」の姿で復活します。

ところで、宿儺が受肉していた伏黒の体はどうなったのでしょうか。

結論、両面宿儺の体の元となっていると考えられます。
宿儺の受肉が完全に完了したことで、人格だけでなく見た目も完全に乗っ取られたのでしょう。

宿儺が鹿紫雲の電撃を食らったすぐ後のナレーションでは、このように語られています。

「宿儺には反転術式以外に一度きりのみ 肉体を”修復”する術がある」

このとき「修復」という言葉が使われていることから、両面宿儺の体は伏黒の体をベースとしていることがわかります。
中断していた受肉を進めることで、意図的に見た目を自分のものに改変したのでしょう。

また最後のコマでは、以下のようにナレーションがされています。

「受肉による”変身”の 再開である」

受肉が進む中で「変身」することが明示されています。

これらのことから、伏黒の体は両面宿儺の体を構成する要素になっていることがわかります。

つまりこのことから、両面宿儺は伏黒の体をしていなくても十種影法術を使用できることもわかりますよね。
もしかすると体を取り戻したことでさらに強化された式神を召喚できるようになっているかもしれません。

その場合、宿儺は五条と戦った時以上のポテンシャルで他の術師と戦えることになります。

伏黒の体は変わらず宿儺の元にあるため術師側の作戦が大きく変わることはないでしょうが、宿儺が自身の体を取り戻したことで、より状況は困難を極め始めているともいえます。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|無量空処を受け続けた伏黒の運命は…?

五条VS宿儺の戦いの行方も気になりますが、宿儺に受肉された伏黒が最終的にどうなってしまうのか、その結末も気になりますよね。

現在伏黒は、宿儺に完全に体を乗っ取られており、姉である都美紀を殺害したことでその精神は深淵に沈んでしまったいます。
つまり、伏黒の内側からの抵抗は不可能ということが前提となります。

さらに伏黒は、魔虚羅が”無量空処”に適応するための駒として使用され、5度も最強の領域を生身で食らってしまっている状態です。

この状態から伏黒を救出する方法はあるのでしょうか。
可能性として2つの方法が考えられます。

1つ目は、宿儺を戦闘不能に追い込み、虎杖から伏黒に移った時のように、虎杖に宿儺の魂を戻す方法。
虎杖は自身で宿儺を制御できるため、宿儺の魂を移し替えることができれば状況は好転します。
この場合は宿儺を戦闘不能に追い込む必要があるため、五条が勝利できるかが非常に重要になります。

2つ目は、虎杖が使用していた「魂の入れ替え」によって伏黒と宿儺を引き離す方法。
こちらはまだ明確に虎杖の術式であると明言されたわけではありませんが、日下部が虎杖に稽古をつけていたことから、おそらく虎杖の術式だと考えられます。

条件については明らかになっていませんが、虎杖、乙骨、脹相、真希の会話から、こちらも「宿儺を戦闘不能にすること」が条件であると考えられます。

いずれの方法でも、”無量空処”のダメージから伏黒が回復できるかどうかは不明です。
宿儺ほどの使い手でも、”無量空処”によって受けたダメージを反転術式で治癒できていなかったことから、なんらかの術式に頼らなければ回復は見込めないでしょう。

ちなみに作者の芥見下々先生は以前「作品が面白くなるならキャラは殺す結末は虎杖、伏黒、釘崎、五条の四人のうち一人死ぬか、一人以外全員死ぬかどっちかだと思うと語っています。

あくまでも予定のようですが、以上の発言を踏まえると、伏黒は取り戻せないという可能性も十分考えられそうですね。

呪術廻戦ネタバレ最新話258話|五条関連の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|五条の黒閃連続記録

