目次
③炭治郎に全てを託す
鬼舞辻無惨は太陽の光で消滅する前に、全ての血を炭治郎に移していました。
鬼舞辻無惨
「私の肉体は間もなく滅びるだろう 陽の光によって
だが私の想いもまた不滅なのだ 永遠なのだ私はこの子供に想いの全てを託すことにする
呼吸も心臓も停止しているが細胞の全ては死滅しておらず生きている
まだ間に合う 私の血も力も全て注ぎ込もうもしも即死を免れ生きることができたなら竈門炭治郎
お前は陽の光をも克服し最強の鬼の王となるだろうなぜならお前は竈門禰豆子と血を分けた兄であり
あの化け物と同じ呼吸を使うことができた唯一の者お前は死なない 私は信じる 私の夢を叶えてくれ炭治郎
お前が お前が滅ぼせ私の代わりに鬼狩りを」
鬼になり、暴走していた炭治郎でしたが、カナヲが人間に戻る薬を打ち込むことに成功します。
そして場面は精神の世界。
炭治郎が現実に戻ろうとしていたところ、鬼舞辻無惨がそれを引き止めるのです。
鬼舞辻無惨
「恨まれているぞ 誰もお前が戻ることを望んでいない」
「屑め お前だけ生き残るのか?大勢の者が死んだというのに
お前だけが何も失わずのうのうと生き残るのか?」
心が折れかける炭治郎でしたが、亡くなった柱や仲間たちの手が炭治郎を押し上げ、禰豆子や善逸、伊之助の手が体を引き上げてくれます。
その結果、炭治郎は現実に戻ることができ、鬼舞辻無惨は取り残されたのでした。
【鬼滅の刃】鬼舞辻無惨の死因とは?
続いて、鬼舞辻無惨がなんで死んだのか、その死因は大きく分けて3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①珠世と胡蝶しのぶが開発した薬
最終決戦の前、珠世が鬼舞辻無惨に打ち込んだ薬。
この薬の効果は、4つありました。
1.人間化
まず1つ目が、鬼を人間に戻す効果です。
これは珠世が鬼舞辻無惨の体内に薬を入れた時に、自分で言っていました。
そのため、鬼舞辻無惨にこの人間化への対応はされてしまいます。
2.老化
2つ目が、1分間で50年分老化させる効果です。
戦いの最中、鬼舞辻無惨は自分の動きが鈍くなっていることを疑問に感じ、この効果に気づきました。
その時には、3時間以上経過していたため、9000年分老いていたことになります。
3.細胞分裂阻止
日の出が近づいてきたため、体を分裂させて逃げようとした鬼舞辻無惨でしたが、体を分裂させることができませんでした。
これが、3つ目の細胞分裂を阻止する効果です。
4.細胞破壊
最後の効果が、細胞の破壊です。
攻撃力、回復力、スピードなど全てを弱体化させ、鬼舞辻無惨への止めとなりました。
②継国縁壱がつけた傷
戦いの最中、鬼舞辻無惨の体に傷が浮き出てきたのですが、その傷は400年前に継国縁壱がつけたものでした。
縁壱は、日の呼吸を生み出し、唯一鬼舞辻無惨を追い詰めた人間で、鬼舞辻無惨は縁壱が死ぬまで雲隠れするほど恐れていたのです。
その傷は、鬼舞辻無惨の再生能力でも治すことができなかったため、傷を隠していたのですが、珠世の薬によりその傷が顕になり、ヒノカミ神楽が効果的であることを炭治郎は知ることができました。