【ワンピース】ルナーリア族の正体を徹底考察!月の神説やニカとも関係している?
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ワノ国編で麦わらの一味やモモの助達と大戦を繰り広げた百獣海賊団の大看板 ”キング” が、「ルナーリア族」という種族であることが判明し話題になりました。

今回はそんなルナーリア族について、徹底的に解説・考察していきます。

ルナーリア族について判明している情報を解説

まずは、ルナーリア族について判明している情報を振り返っていきましょう。

ルナーリア族の特徴は「黒い羽根」「白髪」「褐色の肌」と「発火能力」

キング
出典:pixiv@goldenhans

 

ルナーリア族とは、ワノ国編で初めて名前が明かされたワンピース上の種族です。

後述しますがルナーリア族はすでに絶滅したといわれているため、詳細な情報は判明していません。

その中で、ルナーリア族の身体的特徴は以下のように語られています。

  • 黒い羽根
  • 白髪
  • 褐色の肌
  • 発火能力

ルナーリア族とは「絶滅したハズ」の種族

ルナーリア族は一般的には絶滅したと言われている種族で、この後紹介する「キング」というキャラクターが唯一の生き残りとされています。

ルナーリア族がなぜ絶滅したのかは判明していません。

ただ、ルナーリア族は

  • 政府に知らせるだけで1億ベリーの報奨金がもらえる
  • 唯一の生き残りであるキングは少年期に政府の実験施設に囚われていた

ということもあり、絶滅の理由に政府が関わっている可能性は高いといえます。


ルナーリア族とは「自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物」

ルナーリア族について
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ルナーリア族は百獣海賊団のクイーン曰く

「自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物」

とのことで、実際にルナーリア族のキングは囚われていた実験施設で「耐久実験」を受けていたそうです。

また、ワノ国編での戦闘シーンではゾロやサンジの攻撃を受けてもダメージを受けていない様子が描かれていました。

ルナーリア族の生き残りである「キング」とは?

次に、ルナーリア族の唯一の生き残りと言われているキングについてみていきましょう。

カイドウ率いる百獣海賊団の「大看板」

キング
出典:pixiv@かたてわざ

 

キングとは「最強の生物」と呼ばれているカイドウが率いる百獣海賊団の「大看板」の一人です。

大看板とは、百獣海賊団の最高幹部でカイドウの腹心であり、懸賞金は各人10億ベリーを超え“災害”と称される実力者です。

火災のキング
名前アルベル
種族ルナーリア族
懸賞金13億9000万ベリー
懸賞金ランキング10位
悪魔の実リュウリュウの実 古代種 モデル:プテラノドン

大看板にはキングのほかに「クイーン」と「ジャック」がいます。

疫災のクイーン
名前クイーン
種族絡繰人間(サイボーグ)
懸賞金13億2000万ベリー
懸賞金ランキング12位
悪魔の実リュウリュウの実 古代種 モデル:ブラキオサウルス
旱害のジャック
名前ジャック
種族タマカイの魚人
懸賞金10億ベリー
懸賞金ランキング14位
悪魔の実ゾウゾウの実 古代種 モデル:マンモス

なお、クイーンについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!

キングは世界政府の実験施設に囚われていた

すでに少し触れましたが、キングは少年期に政府の実験施設に囚われており耐久実験を受けていました。

そして、その実験施設でカイドウと出会い百獣海賊団を立ち上げたのです。

その後、ワノ国編でルフィ達と衝突して敗れ、ワノ国に来た海軍本部大将 緑牛に倒された後の詳細は判明していません。

キングの詳しい経歴やその他の情報はこちらの記事で解説しています。ぜひチェックしてみてください!

ルナーリア族の正体は「月の神」なのか?

ここからはルナーリア族の正体について考察していきましょう。


ルナーリア族の語源は「月世界の住人」

ルナーリア族の正体は語源に隠されていると思われます。

ルナーリア族という名前は英語圏で「Lunarian」と翻訳されており、ここから更に日本語に翻訳すると

  • 月世界の住人

という意味になります。

読者の皆様はご存じの通り、ワンピースの世界において「月」は非常に重要なワードです。

ワノ国編でも月というキーワードは頻出しており、ワンピースの「世界の謎」に絶対に欠かせない言葉である事が分かりますね。

またエネルの扉絵シリーズでは、かつて月の住人が資源を求めて青色の星に降り立ったことが判明しているため、ルナーリア族がその時に降り立った種族に含まれている可能性は非常に高いでしょう。

ルナーリア族は「神」なのか?エネルや空島編の情報から考察

空島のエネル
出典:pixiv@涼Liang

 

ルナーリア族は元々は月に住んでおり、ルフィ達が生きる青色の星へ移住してきた種族であると考察しました。

そして、これは同時にルナーリア族が神の一族であることも表していると考えられます。

その理由は、やはり空島編で登場したエネルです。

エネルは青色の星の空島生まれではあるものの、自身の出自を理解しているようでフェアリーバース(月)への移住、もとい帰還を成功させました。

そして、エネルは自身のことを「神」と呼んでいます。

加えて、エネルの扉絵シリーズにでてきた月の遺跡では、背中に羽の生えた種族が描かれています。

このことからも、やはり「神」と呼ばれるすべての人物のルーツは「月」にあるのかもしれません。

ルナーリア族は現在マリージョアがあるところに存在した「神の国」の種族?