256話の冒頭で、五条が黒閃について説明していました。
五条ほどの高い実力の持ち主でも、黒閃を狙って出すことは難しいという話でしたね。

そのため、連続記録保持者は七海だと五条は言っていました。
では実際、五条の黒閃連続記録はどのくらいなのでしょうか。

「狙って出すのが難しい」ことのほかに、戦いが長引かないということも五条は理由にしていました。

そんな五条がかなりの長時間戦った相手が宿儺です。
4月4日に発売された単行本最新刊をもとに、五条が黒閃を何回打ったか確認してみました。

わかりやすかったのは第232話、宿儺に向けて放った一発です。
実はそのあと、第234話でも嵌合獣・顎吐に向けて一発放っていました。

五条の人生で、宿儺と同レベル以上に五条と戦うことができた人物はいないはずです。

なので五条の黒閃の連続記録は、新宿決戦で見せた「2回」だと考えられます。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|五条死亡後の六眼の行方

236話では、五条が衝撃的な最期を迎えました。
239話でも、タブレットのようなもので羂索と黄櫨が五条の死を確認していましたね。

  • 世界の均衡が破れる
  • 因果が崩壊する

さまざまな影響がありそうな事態なのですが、中でも気にしておきたいのが「六眼の行方」です。

大きく分けて4つの可能性が考えられます。

  1. 現存する「五条家の血筋」に宿る
  2. これから生まれてくる「五条家の人間」に引き継がれる
  3. 五条の体に宿り続ける
  4. 消える

前提として、六眼は五条家の人間に発現する能力であり、特異体質のようなものであると説明されています。
そして五条家相伝の「無下限呪術」を使いこなすには、この六眼の力が欠かせません。

その一方で、六眼と無下限呪術の抱き合わせ保有者は数百年ぶりとも言われていました。
このことから、「六眼」と「無下限呪術」はどちらかしか保有していない術者の方が多かったことが推測できます。

六眼持ちが死んだ場合、次の六眼持ちは「新たに生まれてくる」という説明が作中でなされていないことから、2については不確実性が高いといえます。
つまり、1の現存する「五条家の血筋」に六眼保有者が生じる可能性も考えられます。

その点についてより深く考えてみると、六眼継承の最有力候補は乙骨でしょう。
乙骨は五条家ゆかりの人間であることが明かされており、実力を五条に認められている術師でもあります。
新たな六眼持ちとなった乙骨が、人類と天元の同化を阻む存在として羂索に挑むという展開は、話の流れとしても不自然ではありません。

ただ、「六眼と天元の因果のつながりは伏黒甚爾によって破壊された」とも言われています。
これにより、4のように次代の六眼が発現しないという可能性も十分考えられます。

また、3であれば羂索に体を乗っ取られて「無下限呪術+六眼」が敵の手にわたる展開となります。

羂索周りで考えるとするならば、「五条の体に残存するか否か?」という視点は今後の展開的に非常に重要なポイントになるでしょう。

呪術廻戦ネタバレ最新話258話|宿儺関連の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|宿儺が負った使命とは?

253話で、宿儺は真希に「俺に使命を背負わせた奴」と言っていました。
このとき宿儺は、何かの使命感を持って真希と向かい合っていたことを意味する発言です。

では、その使命感とは何なのでしょうか。

直前で宿儺は真希に、「磨き上げるのに値するのは呪術か肉体か」という問いを投げかけていました。

呪力を持たない真希は、「肉体を磨き上げた者」と言えます。
対する宿儺は、「呪いの王」と呼ばれる存在。
つまり「呪術を磨き上げた者」です。

このように整理してみると宿儺は、「呪術を磨き上げた自分自身」を肯定するために真希を倒そうとしていたと考えられます。

宿儺が背負った使命とは、「自分自身を肯定すること」だったと言えるでしょう。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|宿儺は3つの術式を持っていた?

