【ワンピース】シモツキ村の創設者「霜月コウ三郎」まとめ!ゾロの血筋もネタバレ解説
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ワノ国編で登場した霜月コウ三郎とはどのようなキャラクターでしょうか。

今回は霜月コウ三郎について、ゾロとの関係も考察しながら解説していきます!

霜月コウ三郎とは

まずは霜月コウ三郎について、基本的な情報を振り返っていきましょう。

霜月コウ三郎はワノ国出身の刀鍛冶であり剣豪

霜月コウ三郎
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

霜月コウ三郎は、ワノ国編で初めて名前が登場したワノ国出身の”刀鍛冶”であり”剣豪”である人物です。

96巻のSBSのコーナーでは、光月おでんが生まれたころに自身が作った「閻魔」という刀を贈り、その後仲間たちとともにワノ国を違法出国したことが判明しています。

閻魔を贈ったのは光月おでんが生まれた59年前ごろだと思われ、ワノ国を違法に出国したのは55年前です。

また、霜月コウ三郎は「閻魔」のほかに「和道一文字」という刀の作者でもあるのですが、霜月コウ三郎の顔は92巻のSBSのコーナーで尾田先生が描いた「和道一文字」の擬人化にそっくりです。

ちなみに、同じSBSのコーナーでは「三代鬼徹」と「秋水」の擬人化も描かれています。

三代鬼徹の作者は天狗山飛徹といってその正体は光月おでんの父光月スキヤキだと判明しており、和道一文字と霜月コウ三郎ほどではないですが、三代鬼徹と光月スキヤキも顔のつくりなどは似ているように見えます。

もしかしたら、秋水も生みの親と顔が似ているかもしれませんね。

霜月コウ三郎の初登場は『102巻 第1033話 ”霜月コウ三郎”』

霜月コウ三郎の初登場は『102巻 第1033話 ”霜月コウ三郎”』です。

前述のようにこの時初めて登場したキャラクターで、ゾロの回想シーンでの登場でした。

また、登場時はすでにワノ国を違法出国してから時間が経っていたので、若いころは描かれておらず、霜月コウ三郎は現代ではすでに亡くなっています。


霜月コウ三郎はシモツキ村の創設者

シモツキ村SBS
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

霜月コウ三郎は、ゾロの出身地であるシモツキ村の創設者です。

前述の96巻のSBSのコーナーでは

  • 「閻魔」を作って光月おでんに贈る
  • 55年前海に出る(違法出国)
  • 霜月コウ三郎らワノ国の侍たちの大冒険
  • ”東の海”のとある土地に上陸
  • 山賊から人々を救う
  • 村人に剣を教えていたらその土地の人と恋に落ちる
  • 「シモツキ村」を作り住む事にする
  • 息子コウシロウが生まれる
  • 孫くいなが生まれる

という霜月コウ三郎の経歴が明かされています。

しかし、霜月コウ三郎がワノ国を違法出国した理由などは明かされていません。

また、霜月コウ三郎と一緒にワノ国を違法出国したであろう「ワノ国の侍たち」が、どのようなキャラクターでどのような集まりだったのかも、ワンピースの根幹に関わってくる可能性が高いと思われます。

刀鍛冶である霜月コウ三郎が作った刀一覧

刀鍛冶である霜月コウ三郎が作った二本の刀は、現在どちらもゾロが所有しています。

ここではこれらの刀について、詳しくみていきましょう。

くいなの形見『大業物 ”和道一文字”』

ゾロ 和道一文字
出典:pixiv@Suzu

 

一本目はくいなの形見であり、「大業物」に分類される『和道一文字』です。

元々ゾロは刀の名前すら知らない状態でしたが、ローグタウンで1000万ベリーは下らない逸品であり、刀剣の等級の中で二番目にランクが高い「大業物」に数えられる名刀であることが判明しました。

くいなが自宅の階段から転落して亡くなってしまった後、くいなの父であるコウシロウから譲り受けて以来、ゾロはずっと大切に愛用しています。

ゾロが三刀流で戦う際「和道一文字」は口に咥えており、それ以外の時は右手でつかうことが多く、他の刀と比べても使用頻度が高いです。

また、和道一文字を回収しようとしたたしぎに対して言ったセリフ

「この刀は…渡せねェんだよ」「どうあってもな…!!」

などからも、ゾロがこの刀をどれだけ大切に思っているかが伝わります。

光月おでんに贈った『大業物 ”閻魔”』

ゾロ 閻魔
出典:pixiv@samanta95

 

二本目は光月おでんに贈った刀「閻魔」です。

こちらも和道一文字と同様、刀剣の等級は「大業物」に分類されており「地獄の底まで切り伏せる」といわれています。

閻魔は光月おでんが亡くなった後、娘の光月日和へと受け継がれましたが、ワノ国編でゾロが「秋水」という刀をワノ国に返納する代わりに日和から閻魔を受け継ぎました。

閻魔は百獣のカイドウの体に傷を付けた唯一の刀とされており、その威力は凄まじいですが、持ち主の”流桜(覇気)”を勝手に放出し必要以上に斬るという妖刀のような特性を持っているため、ワノ国でも実際に閻魔を扱えたのは光月おでんのみとされています。

なお、閻魔は

  • 黒刀に成っていない刀であり、ゾロ次第で位列が上がる

と作中で明言されています。

今後ゾロが閻魔を黒刀化できるかどうかについてはこちらの記事で詳しく考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ゾロの血筋と霜月コウ三郎の関係は?

