【チェンソーマン】沢渡アカネとは何者?能力・正体・目的について徹底考察!
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

沢渡アカネはチェンソーマンの第1部に登場し、公安特異課襲撃事件を起こした人物です。
序盤の強敵とした登場しましたが、正体や目的などが判明していない謎の多いキャラです。

沢渡アカネの能力や正体などについて徹底考察します。

沢渡アカネとは?

ヘビのような眼を持つ公安襲撃事件の主犯

指示を出す沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネはヘビのような眼を持つ元民間のデビルハンターで、ヤクザと手を組んで公安特異課襲撃事件を起こした人物です。

2万円の現金と引き換えに銃の悪魔とヤクザ達を契約させ、拳銃と銃弾を提供していました。
10代でもおかしくない外見ですが、性格は冷静沈着で状況判断力も優秀です。

冷静さを失うサムライソードを窘めて特異課を追い詰める姿から、経験豊富なデビルハンターであることを感じさせます。

ただし、予想外の事態には動揺して対処が遅くなる姿を見せることもありました。

目的はデンジ(チェンソーマン)の心臓

チェンソーマンとサムライソードの戦闘
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネは謎の多い人物ですが、チェンソーマンになったデンジの心臓を狙っています。
特異課襲撃事件を起こしたのもデンジの心臓が目的らしく、戦闘不能になったデンジを拉致しようとしていました。

ただし、なぜデンジの心臓を狙っているのかに関しては一切が不明です。


幽霊の悪魔(ゴースト)も恐れるかなり強いデビルハンター

沢渡アカネを恐れる幽霊の悪魔
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネは、かなり強いデビルハンターで幽霊の悪魔(ゴースト)からも恐れられています。
姫野が沢渡を攻撃しようとした際に、幽霊の悪魔は怖がって戦うのを拒否していました。

悪魔から恐れられる人間はほとんど登場しておらず、沢渡が恐ろしい存在であることがわかります。
アキの刀の特殊性や未来の悪魔との契約で動きが変化したことを見抜くなど、観察力や洞察力も優秀です。

ただし、悪魔を使えない状態でコベニに不覚を取ることが多く、身体能力はそれほど高くないと思われます。

沢渡アカネの登場回を解説

3巻24話:倒されたサムライソードを蘇生させる

サムライソードを蘇生する沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネが初登場したのは24話です。
呪いの悪魔の力で倒されたサムライソードを蘇生し、蛇の悪魔で幽霊の悪魔を倒すという活躍を見せます。

幽霊の悪魔を怯えさせ上に、蛇の悪魔で幽霊の悪魔を丸呑みにして姫野を消滅させる展開はかなり絶望感がありました。

サムライソードが倒したデンジを拉致しようとしますが、マキマの謎の能力に動揺して撤退します。

5巻35話:幽霊の悪魔を使役するもアキとコベニに敗北

35話で沢渡アカネは幽霊の悪魔を使役しますが、アキとコベニに敗北し拘束されます。
デンジ拉致に失敗した沢渡は、ゾンビを使って特異課を壊滅させようと計画。

しかし、アジトを特異4課に襲撃され、早川アキと戦うことに。
沢渡は蛇の悪魔に幽霊の悪魔を吐き出させ、アキを攻撃します。

しかし、アキは幽霊の悪魔が恐怖心を持たない相手を攻撃できない弱点を突いて、幽霊の悪魔を撃退
驚いた沢渡は蛇の悪魔を呼び出す前に、コベニに取り押さえられてしまいました


5巻38話:最期は蛇の悪魔の攻撃で首を切断して自殺?

蛇の悪魔の攻撃で死亡する沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

謎の存在だった沢渡アカネですが、詳しいことは不明のまま蛇の悪魔の攻撃で死亡してしまいます。
38話で特異課襲撃事件の首謀者が沢渡と判明し、彼女が銃をヤクザに渡していたことが明らかになりました。

チェンソーマンの心臓を狙っていたことも判明しますが、動機を聞き出す前に沢渡は蛇の悪魔の攻撃で死亡します。

マキマは沢渡が蛇の悪魔の攻撃で自殺したと断定し、彼女の動機や背後関係は闇に葬られました。

9巻76話:マキマに操られて再登場

死亡後もマキマに支配された沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

38話であっさりと死亡した沢渡アカネですが、76話でまさかの再登場を果たしました。
沢渡は千切れた首を縫われた姿で、マキマの支配の能力で操られて登場します。

マキマは、沢渡を支配して蛇の悪魔の能力を使用していました。
マキマは複数の悪魔の力を使用し、銃の悪魔を撃退しています。

沢渡アカネの能力

爪を代償に蛇の悪魔と契約している

蛇の悪魔の尻尾で攻撃する沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネは爪など身体の一部を契約の対価にして、蛇の悪魔と契約しています。
蛇の悪魔はヘビのような姿ですが、口は人間の腕を組み合わせたような形状です。