251話話で、再び「邪去侮の梯子」を受けた宿儺。
その後、真希に胴体を貫かれてはいましたが、まだ余裕はありそうです。

そもそも以前、来栖に「邪去侮の梯子」を使われた際も宿儺本人は無事でした。
天使の術式である「邪去侮の梯子」は、対象の術式を消滅させるというもの。
術式と呪物の人格が直結している受肉体の場合、直撃した時点で宿儺も消滅しているはずです。

ではなぜ、 宿儺は無事なのか。
理由として考えられるのは、「宿儺が複数の術式を持っているから」というものです。
人格に直結した術式が無事だから、宿儺も無事ということですね。

そうなると宿儺は、少なくとも3種類は術式を備えていたことになります。
考えられるのは以下のものですね。

  • 御厨子
  • 「■開」
  • 十種影法術

このうち、来栖が発動した「邪去侮の梯子」で「■開」が消滅。
251話で乙骨が発動した「邪去侮の梯子」によって十種影法術が消滅したと仮定しましょう。

「御厨子」が宿儺の人格に直結した術式であり、これが残されているから宿儺も無事であるということになります
これまでの戦いで、「■開」が使われなかったことも、これで説明できることになります。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|宿儺が虎杖に対し「お前はつまらん」という理由は?

247話では、宿儺が虎杖に対し、「お前はつまらん」と話していました。

宿儺が虎杖をつまらないというのは、虎杖が正面から正々堂々と戦おうとしないからではないでしょうか。

なぜなら、過去に「つまらん」と発言したシーンを見ると、虎杖が姑息な手段を使って宿儺と戦っていることがわかるためです。

作中で、宿儺が虎杖を「つまらん」と言った回数は、今回を含めて3回です。

1度目は、虎杖の死亡後、11話で宿儺の生得領域内で宿儺と虎杖が戦った時です。
宿儺に殴りかかるように見せて、騙すような形で地面を叩くことで足場を崩そうとした際に、「お前はつまらんな」と話していました。

2度目は215話で、伏黒に受肉した直後に戦うシーンです。
この場面で虎杖は、フェンスで宿儺の身柄を拘束しようとしたために、「お前は本当につまらんな」と言われてしまいます。

そして247話では、日車との一騎打ちの間に虎杖が突然割り込み、宿儺に殴りかかろうとした際に、再び宿儺は「お前はつまらん」と虎杖に話していました。

このように、虎杖が相手の隙を突いたり、相手の思考の裏をかこうとした際に、宿儺は「つまらん」と話していることがわかります。

つまり、宿儺が虎杖に対して「つまらん」と言うのは、虎杖が正面から戦わず、姑息な手段で攻撃をしようとするためではないでしょうか

そして、247話のラストシーンでは、虎杖が宿儺の隙を突いて背後から処刑人の剣で攻撃しようとしています。
もし今回の考察通りにいくならば、248話でも再び、宿儺が虎杖に対し、「つまらん」と言うのかもしれませんね。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|”愛”を超えた先にいる存在「両面宿儺」

237話〜238話で、両面宿儺VS鹿紫雲の最中、2人は愛(慈愛)について語り合っていました。
237話では鹿紫雲からの「弱さを知らずに どうやって他人と関わる どう他者を慈しむ」という質問に対し、「贅沢者め」と呆れている両面宿儺の様子が描かれていましたよね。

その後「教えてやる」と明言していることから、両面宿儺は愛(慈愛)を知っている、もしくは持論があることが明らかとなりました。

その内容は238話で詳細に語られています。
以下でその詳細を振り返りましょう。

  • 「強い」という理由だけで多くの猛者が鹿紫雲に挑んで散っていった
  • 挑むという行為は「強いという理由だけで愛され、多くの猛者が鹿紫雲に愛を感じていた」決定的な証拠となる
  • それを返り討ちにした鹿紫雲の行動こそが、他でもない「慈愛」である
  • それでもなお「愛とは何か?」を宿儺に問うこと自体、鹿紫雲が贅沢者であることを示唆している
  • 両面宿儺はこれらを理解した上で「愛は下らないもの」と感じている

