ワンピースのドラゴンと革命軍の目的や思想は?

それでは本記事の最後に、ワンピースのドラゴンと革命軍の目的や思想についてみていきましょう。

ルフィが目指す「自由」とは違い「平等」を目指すドラゴン

モンキー・D・ルフィ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ワンピースのドラゴンとルフィは親子でありながら共通点が少ないという話をしましたが、それは思想についても同じことが言えます。

ルフィの夢は「海賊王」であり、ルフィにとっての海賊王とは

「この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」

とのことです。

また、ルフィは近くに困っている友達がいれば、世界政府だろうと天竜人だろうと相手にしますが、世界政府という制度そのものを廃止したいといった思想は今のところありません。

一方ドラゴンは

  • 世界政府の廃止
  • 天竜人打倒
  • 階級制度の廃止

など、社会全体の在り方を変えようとしており、ドラゴンとドラゴンが率いる革命軍は「平等」を目指しているといえるでしょう。
どちらも

  • 支配のない世界

を良しとしているようですが、そこに行きつくまでの方法が違う事は海賊と革命軍という立場の違いにも表れています。

今後理想の世界を実現するのが誰なのか、どのような方法なのか、展開に期待していきましょう。

アラバスタに関する事件の真相と革命軍の目的は?

コブラ王殺害
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

サボのコブラ王殺害は濡れ衣

革命軍といえば、1056話で報じられた「死亡記事」「議決結果」「殺人未遂」の3つの事件への関与が考察されていました。

実際は、革命軍が関係しているのは「死亡記事」だけです。
「議決結果」は七武海撤廃、「殺人未遂」はサイとレオによるチャルロス聖殺人未遂と判明しています。

「死亡記事」はサボがコブラ王を殺害したという内容ですが、実際にコブラ王を殺したのはイム様と五老星です。

倒れたコブラ王を庇った時のサボの写真が、サボがコブラ王を殺害した証拠写真として新聞に掲載されてしまいました。

王女ビビ失踪事件は、誘拐されそうになったビビが自分の意志で姿を消した事件で、革命軍とは関係ありません。

ビビは、コブラ王殺害事件を目撃したワポルと行動を共にしています。

コブラ王殺害事件が革命軍にとって思わぬ誤算になる可能性も

サボがコブラ王を殺害犯であることを否定しなかったことは、革命軍にとってマイナスになるかもしれません。

革命軍はドラゴンの方針通り、加盟国を敵視せずに天竜人だけを倒すつもりでいます。
しかし、皮肉にもサボが加盟国の王を殺したと思われたことで、各国で革命の勢いが増しています。

サボは炎帝と呼ばれて高い支持を得ていますが、サボを指示するのは加盟国の王を敵視する勢力で革命軍の本来の思想とは相容れないでしょう。

国民の人気が高いコブラ王が殺されたことで、アラバスタの国民はサボを恨んでいる可能性も高いです。
サボを支持する勢力とアラバスタが争いになることもあり得るでしょう。

コブラ王殺害の真相を知る人物が、アラバスタにいないため、誤解を解くのも難しいです。
コブラ王殺害で革命の勢いが増していることが、革命軍にとって逆風になるかもしれません。

神の騎士団を警戒している

神の騎士団を警戒するドラゴン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

天竜人との戦いでドラゴンが、最も警戒しているのが神の騎士団です。

神の騎士団は天竜人を裁く権利を持った組織であり、チャルロス聖殺人未遂の犯人を逃がしたミョスガルド聖を処刑しています。

現在の総司令官はゴッドバレーで活躍した王者と呼ばれるフィガーランド・ガーリング聖で、組織の構成員も天竜人の可能性が高いです。

マリージョアの治安を維持するための組織と考えられますが、ドラゴンの発言から敵と戦う軍隊のような役割も兼ねていると思われます。

38年前にはゴッドバレーでロックス海賊団と交戦したと思われ、神の騎士団は相当な戦闘能力を持つ集団の可能性が高いです。

現在、海軍の対抗組織としてクロスギルドが登場していますが、革命軍と戦うのは神の騎士団になるのかもしれません。

ワンピースのドラゴンについてのまとめ

今回はワンピースのドラゴンについて解説と考察をしてきましたが、いかがでしたか?

ルフィやガープの家族であるうえに、革命軍の総司令官として活動しているなど、ワンピースの物語に欠かせない重要な人物であることが伝わったのではないでしょうか。

革命軍が天竜人に宣戦布告し、神の騎士団との戦いが始まる可能性があり、ドラゴンの出番もますます増えそうです。

今後の活躍にも期待していきましょう!

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