発火する種族ルナーリア族
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ルナーリア族の正体を考察するにあたって一番重要であると思われる情報が、酒の席でマルコに話した白ひげのセリフです。

「いやあ、そのずっと昔だ…あの上には「神の国」があったらしいぜ……!!」

現在レッドラインの上にはマリージョアが存在しますが、白ひげ曰く、その前には「神の国」があったというのです。

そして、ワノ国編では

「聞いた事あるぞ…昔々…赤い壁のその上に…”発火”する種族が住んでいました」

というマルコのセリフから、神の国に住んでいたのは発火能力を持つルナーリア族であることも判明しました。

ルナーリア族は空白の100年で「絶滅させられた」種族?

それでは本記事の最後に、ルナーリア族と空白の100年の繋がりについて考察していきましょう。

ルナーリア族を絶滅に追いやったのは「天竜人」?

本記事ではルナーリア族は空白の100年に、天竜人によって絶滅させられたと考えています。

天竜人がルナーリア族の絶滅に関わっていると考えられる理由をまとめてみました。

歴史に聞くの真意

一つ目の理由はクイーンのセリフです。

クイーンとサンジが戦闘中、ルナーリア族について話していた時、サンジが神と呼ばれるほどの奴らがなぜ絶滅したんだとクイーンに問いかけます。

それに対してクイーンは

「そんな事っ!!歴史に聞きやがれ!!!」

と返していました。
これはつまり、

  • 絶滅の理由は公表されていない
  • 最近の話ではない
  • 絶滅に関する情報は現代に残されていない

という事を示しており、政府が作り出した空白の100年に滅ぼされたことを表しているのではないのでしょうか。

ルナーリア族に代わって同じ場所に住む天竜人

二つ目の理由は、ルナーリア族が住んでいたところに、現在は天竜人が住むマリージョアがあるという事です。

神と呼ばれ、「自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物」であるルナーリア族が、自然消滅したとは考えにくいです。

やはり誰かに意図的に排除されたと考えるのが妥当でしょう。

そうなると排除した側の候補に一番に挙がってくるのが、同じ場所に住む天竜人です。

しかし、現代の天竜人にルナーリア族を滅ぼすだけの力はないですし、海軍が動いたのだとしてもそれだけ大事になれば一般の人でも知っている人が多いはずですから、空白の100年内の出来事である可能性は高そうです。

また、絶滅したとされているルナーリア族に、わざわざ懸賞金が掛けられていることも天竜人にとって都合が悪い存在であることの表れでしょう。

政府に囚われていた

二つ目の理由はキングが政府の実験施設に囚われていたということです。

キングは現在47歳のため、47年前には少なくとも母親だけでも生存していたことになります。

しかしそれは、ルナーリア族自体が複数生き延びていたことの証明にはなりません。

もしかしたら空白の100年に滅ぼされていて表向き存在しない種族になったものの、生き残りの数名は人体実験のために政府に捕えられていたのではないでしょうか。

ちなみに、空白の100年についてはこちらの記事で考察しています。ぜひチェックしてみてください!

キングは「ジョイボーイ」や解放の戦士「太陽の神ニカ」に期待していた

カイドウ
出典:pixiv@かたてわざ

 

ルナーリア族が空白の100年に滅ぼされたと考える他の理由は、少年期のキングがジョイボーイに期待を寄せていたという事です。

期待を寄せていることがわかるのは、カイドウとの出会いのシーンです。

実験施設で出会ったとき、キングはカイドウに対して

「お前は世界を変えられるか?」

と問いかけており、

「おれにしか変えられねェ!!!」

という答えを聞いて仲間になることを決めました。

また、その後の話ではキングは当初カイドウのことを「ジョイボーイ」だと思っていたことも判明しています。

ここでジョイボーイとは何か、要点と筆者の考察を挙げておきます。

ジョイボーイとは
  • ジョイボーイと太陽の神ニカは同一視できる
  • どちらも「人を苦悩から解放する」という意味合いが強い
  • 現代は一般的に知られる存在ではない

    つまりキングは、「ジョイボーイなら」世界を変えられると考え、また、自身の環境だけでなく「世界そのもの」を変えてほしいと思うほどの苦悩を抱えていたことが分かります。

    このことからも、現在の世界の形を作ったと思われる「空白の100年」とルナーリア族が関係している可能性は高いといえるでしょう

    なお、ジョイボーイについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

    また、こちらの記事では「ジョイボーイ」と「太陽の神ニカ」について、より詳しく考察していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください!

    ルナーリア族についてのまとめ

    本記事ではルナーリア族について考察してみましたが、いかがでしたか?

    絶滅した種族とあって謎が多い存在ですが、空白の100年を紐解く重要な存在であると思われます。
    ルナーリア族がどのような存在か、なぜ絶滅したのかなどなど、今後ワンピースで明かされると思いますので今後の展開に期待していきましょう!

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