遡ること8話、230話の最後では「絶対的な強者 それ故の孤独 あなたに愛を 教えるのは」という言葉と共に、五条と宿儺の顔がクローズアップされていました。

これは宿儺VSよろず戦での万の発言に基づいたもので、万は「宿儺に愛を教えるのは私」と言い張っていました。

この主張は宿儺が「五条によって愛を知る」ことの伏線かと思われましたが、両面宿儺はすでに愛を知っており、むしろ五条に愛を説く立場だったことが238話で明らかになったといえます。

そして「絶対的な強者 それ故の孤独 あなたに愛を 教えるのは」とは、「”現代最強”であった五条に愛を教える存在こそが宿儺」という意味だったことも同時に明らかになりました。

宿儺は平安の世においても「呪いの王」として君臨。周りには宿儺に匹敵する実力を持った呪術師がいませんでした。

だからこそ、宿儺が本気で戦える五条は「愛を教える存在」であり、それを噛み締めた宿儺の喜びの表情が230話でクローズアップされた、と考えられていましたよね。

しかし、あの時の宿儺の表情は愛が何かを知った喜びの表情ではなく、ただ宿儺が「面白い」と感じただけであったことが238話で判明しました。

「愛などくだらん」

このように吐き捨てる宿儺。

一方で、五条は「愛ほど歪んだ呪いはないよ」と乙骨に説いていました。

五条の死後、この「愛」に対する伏線が回収され、「宿儺が愛に破れる」という展開もかなり面白いですね。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察完全無欠の宿儺に勝つ方法とは?

最強対決で五条はかなりいいところまで宿儺を追い詰めましたが、真の姿「両面宿儺」に戻ったことで宿儺は完全に復活。
結果として、五条の与えたダメージはほとんど残っていないと考えられます。

ただ「宿儺に切り札を使わせる」という意味で、五条はかなり大きな貢献をしました。
五条との戦いがなければ、鹿紫雲は宿儺を完全体になるまで追い込めなかったでしょう。

それでは、完全無欠の宿儺に勝つためにはここからどのように戦いを進めていけばよいのでしょうか。

まずは宿儺の現状をまとめておきましょう。

  • タイマンで五条に勝利
  • 腕と口が2人分ある「両面宿儺」に変身
  • 呪力量は作中No.1
  • 世界を断つ斬撃”解”を習得
  • 呪具”神武解”を取得
  • 身体機能に”一切の”欠損がない

この現状に加え、未だ宿儺には少なくとも3つの切り札が残っています。

  1. ◼️・フーガ
  2. 極ノ番
  3. 最後の指の取り込み

これらの一つひとつが戦況を大きく変えるほどの切り札であることは明らかです。
現状、真正面から宿儺を打ち破る方法は皆無とも言えるでしょう。

「完全無欠」と称される現状に加え、切り札を多く残す宿儺に勝つためにはどのような方法があるでしょうか。

考えられる方法は2つあります。

  1. 乙骨が鍵となる攻略法
  2. 虎杖の新術式

234話では、乙骨がやられた場合数多くの保険が消滅することが真希によって明かされました。

虎杖の新術式に関する詳細は不明ですが、おそらく「相手と体or魂を入れ替える術式」であると考えられます。

これらを考慮に入れると、宿儺を倒す方法は現状3つ考えられます。

  1. 呪言を用いた方法
  2. 乙骨の領域展開
  3. 虎杖の新術式と乙骨の”模倣”の合わせ技

呪言に関しては、乙骨と狗巻が何かを取りに行っていた描写があったことから、今後必ずどこかで活躍する機会があると予想できます。

乙骨の領域、虎杖の新術式に関してはまだ情報が少ないですが、どちらも最終決戦前には意味ありげに描かれていましたね。

どれを使うにせよ、まずは宿儺を戦闘不能まで追い詰める必要があります。
残った戦力で、完全無欠・史上最強術師を追い詰めるには、宿儺でも想像がつかない一発逆転の戦略が必要でしょう。

呪術廻戦ネタバレ最新話258話|乙骨関連の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|なぜ乙骨は憂憂に回収されたのか?