ここでは、ゾロと霜月コウ三郎の関係についてみていきましょう。


霜月コウ三郎はゾロの回想に登場した村のジジー

本記事でもすでに触れていますが、霜月コウ三郎はゾロの回想シーンで登場しました。

ゾロは霜月コウ三郎の名前を知らなかったようですが、村のジジーとして記憶していたようです。

また、ワノ国編でゾロがモモの助に勇気が出ないときに心を奮い立たせるおまじないとして「スナッチ」という掛け声を教えていましたが、この言葉はゾロが幼少のころに村のジジーである霜月コウ三郎から教えてもらったものだと語られています。

このスナッチという掛け声は漢字で「捨名知」と書き、

「自分を大切にするから人間はビビるんだってな!!」

「”名前”を捨てろ」

「”知恵”を捨てろ」

「頭を空にして飛び込むのみ!!」

という意味で使われているそうです。
また、回想シーンでは

「それよりジジー昔サムライだったのか?道場のみんなが言ってた」

と聞くゾロに対して、霜月コウ三郎がサムライだと知れたら海軍が押し寄せてくるから黙らせとけといった会話が描かれており、当時からワノ国や侍たちは重要な立ち位置にいたことがうかがえます。

ゾロの血筋はワノ国の霜月家?

ゾロ
出典:pixiv@藤田 チョビ

 

霜月コウ三郎がシモツキ村の創設者であることが判明したことで、ゾロが霜月家の血を引いている可能性が非常に高くなりました。

ゾロと霜月家といえば、こちらもワノ国で登場した故人「霜月牛マル」とゾロの容姿がウリ二つだということが思い出されます。

「オニ丸」「河松」「ヒョウ五郎」など、複数人がこの二人の容姿が似ていると話しており、どうにも他人の空似では説明がつかないレベルのようです。

そのため筆者は、このような事実やシモツキ村の創設者が霜月コウ三郎であることから、ゾロと霜月家の関係は

  • 霜月牛マルがゾロの祖父

だと考えています。

この考察についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!

霜月コウ三郎の血筋は?

作中ではすでに亡くなっている霜月コウ三郎ですが、ワンピース作中の時間軸でも霜月コウ三郎の血筋のキャラクターは残っています。

本記事の最後に、霜月コウ三郎の祖先から子孫までみていきましょう。

先祖:霜月リューマ

霜月コウ三郎の祖先は、ワノ国の剣豪「霜月リューマ」だと思われます。

一番の理由は、やはり同じ霜月姓であることでしょう。

霜月リューマはワノ国の鈴後が出身で、亡くなってしまった後も鈴後の墓地に愛刀”秋水”と共に埋葬され、“刀神様”として祀られ慕われ続けていました。

ワンピース作中では、ワノ国編で霜月リューマというフルネームが判明する前に、スリラーバーク編でスリラーバーク海賊団の将軍ゾンビとして登場しています。

なお、ゾンビとして復活した霜月リューマの遺体は、23年前にワノ国鈴後で勃発したゲッコー海賊団(現:スリラーバーク海賊団)vs 百獣海賊団の戦争の際に、ゲッコー海賊団が愛刀の秋水と合わせて盗み出したと思われます。

遺体と一緒に盗み出された国宝”秋水”はゾンビの霜月リューマからゾロに受け継がれ、ワノ国編で本記事の主役である霜月コウ三郎が作った「閻魔」を譲り受ける代わりに、ワノ国へ返納されています。

ちなみに、霜月リューマに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

霜月牛マルは兄弟?

前述のように霜月牛マルとゾロの容姿はウリ二つと言われるほど似通っており、シモツキ村の創設者が霜月コウ三郎であることも含めて、霜月牛マルとゾロの血は繋がっていると思われます。

このことから、霜月コウ三郎と霜月牛マルも血が繋がっており、それもかなり近い存在だったと思われます。

霜月コウ三郎の孫であるくいなとゾロは同年代のため、本記事で先にも触れたように「霜月牛マルはゾロの祖父」だと考えられ、そのことから

  • 霜月コウ三郎と霜月牛マルは兄弟

だった可能性がありそうです。

霜月コウ三郎と霜月牛マルが兄弟である可能性については、こちらも先ほどご紹介したこちらの記事で詳しく解説しています。

子孫:コウシロウとくいな

コウシロウ
出典:pixiv@かたてわざ

 

霜月コウ三郎の血筋で確定しているのは、コウシロウとくいなです。

コウシロウは霜月コウ三郎の息子、くいなは霜月コウ三郎の孫であることが96巻のSBSのコーナーで判明しています。

コウシロウはシモツキ村の剣術道場「一心道場」の師範で、道場でゾロに剣を教えた師匠でもあります。

コウシロウの実力は定かではありませんが、幼少のころのゾロに対して

「”最強の剣”とは…守りたいものを守り斬りたいものを斬る力」

「触れるものみな傷つける様な剣は私はね…”剣”だとは思わない」

と話しており、剣士の在り方をゾロに教えた人物です。

くいなは生前、ゾロに対して2001戦2001勝という戦績を残しており、ゾロが唯一勝てない相手だったほど剣の才がありました。

自宅の階段で転落し亡くなってしまいましたが、愛刀だった和道一文字は現在ゾロが譲り受けており、ゾロとくいなの約束である「世界一の剣豪」を目指すための相棒になっています。

霜月コウ三郎についてのまとめ

本記事では、霜月コウ三郎についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

作中での登場は非常に少ないものの、霜月コウ三郎の人物像が判明したことでワンピース最終章直前でゾロの血筋に迫ることとなったので、とても重要なキャラクターです。

今後ゾロの血筋がより詳しく明らかになる可能性がありますので、その時には霜月コウ三郎が違法出国した理由や家族などが判明することでしょう。

これからの物語にも注目です!

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