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ルフィの右腕といえるゾロが、ワンピースのワノ国編で覇王色の覇気を使えることが判明し大きな話題になっています。
今回はそんなゾロと覇王色の覇気について、これまでの伏線や覚醒までの経緯などを徹底的に解説・考察していきます!
ワンピースのゾロの基本情報
まずはゾロについて基本的な情報を振り返っていきましょう。
ゾロのプロフィール

名前 | ロロノア・ゾロ |
誕生日 | 11月11日 |
年齢 | 2年前:19歳 2年後:21歳 |
身長 | 2年前:178cm 2年後:181cm |
血液型 | XF型 |
星座 | さそり座 |
出身地 | 東の海 シモツキ村 |
好物 | 白米、海獣の肉、酒に合う物、酒 |
通り名 | 海賊狩りのゾロ |
役職 | 麦わらの一味(剣士) |
懸賞金 | 3億2000万ベリー |
懸賞金ランキング | 40位 |
初登場 | 1巻 3話 ”海賊狩りのゾロ” 登場 |
武器 | 過去:良業物『雪走』、大業物『秋水』 現在:大業物『和道一文字』、業物『三代鬼徹』、大業物『閻魔』 |
ゾロの経歴

ゾロはもともと世界一の剣豪を目指してミホークを探しに海に出たのですが、破滅的なまでの方向音痴によりシモツキ村に戻れなくなり、生活費のために賞金首を倒していたら賞金稼ぎとして名を馳せることになったという経緯があります。
そんな中起きた事件でルフィと出会い、共闘を経てルフィの一人目の仲間になりました。
仲間になった後、念願叶ってミホークと出会うも敗北し、ルフィに「二度と負けない」と誓いを立てました。
その後もアラバスタ編からワノ国編まで続々と強敵を打ち倒し、麦わらの一味の実質的な副船長としての立ち位置を確立させていきます。
中でも頂上戦争編ではバーソロミュー・くまに飛ばされた先で出会ったミホークに師事することになり、刀の扱いから覇気まで飛躍的な成長を遂げました。
ワノ国編では新しい刀「閻魔」を手に入れると同時に黒刀がどのようなものなのかを理解し始め、キングとの戦闘では覇王色の覇気が覚醒し、ゾロの今後の成長していく姿がよりリアルになりました。
ワンピースの覇気とは
次に、ワンピースにおける覇気について確認していきましょう。
武装色
ワンピースの覇気は3種類あり、そのうちの一つが「武装色」の覇気です。
武装色の覇気は名前の通り、
- 鎧を身に纏い武装するイメージ
が特徴で、武装色の覇気を纏った部分は防御力が向上します。
また、武器に覇王色の覇気を纏わせることも可能で、攻撃力にも応用可能です。
そして何より実体をとらえることができない自然系の悪魔の実の能力者相手であっても、武装色の覇気を纏っていれば実体をとらえることができます。
この武装色と後述する見聞色の覇気は
- 誰もがもともと持っている力
なのですが大半の人はそれに気づかず、覇気を覚醒させることがないそうです。
3種類の覇気は全て鍛錬や精神的ショックで覚醒したり強化することが可能ですが、資質が必要になる覇王色以外の2つの覇気のどちらかに得意な色が偏ります。
見聞色
2つ目は「見聞色」の覇気で、
- 人の気配や感情をより強く感じることができる
というのが特徴です。
ネガティブな感情なども強く感じてしまうため扱いにはある程度の熟練度が必要なようですが、鍛えることで少し先の未来がみえる域まで到達できることが判明しています。
戦いの場においては、視界に入っていない人の数や位置を把握することができる点が活躍し、見聞色の覇気を持っている血縁者同士で相手の視界を見ることもできるようです。
武装色の覇気と同じように
- 誰もがもともと持っている力
で、鍛錬や精神的ショックなどの要因で覚醒することが多いです。
覇王色
3つ目は「覇王色」の覇気です。
先に説明した武装色と見聞色の覇気とは違い
- 数百万人に1人の“王の資質”を持った人だけの力
で、鍛錬などで強化することはできず、
- 本人が人間として成長することでしか強化されない
という特徴を持っています。
覇王色の覇気の力は
- 威圧する力
で、成長に伴って覇王色の覇気をコントロールできるようになったり強化されたりすると、威圧だけで相手に圧倒的な力の差を感じさせ気絶させることも可能です。
前述のように鍛錬でどうにかできるものではないため非常にコントロールが難しく、はじめのうちは無意識で発動してしまうことが多いようですが、その後の成長によっては何万人という単位での威圧や特定の人物だけに威圧することができます。
ゾロが覇王色の覇気を覚醒させた経緯をネタバレ
それでは次にゾロが覇王色の覇気を覚醒させた経緯をみていきましょう。
キングとの戦闘で覇気と刀の関係を理解し覚醒

ゾロが覇王色の覇気を覚醒させていることが確定したのは、ワノ国編でのキングとの戦闘中です。
ゾロが覇王色の覇気を使ったと思わる描写はカイドウ戦にもあり、攻撃を受けたカイドウからも
「…まさかお前も…”覇王色”を……!!?」
と指摘されています。
しかしゾロはこれに対して「身に覚えがない」と話しており、自覚はない様子でした。
続くキング戦では、閻魔に覇気を持っていかれないようにセーブするのではなく、”閻魔に覇気を持っていかれても大丈夫なように自身が成長するべき”だと気づき、大量の覇気を放出させます。
これがきっかけだったのか、この直後、覇王色が発動したとき特有の黒い稲妻を走らせ周囲にいた下っ端海賊たちが次々に気絶していき、覇王色の覇気が覚醒したことが確定しました。
そして、それをみたキングに
「「王」にでもなる気か?」
と問われた際もカイドウの時とは違って否定せず、
「そうだな…船長と…親友との約束があんだ!!!」
と答えていたため、ゾロ自身も自分が覇王色の覇気を持っていると自覚しつつある様子でした。
ちなみに、ゾロが飛躍的な成長を遂げた際の相手”キング”についてはこちらの記事で解説しています。
ぜひチェックしてみてください!
ゾロは覇王色の覇気を刀に纏える