252話では、呪詞を唱えた宿儺の「解」を喰らった乙骨が、憂憂の瞬間移動の術式で回収され、戦線離脱しました。
一体なぜ、乙骨は憂憂に回収されたのでしょうか。

その理由は、乙骨を一時的に戦線離脱させることで、再びリカを顕現した状態で、消耗した宿儺と戦えるようにするためではないでしょうか。

178話で、リカは乙骨の外付けの術式であり、接続持続時間は5分であると明かされています。

乙骨がリカを召喚してから、戦線離脱するまでにどれほどの時間が経ったのかは不明ですが、乙骨と宿儺の戦いを3話ほどかけて描いていることを考えると、5分近く経過していても不思議ではありません。

リカが顕現できなくなれば、乙骨は本気の状態で戦うことはできなくなるため、憂憂は乙骨を戦線離脱させたのではないでしょうか。

また、ここで注目したいのは、あくまでリカを”持続して”顕現できる時間が5分であるという点です。

この設定は裏を返せば、インターバルを挟むことができれば、乙骨は再びリカを顕現することができる可能性があります。
リカを顕現した状態で再び宿儺と全力で戦えるようにするため、憂憂は乙骨を戦線離脱させたのではないでしょうか。

以上より、乙骨はリカを顕現できる時間の限界が迫っていたために戦線離脱することになったのではないでしょうか。
今後、乙骨が再びリカを顕現できるようになった時、再び宿儺と戦う可能性があります。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|乙骨が模倣によって使用できる術式とは?

249話では、乙骨が領域展開真贋相愛しんがんそうあいを発動しました。
宿儺の見立てによると、どうやら領域の効果は、「無制限の模倣コピーのようです。

では乙骨は今後、模倣によってどんな術式を使用するのでしょうか?
結論から言うと、次の術式が考えられます。

  • 宇守羅彈うすらび(烏鷺うろの術式)
  • 呪言(狗巻の術式)
  • 天使の術式(名称は不明)
  • 不義遊戯ブギウギ(東堂の術式)
  • 芻霊呪法すうれいじゅほう(釘崎の術式)
  • 日車の術式(名称は不明)

上記に挙げたものの中で、宇守羅彈、呪言は作中で使用しており天使のあらゆるものを消滅させる術式は、249話の宿儺の見立てから、乙骨の領域の必中術式となっている可能性が高いことが判明しています。

ここで、上記に挙げた術式の使用者は全員、肉体の一部を失っている術師、もしくはすでに死亡している術師です。

乙骨が他人の術式を模倣できる条件は、180話の石流の推測から、術式の使用者の肉体の一部を、リカが食らうことである可能性が最も高いと言えます。

このことを考えると、乙骨は東堂の右手や狗巻の左腕、天使の右腕など、肉体の一部を食べさせ、術式を発現させたのではないでしょうか。

まとめると、乙骨は今後、右手を失った東堂や、すでに死亡している釘崎、日車の術式を新たに使用する可能性があります。
乙骨が今後、どんな術式を使用するのか、注目ですね!

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|領域に表れた乙骨の本音とは?

249話では、乙骨が領域展開「真贋相愛」を発動しました。
よく見るとこの領域には、あわじ結びにされた水引のようなものが確認できます。
このオブジェクトから、実は乙骨の本音を読み取ることができます。

あわじ結びは、水引の結び方の中で最高位とされる結び方だと言われています。
ご祝儀と負祝儀の両方に用いられますが、堅く結ぶと2度とほどけなくなるため、「今回限り」を意味する結び方とも言われます。

乙骨で「今回限り」と言えば、連想されるのはやはりリカとの絆でしょう。
乙骨にとって祈本里香は、今も大切な存在と言うことですね。

また、「今回限り」=「2度と繰り返したくない」という意味にもつながるとされています。
「五条先生に、親友を2度殺させない」という思いを抱えて乙骨は死滅回游に参加していました。
そんな気持ちももしかしたら、あのあわじ結びにされた水引に表れていたのかもしれません。

