
目次
チェンソーマンには悪魔だけでなく、魔人も登場します。
魔人と悪魔は似た存在のなので、魔人と悪魔の違いや魔人に関する設定はわかりづらいですよね。
今回は魔人と悪魔との違いや魔人の特徴、魔人の全キャラをご紹介します。
魔人でも悪魔でもない存在についても、解説するのでぜひ最後までご覧ください。
【チェンソーマン】魔人とは?悪魔との違いなども解説
魔人は悪魔が人の死体を乗っ取った存在

魔人は、悪魔が人間の死体を乗っ取った存在です。
魔人の見た目は人間に近いですが、頭部に悪魔の特徴が現れる場合が多いです。
魔人は悪魔の能力を使えますが、元の悪魔よりも力が弱くなっています。
強い悪魔が魔人になるほど強いですが、強い悪魔の魔人はあまり登場しません。
悪魔は概念に対する恐怖から生まれる

悪魔は、人間がものや概念に対して持つ恐怖から生まれる存在です。
作中ではトマトの悪魔が登場しますが、トマトを恐怖する感情からトマトの悪魔が生まれます。
概念に対する恐怖が大きくなるほど悪魔は強くなり、怖そうな名前の悪魔ほど強い力を持っている事が多いです。
逆に人間がその概念を恐れなくなると、悪魔も弱体化します。
悪魔は化け物じみた姿であることが多く、外見が人間に近い魔人とは別物です。
ただし、例外的に人間と全く外見が同じ悪魔も存在します。
魔人でも悪魔でも無い武器人間なども存在する

武器人間は、魔人でも悪魔でも人間でもない存在です。
武器人間は、体は人間に近く悪魔の力を使えますが、人格は人間のまま変わりません。
最新146話の時点で、主人公のデンジを含め、8人の武器人間が登場しています。
武器人間になる条件は、心臓に悪魔が憑依することだと思われます。
デンジはポチタが心臓になったことでチェンソーマンになり、サムライソードは心臓に悪魔が評したことで刀の武器人間になりました。
武器人間はトリガーを引くことで悪魔の姿になり、死亡したもトリガーを引けば復活します。
武器人間は殺し方も不明で、死亡しても生き返るため、事実上不死身の存在です。
また、第2部で登場する三鷹アサは悪魔の能力を使えますが、体は人間のままで悪魔と人間の人格が両方あるなど、明らかに魔人とは異なります。
マキマは魔人ではなく悪魔

公安対魔特異4課のリーダーマキマは、魔人ではなく悪魔であることが判明しています。
マキマは悪魔の力を使いますが、外見は悪魔に見えず完全に人間と同じです。
魔人のように頭部に特徴があるわけでもありません。
マキマは作中で支配の悪魔と明言されており、やはり人間にしか見えない姿で転生しています。
チェンソーマンには人間と区別のつかない外見の悪魔が存在しており、飢餓の悪魔も人間と区別がつきません。
ただし、支配の悪魔や飢餓の悪魔は、目が同心円状になっている特徴があります。
マキマに関しては以下の記事で解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
【チェンソーマン】魔人の全キャラ一覧
血の魔人(パワー)

パワーは公安対魔特異4課に所属する血の魔人で、主人公デンジとバディを組むキャラです。
若い女性の魔人で、魔人の中では比較的理性や知性が高いとされています。
血を操る能力があり、自分の血を固めて武器を作り出したり、怪我をしても止血することが可能です。
他人の治療なども可能ですが、自分の血を使いすぎると貧血になる弱点があります。
自分勝手でメチャクチャな性格ですが、どこか憎めない不思議な魅力があり、人気投票1位になるほどの人気キャラです。
パワーに関しては以下の記事で解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
ビーム(サメの魔人)

ビームは、特異4課に所属するサメの悪魔の魔人です。
会話もできないほど凶暴とされていますが、チェンソーマンには忠実でユーモラスな姿を見せることが多いです。
デンジのことも、チェンソー様と呼んで懐いていました。
壁や地面の中を水中のように泳いで移動でき、短い時間ならサメの悪魔の姿に変身できます。
ガルガリ(暴力の魔人)

