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エニエス・ロビー編:417話でCP-9のカクが感じた威圧
一番初めにゾロが「強力な威圧」を発したと思われるのは、エニエス・ロビー編です。
前述のように覇王色の覇気は鍛錬で意図的に覚醒させたり強化することができないため、はじめのうちは無自覚に相手を威圧することがほとんどのようです。
そして、ゾロが無自覚に相手を威圧させた覇王色の覇気の片鱗と思われるのが、当時CP-9だったカクとの戦闘中でした。
この時はカクが優勢で猛攻を続けていたのですが、一瞬ゾロの姿が「三面六手の鬼神」に見え、ゾクッとしたカクは攻撃の手を止めてしまいます。
その後も気迫だけで鬼神の姿の幻を見せており、戦闘経験が豊富なはずのカクも驚いた様子だったので、この気迫も覇王色の覇気によるものだったのかもしれません。
パンクハザード編:687話で披露した”一刀流 大震撼”の威圧
次に覇王色の覇気の片鱗を見せたと思われるのは、パンクハザード編のモネとの戦闘中です。
ゾロは女を斬らないと高を括っていたモネでしたが、ゾロから攻撃を受けて動転します。
その間にも近づいて攻撃の構えを取るゾロに対して「斬られる」という恐怖を感じたモネは体が動かず、ゾロに一刀両断されてしまいました。
しかし覇気を纏っていない攻撃だったため自然系の悪魔の実の能力者であるモネに攻撃は効いていないはずだったのですが、恐怖心のせいで再生できないまま、共闘していたたしぎに斬られ敗北しました。
この時の様子を見ていたたしぎは「覇気を使われていたら死んでいた事実と圧倒的な強者への「恐怖」で体の自由が効かなかったんだ」と判断しています。
このことから、モネとの戦闘においても”威圧だけで相手に圧倒的な力の差を感じさせる”覇王色の覇気の片鱗が見えたのではないかと考えられます。
ワノ国編:1010話でカイドウがゾロに覇王色の覇気を感じる
ゾロが覇王色の覇気を持っていることに初めて言及されたのは、ワノ国編1010話でのカイドウ戦です。
本記事でもすでに触れていますが、ゾロからの渾身の一撃を受けたカイドウは、ゾロに「お前も覇王色を!!?」とたずねています。
この時ゾロは「身に覚えがない」と返しており、攻撃シーンでも覇王色の覇気特有の黒い稲妻は描かれていませんでしたが、やはりカイドウが言った通りこの攻撃にも覇王色の覇気の片鱗が表れていたのでしょう。
ワノ国編:1033話で覇王色の覇気を使えることが確定
ゾロが覇王色の覇気が使えることが確定したのは、カイドウ戦のあとに描かれた1033話でのキングとの戦闘です。
こちらもすでに本記事で解説していますが、ゾロは戦闘中に閻魔と覇気の扱いについて理解を深め、その後覇王色の覇気特有の黒い稲妻を纏った攻撃を繰り出しています。
また、黒い稲妻が描かれていたのは一度だけではなかったうえに、対峙していたキングの特性に合わせて「斬れる」と判断したタイミングでのみ黒い稲妻が発生していたため、
- ゾロは自身が覇王色の覇気を使えると自覚し始めている
とみて、まず間違いないでしょう。
覚醒したばかりでコントロールが難しい状況のはずですが、すでに任意で覇王色の覇気を発動しているようにも見えるので、今後は加速度的に成長していく姿が見られるでしょう。
ゾロの覇王色の覇気についてのまとめ
今回はゾロの覇王色の覇気について考察してきましたが、いかがでしたか?
麦わらの一味2人目の覇王色の覇気覚醒となり、今後の一味の活躍がより一層楽しみになる展開となりました。
これからの戦いでは覇王色の覇気を纏った攻撃なども増えるでしょうから、ゾロの成長に期待していきましょう!