このように、乙骨の領域にあるあわじ結びにされた水引は乙骨の本音の現れであると考えられます。
「生得領域とは心の中である」という説明と、一致する描写になっていますね。

呪術廻戦ネタバレ最新話258話|憂憂・来栖・ミゲル関連の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|憂憂の能力の詳細

248話では、憂憂が瞬間移動の術式を持っていることがはっきり描写されました。
割とスゴい能力であることが、これまでに描かれた内容からも読み取ることができるものです。
憂憂の瞬間移動の術式について、わかっていることをまとめてみました。

  • 術師である憂憂本人を含めて、3人まで移動させることができる
  • マレーシアのクアラルンプールまで、約5,315kmの移動も可能
  • 死滅回游の結界の影響を受けない

移動可能な人数と距離に関しては、あくまで248話までの内容から読み取れる範囲での数値です。
もっと大人数の移動や、長距離の移動もできるかもしれません。

移動という点に関してはかなり有能な術式ですよね。

これに加えて憂憂は、簡易領域も習得しています。
1級術師冥冥の弟だけあって、高い実力を持っていることが改めて把握できますね。
宿儺との決戦に参加しているのも、十分納得できるだけの力が憂憂にはあることがわかります。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|憂憂は乙骨の元へ日車の死体を運んでいた?

248話では、憂憂と綺羅羅が死亡した日車を抱えて瞬間移動していました。

憂憂たちはこのとき、乙骨の元へ死体を運んでいたのかもしれません。

というのも、乙骨の術式である「模倣コピー」によって他者の術式を自分のものにするのに、術師の身体の一部が関与している可能性があるためです。

当時乙骨と戦った石流の見立てによると、乙骨が他人の術式を模倣できる条件は、その術者の身体の一部を里香に食べさせることではないかと、推測していました。

現に、乙骨が過去に「模倣」を使って烏鷺の術式を使用していましたが、使い始めたのは、里香が烏鷺の死体を喰らった後からでした。

もし石流の見立てが正しければ、憂憂は最も高専側の勝率を上げるために、乙骨の元へと日車の死体を運んだ可能性が非常に高いです

読者の中には、憂憂は家入の元に日車を運んだのではないかと考えた方もいるかもしれません。

しかし、248話で宿儺は、家入の反転術式は大した能力ではないことや、他人に反転術式を用いた場合の治癒能力は半減すると話していました。

実際、214話で宿儺に腕を食いちぎられた来栖は、家入の治療によって命を取り留めたものの、食いちぎられた片腕が元に戻ることはありませんでした。
おそらく、家入の反転術式による治癒能力は、欠損した身体を再生させるほどではないものと考えられます。

となると、たとえ憂憂たちが日車を家入の元へ運んでも、死人となった彼を生き返らせることができるとは考えにくいです。
そのため、憂憂たちが日車を家入の元へ運んでいる可能性は、低いと言えます。

以上より、憂憂たちは、乙骨の元へ術者の死体を運び、術式をコピーしようとしているのではないでしょうか。
今後の物語で、乙骨は死亡した五条や日車の術式を使用する展開が見られるのかもしれませんね。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|高専術師の異常な耐久力の秘密はミゲルにある?

250話では、宿儺が高専術師のひと月前とは比べ物にならないほどの異常な耐久力に、疑問を抱いていました。
「このひと月、何をした?」という宿儺の問いに乙骨は、「ズルをしました」と話しています。

ここで乙骨が話した「ズル」というのは、ミゲルに海外由来の呪力の扱い方を教わったことではないでしょうか。
というのも、ミゲル自身が作中トップクラスの耐久力を持っており、現在は乙骨と親友のような関係にあるためです。

0巻で描かれた百鬼夜行では、ミゲルは五条と戦い、10分以上の足止めに成功していました。

ここで、五条の打撃は、術式順転「蒼」を拳に纏わせて攻撃しているため、カウンターを受けたような威力を誇ることが231話で判明しています。
五条の打撃を受けたことのある乙骨と秤は「吐いた」と話しており、その威力の強さがわかるでしょう。

