目次
恋雪からのプロポーズ
道場での生活は平和でした。
月日は3年が経ち、狛治は18歳になっていました。
恋雪は16歳になり、病気も治って不自由なく暮らせるようになるまでに回復。
ある日、狛治は慶蔵に呼ばれ、道場を継いでくれないか提案をされます。
突然の提案で戸惑いはしたものの、狛治はそれを受け入れ、道場を継ぐことになります。
そして、狛治と恋雪が花火大会を一緒に見に行った時のこと。
恋雪
「私は狛治さんがいいんです
私と夫婦になってくれますか?」狛治
「はい 俺は誰よりも強くなって
一生あなたを守ります」
狛治は恋雪からのプロポーズを受け入れ、結婚を約束したのでした。
恋雪と慶蔵が毒殺
恋雪との結婚が決まった数日後のこと。
狛治は1人で、父親の墓参りに行っていました。
そして家に帰ると、道場の手伝い人から「慶蔵と恋雪が毒殺された」ことを知らされます。
道場の井戸に毒を入れられ、2人はそれを飲んでしまったのです。
狛治は、井戸に毒を入れた隣の道場に行き、67人を殺害。
その時の詳細は、奉行所に記録が残っていました。
「死因は素手による頭部破壊 内臓破壊
ほとんどの遺体は潰されて原型もなくひしゃげた上
体の一部が大きく欠損
顎や脳や目玉 手足 内臓が天井及び壁に
飛び散り張り付く地獄絵図」
鬼舞辻無惨によって鬼に
67人を殺し、血だらけで外を歩いていた狛治。
そこに、鬼の始祖である鬼舞辻無惨が現れます。
狛治が道場で暴れたことで、鬼が出たと騒ぎになっていたため、それを確かめにきたのです。
狛治は鬼舞辻無惨に攻撃を仕掛けますが、簡単に受け流され、顔を手で貫かれてしまいます。
強い鬼を作ろうとしていた鬼舞辻無惨は、狛治に血を流し込み、鬼にしようとしました。
そして、狛治は血に対応することができ、鬼として、猗窩座として生きることになったのです。
【鬼滅の刃】道場の井戸に毒を入れた張本人とは?
かつて狛治(猗窩座)の恋人であった恋雪と、その父親の慶蔵は、道場の井戸に毒を入れられ、それを飲んで死亡してしまいます。
では、一体その毒を入れた人物とは誰なのか。
それは、本編では語られていません。
しかし、実は単行本18巻のおまけページに少しだけ書かれているのです。
道場の井戸に毒を入れた人物、、、
それは、、「隣の道場の跡取り息子」です。
恋雪と同じ年くらいで、恋雪のことが好きな少年でしたが、性格は非常に乱暴で横柄な態度をとっていました。
ことの発端は、跡取り息子が恋雪を無理やり外へ連れて行った時のこと。
恋雪は発作を起こしてしまい、それをみた跡取り息子は怖くなって逃げたのです。
狛治が恋雪を見つけたおかげで助かったのですが、慶蔵はそれに怒り、隣の道場に決闘試合を申し込みました。
その試合では、慶蔵が出るまでもなく、狛治が全員を倒し、これからは道場(恋雪)に関わらないことを約束します。
それに怒った跡取り息子は、真剣で狛治に襲いかかってきました。
狛治は冷静に対応し、真剣を側面から殴り折ります。
この凄さに隣の道場主はおそれ、素直に負けを認めて、道場へ関わることをやめることを誓ったのでした。
それからは平穏な生活が続いていたのですが、隣の道場主が亡くなり、それと同時に狛治と恋雪の結婚の話を聞いた跡取り息子は、戦っても負けてしまうため、道場の井戸に毒を入れたのです。
そして、毒を飲んでしまった恋雪と慶蔵。
慶蔵は毒で苦しみながらも、恋雪を医師の家まで届けようと必死で走っていましたが、恋雪はすでに亡くなっており、慶蔵も数時間後に苦しみながら死んでいったのでした。