前述のキング戦で覇王色の覇気を完全に覚醒させたゾロですが、その際の黒い稲妻は
- ゾロが持っている刀を中心に発生
しており、その後の攻撃でも同様に刀から黒い稲妻がでている様子が描かれています。
このことから、すでに刀に纏って戦っている武装色の覇気と同じように、
- 覇王色の覇気を刀に纏う(伝わせる)ことができる
と考えられます。
また、ワンピースの刀剣は歴戦によって”黒刀”に成ることができると判明しているのですが、武装色の覇気を纏うと刀が黒く変化するため、黒刀化と覇気は関係があるのではないかと言われています。
ただ、黒刀化は非常に難易度が高いのか、ワンピースでは2本しか登場していません。
そのため、武装色の覇気よりも圧倒的に希少な力である「覇王色の覇気」が黒刀化に関係している可能性もありそうです。
ゾロはワノ国編で刀剣や黒刀化についての理解を深め、さらに覇王色の覇気を覚醒するに至ったので、今後覇王色の覇気の練度が高まっていきゾロの刀が黒刀に成るのではないでしょうか。
刀剣の黒刀化やゾロが新しく譲り受けた刀”閻魔”については、こちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
ゾロの覇王色の伏線とシーンまとめ
本記事の最後に、ゾロの覇王色の覇気に関するシーンをまとめてみました。
エニエス・ロビー編:417話でCP-9のカクが感じた威圧
一番初めにゾロが「強力な威圧」を発したと思われるのは、エニエス・ロビー編です。
前述のように覇王色の覇気は鍛錬で意図的に覚醒させたり強化することができないため、はじめのうちは無自覚に相手を威圧することがほとんどのようです。
そして、ゾロが無自覚に相手を威圧させた覇王色の覇気の片鱗と思われるのが、当時CP-9だったカクとの戦闘中でした。
この時はカクが優勢で猛攻を続けていたのですが、一瞬ゾロの姿が「三面六手の鬼神」に見え、ゾクッとしたカクは攻撃の手を止めてしまいます。
その後も気迫だけで鬼神の姿の幻を見せており、戦闘経験が豊富なはずのカクも驚いた様子だったので、この気迫も覇王色の覇気によるものだったのかもしれません。
パンクハザード編:687話で披露した”一刀流 大震撼”の威圧
次に覇王色の覇気の片鱗を見せたと思われるのは、パンクハザード編のモネとの戦闘中です。
ゾロは女を斬らないと高を括っていたモネでしたが、ゾロから攻撃を受けて動転します。
その間にも近づいて攻撃の構えを取るゾロに対して「斬られる」という恐怖を感じたモネは体が動かず、ゾロに一刀両断されてしまいました。
しかし覇気を纏っていない攻撃だったため自然系の悪魔の実の能力者であるモネに攻撃は効いていないはずだったのですが、恐怖心のせいで再生できないまま、共闘していたたしぎに斬られ敗北しました。
この時の様子を見ていたたしぎは「覇気を使われていたら死んでいた事実と圧倒的な強者への「恐怖」で体の自由が効かなかったんだ」と判断しています。
このことから、モネとの戦闘においても”威圧だけで相手に圧倒的な力の差を感じさせる”覇王色の覇気の片鱗が見えたのではないかと考えられます。
ワノ国編:1010話でカイドウがゾロに覇王色の覇気を感じる

ゾロが覇王色の覇気を持っていることに初めて言及されたのは、ワノ国編1010話でのカイドウ戦です。
本記事でもすでに触れていますが、ゾロからの渾身の一撃を受けたカイドウは、ゾロに「お前も覇王色を!!?」とたずねています。
この時ゾロは「身に覚えがない」と返しており、攻撃シーンでも覇王色の覇気特有の黒い稲妻は描かれていませんでしたが、やはりカイドウが言った通りこの攻撃にも覇王色の覇気の片鱗が表れていたのでしょう。
ワノ国編:1033話で覇王色の覇気を使えることが確定

ゾロが覇王色の覇気が使えることが確定したのは、カイドウ戦のあとに描かれた1033話でのキングとの戦闘です。
こちらもすでに本記事で解説していますが、ゾロは戦闘中に閻魔と覇気の扱いについて理解を深め、その後覇王色の覇気特有の黒い稲妻を纏った攻撃を繰り出しています。
また、黒い稲妻が描かれていたのは一度だけではなかったうえに、対峙していたキングの特性に合わせて「斬れる」と判断したタイミングでのみ黒い稲妻が発生していたため、
- ゾロは自身が覇王色の覇気を使えると自覚し始めている
とみて、まず間違いないでしょう。
覚醒したばかりでコントロールが難しい状況のはずですが、すでに任意で覇王色の覇気を発動しているようにも見えるので、今後は加速度的に成長していく姿が見られるでしょう。
ゾロの覇王色の覇気についてのまとめ
今回はゾロの覇王色の覇気について考察してきましたが、いかがでしたか?
麦わらの一味2人目の覇王色の覇気覚醒となり、今後の一味の活躍がより一層楽しみになる展開となりました。
これからの戦いでは覇王色の覇気を纏った攻撃なども増えるでしょうから、ゾロの成長に期待していきましょう!