しかし、ミゲルは百鬼夜行での戦いで、五条の打撃を20発以上受けているものの、立ち上がって、五条に反撃までも仕掛けようとしていました。

このことから、ミゲルは乙骨や秤とは比べ物にならないほどの耐久力を持っていることがわかります。

また、海外にも術式や呪力の概念は存在することが判明しているものの、未だこれらを想起させるようなものはほとんど登場していません。

しかし、乙骨はミゲルの故郷であるアフリカに足を運んでいたことが、145話で判明しました。
乙骨はその際に、ミゲルの異常な耐久力の秘密を伝授してもらった可能性があります。

まとめると、乙骨はミゲルに海外由来の呪力操作を伝授してもらうことで、高専術師たちは短期間で異常な耐久力を身につけたのではないでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|線の動きと点の動き

255話の五条のセリフに気になるものがありました。
「術式なし・呪力強化ありで僕とミゲルが身体能力を競ったら、線の動きなら勝てるけど 点の動きではたぶん負ける」

この「線の動き」「点の動き」とはどういう意味なのでしょうか。

「線」は点がつながってできるものですから、戦闘における「一連の動き」を意味するものと思われます。
「点」はひとつひとつがつながって線を作るものなので、「個々の動作」を意味すると考えられます。

この解釈を元に五条のセリフを言い換えると、このようなものになるのでしょう。

「呪力操作を含めた一連の動きの流れ全般なら五条が勝つけれど、個々の動作ではミゲルが勝つ」

呪力で身体を強化するということは、体の全体に過不足なく呪力をいきわたらせる必要があるはずです。
ロスも過不足もなく全身に呪力を回すという操作の精度は、五条の方が上ということですね。

一方のミゲルは、個別の動きなら五条を上回るということです。
「呪力で強化した打撃」とか「呪力で強化した防御」といった単発の威力だけなら五条以上なのでしょう。
255話でも、「宿儺の攻撃を止める」「宿儺の急所を攻撃する」などの動作はそれぞれしっかり描写されていました。

ただ、「五条を上回る力がある」ことと、「だから宿儺を倒せる」はイコールにはならないでしょう。
おそらく宿儺は、「ミゲル並みの点の動き」と「五条並みの線の動き」ができるはずです。

「点の動きなら五条以上」だけのミゲル単独では、宿儺を倒しきるのは難しいでしょう。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|ミゲルは宿儺の黒閃の威力を無効化できる?

255話では、ミゲルの術式が判明し、呪力を退けるだけでなく、身体能力を強化向上させることができることがわかりました。

「身体能力を強化向上させる能力」という部分に注目しがちですが、「呪力を退けることができる能力」も実はとても強力であると言えるかもしれません。

なぜなら、宿儺の黒閃の威力を無効化することができる可能性が高いためです。

漫画48話で、黒閃は「打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間に、空間が歪んで呪力が黒く光る現象のこと」と説明されていました。

この説明からもわかるように、黒閃は呪力を打撃に纏わせることなしでは成り立たない技であることがわかります。

つまり、黒閃を含むミゲルに与えられる打撃は全て、天与呪縛によって呪力を持たない真希のような純粋な打撃になると考えられるでしょう。

このことから、宿儺はミゲル戦で呪力なしの体術戦、もしくは術式での戦いを強いられるのではないでしょうか。

また、読者の中には術式は無効化できないのかと考える方もいるかもしれません。

確かに、術式は呪力を生得領域に流すことによって発動するものであるため、術式を無効化できる可能性も否定できません。

しかし、ミゲルが宿儺戦に参加する条件として、宿儺の領域展開を封じることを課していました。

領域展開も術式によって成り立つものであり、ミゲルは宿儺の領域展開を恐れていることから、術式を無効化することはできないのではないでしょうか。

まとめると、ミゲルは自身の術式「祈祷の歌ハクチ・ラーナ」によって、術師最強である宿儺の黒閃を無効化できる可能性があります。

255話の最後では、宿儺が2度目の黒閃を発動していました。
今後、ミゲルが宿儺の3度目の黒閃に難なく耐えるシーンが描かれるかもしれませんね。

呪術廻戦ネタバレ最新話258話|高羽・日車関連の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|高羽は術式が使えず、呪術界を引退する⁉︎