特異4課に所属する魔人で、強すぎるために毒の出るマスクを付けられています。
人間の脳がかなり残っているため、人間だった時の記憶があり、かなり理性的です。
暴力の魔人という名前に反して暴力を嫌っており、かなり穏やかな性格をしています。
体の一部を巨大化させていますが、ほとんど特殊能力を使わずに身体能力で戦う魔人です。
仮面の下の顔は目が4つありますが、公安の職員だった荒井ヒロカズに顔が似ていることから、彼の死体に悪魔が憑依して暴力の魔人になったと考察されています。
ピンツイ

クァンシに従う魔人1人で、ポニーテールの先が蛇の顔のようになっています。
かなり饒舌に喋り、会話をする姿は人間と殆ど変わりません。
理性が高いこともあり、クァンシの魔人の中ではまとめ役で、ツッコミ役にもなっていました。
何の悪魔なのか不明ですが、輪のようにしたポニテールの穴から覗くことでデビルハンターの契約悪魔を見抜く能力があります。
戦闘能力自体は低く、戦闘向けの能力も見せませんでした。
コスモ(宇宙の魔人)

クァンシに従う魔人の1人で、脳が半分露出して、右目の飛び出したインパクト抜群の姿をしています。
マイペースですが、落ち着きがなく、「ハロウィン」としか言わないために何の悪魔の魔人かわかりにくいです。
知性があるようには見えませんが、1人で東京観光できるくらいの知能はあるようです。
実は宇宙の悪魔が憑依した魔人で、作中最強クラスの精神攻撃を使用します。
宇宙の情報を強制的に理解させる能力を持ち、全力で行えば相手はハロウィンのことしか考えられない廃人にすることが可能です。
精神世界では非常に理知的で、普段姿から想像もつかないほど饒舌に話します。
ロン

クァンシの仲間で、頭に角の生えた女性の魔人です。
作中では名詞しか話すことなく、回転寿司の皿を食べようとするなど、非常識な行動も多いです。
戦闘では口から火を履くなど、クァンシに従う魔人の中ではかなりの強さを誇ります。
両手に手錠を付けていますが、簡単に引きちぎっており、何のために付けているのか不明です。
龍の悪魔の魔人と考察されることが多いですが、作中では明らかになっていません。
ツギハギ

クァンシの魔人の1人で、体中にツギハギのような縫い目がある女性の魔人です。
口も縫い付けられているのか、最後まで声を発することはありませんした。
何の悪魔の魔人なのかも不明で、クァンシの目から弓を引き抜いた以外に活躍シーンはほとんどありません。
早川アキ(銃の魔人)

マキマに全てを捧げた早川アキが、魔人にされた姿です。
マキマは逃げた銃の悪魔が近くの死体に乗り移ったと言っていますが、アキを殺害後に魔人にしたと思われます。
悪魔ではなく人間の意志で行動している特殊な魔人で、子供の頃に戻ったアキが雪合戦をしているつもりで無自覚に周囲に攻撃を加えていました。
頭と左腕が銃になっており、非常に強力な銃撃を行います。
弱体化はしていますが、銃の悪魔が非常に強力なため、魔人の中では別格の強さです。
早川アキに関しては以下の記事で解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
釘の魔人

第2部144話で登場した公安所属の魔人です。
何の悪魔の魔人か不明ですが、釘を武器に使用しているため、釘の魔人と記載しています。
首から下はほとんど人間ですが、脳が半分露出しており、脳に釘が刺さった外見をしています。
釘を使用してチェンソーマン教会の学生を拘束していました。
釘を服に打ち付けて拘束しており、傷つけずに捕らえようとしていたようです。
しかし、敬語を使わない学生に激怒して金づちで殴っており、怒るとかなり危険な性格と言えます。
【チェンソーマン】魔人の特徴
人格は悪魔だが死体の影響を受ける

魔人の人格は悪魔のものですが、人間だった頃の影響が性格に影響すると可能性が高いです。
魔人の人格は憑依した悪魔のものですが、魔人には肉体となった人間の記憶や経験が残っています。
暴力の魔人は、人間だった頃通った学校や好きな定食屋を覚えていると言っていました。
人間の頃の記憶の影響はあるはずなので、魔人の性格は肉体となった人間に多少に似ているかもしれません。
暴力の魔人が穏やかな性格なのも、人間の時の記憶が影響していそうです。
頭に悪魔だった時の特徴が出やすい