能力を使うたびに対価を要求する悪魔で、能力を使うほど体の一部を失う契約と思われます。
沢渡は主に代償として、爪を捧げていました

強力な能力を使用すると代償となる爪の枚数が増えており、能力を使った後に鼻から出血する場面もあります。

尻尾や丸呑みで攻撃

丸吞みにされる幽霊の悪魔
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

蛇の悪魔は、尻尾による打撃や敵を丸呑みにする攻撃を行います。
尻尾の攻撃の代償は爪1枚でリスクが低いですが、丸呑みは爪を4枚使う強力な攻撃です。

尻尾を使った打撃は単純な物理攻撃ですが、蛇の悪魔が巨体のため、かなりの威力があります。
蛇の悪魔は悪魔でも丸呑みにすることが可能で、物理攻撃が効かない幽霊の悪魔も丸呑みにしてしまいました。

飲み込んだ悪魔を吐き出して使役できる

幽霊の悪魔を操る沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

蛇の悪魔は飲み込んだ悪魔を吐き出して、使役する能力を持っています
チェンソーマンの作中では飲み込んだ幽霊の悪魔を操り、早川アキと戦わせていました。

飲み込むだけで契約していない悪魔を操れるようになる強力な能力ですが、吐き出す毎に対価を支払う必要があるようです。

沢渡アカネは「吐き出し」と言った後に、鼻血を流していました。
契約者は飲み込んだ悪魔の情報が知る方法がないらしく、沢渡は幽霊の悪魔の弱点を知りませんでした。

沢渡アカネと関係の深いキャラ

サムライソード(ヤクザの孫)

サムライソードと話す沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

サムライソードはデンジを雇っていたヤクザの孫で、刀の悪魔の武器人間に変身します。
ゾンビになった祖父をデンジに殺されたため、デンジに強い憎しみを抱いています。

沢渡アカネは若いヤクザたちと手を組んで公安特異課を襲撃しましたが、サムライソードはヤクザたちのリーダー格の人物です。

沢渡はサムライソードの心臓を刀の悪魔に変えることで、武器人間に変えたことが判明しています。
詳しい経緯は不明ですが、武器人間になった理由がはっきりしているのはサムライソードとチェンソーマンだけです。

サムライソードに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味ある方は是非チェックしてみてください。

マキマ

謎の能力を使うマキマ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

マキマは公安特異4課のリーダーで、正体は支配の悪魔です。
沢渡アカネは特異課を襲撃する際にマキマを優先的に殺そうとしており、マキマを非常に警戒していました。

マキマを殺すことに失敗した沢渡は、すぐに逃げ出す判断をしています。
ただし、マキマを殺せると判断していたことを考えると、正体が支配の悪魔であることは知らなかった可能性が高いです。

マキマに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

銃の悪魔

実体化した銃の悪魔
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネは2万円を対価に銃の悪魔とヤクザを契約させ、銃をヤクザに渡しています。
また、沢渡は銃の悪魔の肉片を15kgも所有しており、銃の悪魔の仲間だと思われていました。

その後、銃の悪魔はすでに拘束されており、各国が銃の悪魔を口実にして銃器の密売をしていることが判明しています。

そのため、沢渡は銃の悪魔を口実にして、外国の銃器密売に協力していた可能性が高いです。

沢渡アカネの正体などを考察

悪魔と契約しているため魔人ではない

蛇の悪魔を能力を使おうとする沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネは蛇のような目をしていますが、蛇の悪魔と契約しているため魔人ではありません。
魔人は頭部に特徴が出るため、普通の人間と瞳孔が異なる沢渡が魔人ではないないかという意見もあります。

ただ、魔人は悪魔と契約できないため、蛇の悪魔と契約している沢渡は魔人ではありません
沢渡の目がヘビに似ている理由は、作中では説明がありません。

火の悪魔のように契約した人間の姿を変えてしまう悪魔もいるため、蛇の悪魔と契約した沢渡の目がヘビのように変化している可能性もあります。

彼女の黒幕はだれなのか考察

コベニに捕らえられた沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネには、デンジの心臓を狙う指示を出した黒幕がいる可能性が高いです。
黒幕として考えられるのは、デンジの心臓を狙うソ連かマキマでしょう。

ソ連は沢渡が死んだ直後にデンジの心臓を狙っており、他の国よりも早くチェンソーマンの情報を掴んでいます。
ソ連がデンジの心臓を狙う理由は、マキマが世界を支配するのを防ぐためでしょう。

マキマは命を狙われていますが、沢渡の行動で得をした部分もあります。
最初の襲撃の時点で沢渡をわざと逃したようにも見えるため、かなり怪しいです。

死亡する前から沢渡を支配しており、マッチポンプの襲撃事件を起こしたのかもしれません。

悪魔ではないので第2部以降で復活の可能性は低い

命令する沢渡アカネ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

沢渡アカネは悪魔ではないため、第2部以降で復活する可能性は低いでしょう。
悪魔は輪廻転生するため、死亡しても再登場する可能性があります。

実際に台風の悪魔や蝙蝠の悪魔は、第1部で死亡した後に第2部で再登場しました。
しかし、人間の沢渡は輪廻転生しないため、再登場しない可能性が高いです。

ただ、第2部では死の悪魔が登場します。
死の悪魔が死人を操るような能力を持っているなら、第2部で再登場するかもしれません。

沢渡アカネについてまとめ

チェンソーマンの沢渡アカネについて考察しました。
公安に大きな被害を与えた沢渡アカネは、多くの謎を残して退場しました。

既に第2部になっているため、彼女の目的や黒幕と言った謎が明かされる可能性は低いでしょう。
ただ、謎が残ったままの方がチェンソーマンのキャラとして魅力的かもしれません。

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