243話では、夢の舞台での漫才が終わった途端、高羽は白装束の服装で、仰向けで倒れていました。
最高の相方である羂索が首を斬られた時でさえ、彼は微動だにしません。

それほどまでお笑いの欲求が満たされた高羽は、これを機に呪術界を引退するのではないでしょうか。
なぜなら、高羽との戦闘中に羂索は、高羽のお笑いの欲求を満たさぬ限り、戦いが終わらないと推測していたためです。

例えば、食欲が満たされれば、それ以上食べ物を必要とはしませんよね。
それと同様に、お笑いへの欲求が満たされれば、それ以上周りからウケようとは思わないでしょう。

そして現在、夢の舞台で笑いを掻っ攫ったことで、高羽のお笑いへの欲求は満たされています。
それゆえ、「自分がウケると思った想像が現実化する」高羽の能力は、しばらくの間使えないでしょう。

また、宿儺との最終決戦も同時刻に行われているため、この先高羽が再びお笑いへの欲求を持ったとしても、その時にはもうすべての戦いが終結している可能性があります。

このことから、高羽は今後の物語で戦うことはなく、呪術界を引退することになるのかもしれません。

呪術廻戦ネタバレ最新話考察|日車が虎杖に処刑人の剣を渡すことができた理由

247話では、日車が処刑人の剣を虎杖に渡していました。

日車が虎杖に処刑人の剣を渡すことができたのは、日車が反転術式の使用を封じるという縛りを、自身に課したからではないでしょうか。
なぜなら、術式を他人に譲渡することは前例がなく、呪術界ではイレギュラーである可能性が高いためです。

術式は本来、術師の生得領域なしには成り立たないものであるため、他人に術式を譲渡することは本来できないはずです。
しかし、それを可能にし得る唯一の方法が、作中にはあります。

それは、術師本人に何らかの縛りを課すことです。

実際に、宿儺は領域展開の際、閉じない領域を使用することで相手に逃げ場を与える代わりに、広範囲にまで領域を広げるという、縛りを応用した戦法を利用していました。

本人の術師としての才能が必要にはなるものの、宿儺のように呪術界では非現実的な手法や戦法は可能であることがわかります。

日車は、五条悟にも並ぶ術師としての才能があるため、縛りを使用することで術式を他人に譲渡することができる可能性は十分に考えられます。

では、仮に縛りを課したとして、何を対価に処刑人の剣を虎杖に渡したのでしょうか。
それは、反転術式の使用を禁ずることだと考えられます。

日車は247話で、反転術式を使用することができるようになりました。
反転術式は術者の脳が破壊されない限り、使用することができます。

つまり、日車は宿儺に腹を切られたものの、反転術式を使用すれば回復することができるはずです。

しかし、日車は自らを回復することなく、虎杖に処刑人の剣を託したことや、虎杖に「それでいい」と呪いの言葉のようなものを残して倒れてました。
このことから、日車はおそらく、ここで死亡することになるでしょう。

今回の日車の行動は、反転術式を使って自身のダメージを回復することよりも、虎杖に処刑人の剣を託すことを選んだように見て取れます。

自身よりも術師としての経験がある虎杖に処刑人の剣を託すことで、少しでも勝率を上げようと、日車は考えたのではないでしょうか。

まとめると、日車が虎杖に処刑人の剣を手にすることができたのは、反転術式による回復を封じるという縛りを設けたことでできたためである可能性があります。

今後、虎杖と日車の、宿儺を倒す作戦の全貌が明かされることになるでしょう。

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