魔人の外見は人間に近いですが、頭部に悪魔だった時の特徴がでやすいです。
サメの魔人のビームは頭部に鮫の特徴が出ており、暴力の魔人のガルガリは目が4つあります。
パワーやロンなどの女性の魔人も、頭部から角が生えています。
また、一部の魔人は一時的に悪魔の姿になれるようです。
女性の魔人は見た目が人間に近い?

女性の魔人は男性の魔人に比べると、外見が人間に近い傾向にあります。
男性の魔人は頭部が明らかに人間と異なる場合がほとんどですが、女性の魔人は角がある程度の場合が多いです。
ただし、作中で説明がないので、ただの偶然の可能性もあります。
また、パワーはいつもより血を飲んだ際に角が伸びており、魔人は血を飲むと悪魔の姿に近づくのかもしれません。
能力はそのままだが悪魔の時より弱体化する

魔人は悪魔だった時と能力は変わりませんが、魔人になると弱体化します。
また、魔人になると、悪魔の時にできたことがうまくできなくなる場合もあります。
第1部の終盤で悪魔に戻った時のパワーは他人の血も簡単に操作していましたが、魔人の時は他人の血の操作が苦手でした。
魔人は悪魔と契約できない

人間は悪魔と契約して力を借りることができますが、魔人は悪魔と契約できません。
魔人が登場して間もなく契約できないことが明かされましたが、契約できない理由は不明です。
武器人間が契約できるのかについては不明で、悪魔と悪魔が契約している描写もありません。
悪魔が、武器人間や自分より地下の強い悪魔に従う描写は存在します。
特別な殺し方はなく普通に死ぬ

魔人は首を切られたり、大きな怪我すれば普通に死亡します。
悪魔もそうですが、魔人は人間より生命力が強いだけです。
作中では複数の魔人が、バラバラにされて死亡しています。
血が少なくなると弱るため、出血多量で死ぬ可能性もあります。
ただし、腕が無くなっても血を飲むと再生するため、再生能力は人間より遥かに上です。
【チェンソーマン】魔人になる理由やメリットを考察
作中で明確な理由やメリットは説明されていない

悪魔が魔人になる具体的な理由やメリットは、作中で説明されていません
早川アキのように無理矢理魔人にされたケースもありますが、どのように魔人化するのかも具体的な描写はないです。
理由やメリットに関しては、今後作中で説明があるかもしれません。
ここからは、魔人になる理由やメリットをついて考察します。
弱った悪魔が生きるために死体を乗っ取る?

悪魔が魔人になる理由として考えられるのは、弱った悪魔が生き残るためです。
そのままでは死亡してしまう悪魔が、生き残るために死体を乗っ取るわけです。
死体があるなら血を飲んで復活すればいいという意見もありますが、血を吸えないほど弱っていて体の乗っ取ったほうが早いのかも考えられます。
理性や知識を手に入れるため?

悪魔が死体を乗っ取るのは、理性や知識を乗っ取るためとも考えられます。
人間並みの知能を持つ魔人も存在しますが、あまり頭が良くない場合が多いです。
頭が良くなって人間の知識が手に入るなら、知能の低い悪魔が魔人になるメリットはあるでしょう。
ただ、元々は頭が良さそうな宇宙の悪魔が、ハロウィンしか言えない魔人になっているので、魔人になると頭が良くなるのは不明です。
【チェンソーマン】魔人でも悪魔でも無い武器人間一覧
デンジ

デンジは物語の主人公で、胸のスターターを引くことでチェンソーマンに変身します。
頭にチェンソーが生えた犬のような悪魔のポチタが、心臓に融合したことで武器人間になりました。
武器人間になった際は頭部がチェンソーになり、両手・両足をチェンソーにすることも可能です。
死亡してもスターターを引けば復活しますが、血が足りないと不完全な姿になる場合もあります。
地獄のヒーローと呼ばれた真のチェンソーマンになることもあり、その場合は普段より体が大きく、色も変化します。
本来の姿のチェンソーマンは、他の武器人間が束になっても敵わない圧倒的な強さです。
デンジに関しては以下の記事で解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
サムライソード

