③香織とは全くの別人

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

そして最後に、香織とは全くの別人だった場合です。

この段階で香織は死んでいるので、「頭に縫い目のある女性」は全くの別人である可能性ももちろんあります。

ただ、頭の縫い目といい、虎杖悠二の祖父に「あの女」呼ばわりされている事といい、存在があまりよくない者だという事は明白。

父に「あの女はだめだ、死ぬぞ」と言われた虎杖仁、無事でいる可能性が低くなるのではないでしょうか。

この人物が虎杖の本当の母である可能性も捨てきれないのが現状です。

【呪術廻戦】虎杖悠仁には兄弟がいた?

受胎九相図(じゅたいくそうず)とは

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

単行本15巻133話で、受胎九相図の1人である脹相(ちょうそう)が自分の兄弟である血塗(けちず)と虎杖悠二が一緒にいる夢を見ていました。

これがきっかけで、受胎九相図と虎杖悠二には何らかの関係があるのではないかと憶測が飛び、血縁関係にありそうだという事が分かりました。

受胎九相図とは、150年前に加茂憲倫によって生み出された九体の呪物の事です。

明治の初め、呪霊の子を孕む特異体質な娘が、史上最悪の術師として名を遺す加茂憲倫に出会ってしまったことがきっかけとなります。

九度の懐妊と九度の堕胎、それらを強いられ生み出されたものが、人間と呪霊の混血に加茂憲倫の血を混ぜたこの呪物九体でした。

特に受胎九相図の1~3番は特級に分類されるほどの呪物で、話に登場する「脹相」「壊相(えそう)」「血塗(けちず)」はこの特級呪物にあたります。

脹相が133話で、「どったの、兄ちゃん具合悪い?」と話しかけてくる虎杖悠二の夢を見たことで、兄弟ではないかと言う線が強くなり、虎杖悠二が受胎九相図のひとりである可能性も出てくることになりました。

虎杖悠仁は弟?

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

単行本15巻133話で、虎杖悠二が「どったの、兄ちゃん具合悪い?」と脹相に話しかける場面が脹相の脳内に出てきたことで、虎杖悠二と脹相の兄弟説が浮上。

さらに、単行本16巻134話で「よくも俺に!虎杖を!弟を!殺させようとしたな!!」と脹相が叫んでいることから、虎杖悠二が脹相の弟だという説が濃厚になりました。

脹相は術式の影響で、血のつながった弟たちの異変はどんなに遠く離れていても感じ取れるという能力を持っています。

目の前で、虎杖悠二の「死」という生物にとって最期で最大の異変を感じとってしまい、動けなくなった脹相はその時、虎杖悠二が自分と血のつながった弟だと気付いたのです。

脹相の弟という話が本当ならば、壊相・血塗の2人とも兄弟という事になり、虎杖悠二も受胎九相図のひとりであるということになります。

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