刀の悪魔を心臓に移植された武器人間です。
ゾンビの悪魔と契約してデンジを殺そうとしたヤクザの孫で、祖父を殺したデンジを恨んでいます。
左手首を引き抜くことで、頭部が日本刀の武器人間に変身します。
両手から刀を出して戦うこともできますが、手の皮膚が切れて出血してしまいます。
居合の構えを取ることで超高速の斬撃を繰り出しますが、動きが直線的で対応されやすいのが弱点です。
レゼ

モルモットと呼ばれるソ連の工作員で、爆弾の悪魔と一体化した武器人間です。
チェンソーマンになったデンジの心臓を持ち帰るために、ソ連から送り込まれました。
首から生えたピンを引き抜くと頭部が爆弾の武器人間になり、さまざまな爆破攻撃を行います。
触れたものを爆発でき、自分の体の一部を千切って爆弾に変えたり、腕に変えて打ち出すことも可能です。
見た目はデンジと同世代の美少女ですが、生身でも戦闘能力は高く、殺し屋を素手で絞め殺しています。
レゼに関しては以下の記事で解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
クァンシ

最初のデビルマンハンターと呼ばれる女性で、右目から弓矢を引き抜くことで弓の悪魔の武器人間に変身。
素手の戦いなら人類最強と呼ばれるほど生身の戦闘能力が高く、初めての戦闘シーンでは数十人の敵を一瞬で斬殺しました。
変身後は頭部と両腕から弓矢を飛ばせる状態になり、圧倒的な物量の弓矢で攻撃が可能です。
第1部では中国のデビルハンターとして登場しましたが、元公安のデビルハンターでした。
第2部では再び公安に復帰しており、登場と同時に武器人間3人を倒す活躍を見せました。
クァンシに関しては以下の記事で解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
須郷ミリ

マキマに支配された公安対魔特異5課のメンバーとして登場した武器人間の1人です。
右手を引き抜くことで、頭部が長剣の武器人間に変身します。
第2部ではチェンソーマン教会に所属しており、デンジと同じ学校に転校してきた際に名前が判明しました。
チェンソーマンの名前を真似て、ソードマンと名乗っています。
バルエムに大量殺人を指示された際は明らかに嫌がっており、チェンソーマン教会の武器人間の中ではかなりまともな性格です。
バルエム

特異5課の1人として登場した男性で、歯のスイッチを押すことで頭部が燃料タンクで両腕が可燃放射器の武器人間に変身します。
第2部ではチェンソーマン教会の副総裁として登場しました。
チェンソーマン教会の人間としてデンジに友好的に接する一方で、チェンソーマンを呼び出すために仲間に大量殺人を指示する危険人物です。
チェンソーマンの作中で、意図的に使われていなかった「神様」という単語を初めて口にした人物で、重要キャラの可能性高いです。
槍の武器人間

特異5課のメンバーとして登場した男性で、槍を使用する武器人間に変身します。
第2部では、チェンソーマン教会に所属する武器人間の1人として登場しました。
バルエムに大量殺人を指示された際は、騒ぎを大きくするために女性や子供を積極的に狙おうとする危険人物です
本来の姿になったチェンソーマンと戦った際に、確実にダメージを与えていたことからかなり強い武器人間と予想されています。
鞭の武器人間

特異5課のメンバーとして登場した跳ねた髪の女性で、指パッチンすると両手が鞭の武器人間に変身します。
口の悪さなどから一部の読者にヤンキー扱いされましたが、第2部で実年齢が82歳と判明しました。
【チェンソーマン】魔人についてまとめ
チェンソーマンに登場する魔人についてご紹介しました。
魔人は悪魔が人間の死体を乗っ取った存在とされていますが、なぜ魔人となるのかは説明されていません。
武器人間に関してもわからないことが多く、魔人に関する設定も今後明かされるかもしれません。
チェンソーマンの今後の展開を楽しみに待ちましょう。