これまでの海軍大将と「緑牛裏切り説」の伏線

本記事の最後に、これまでの海軍大将の解説と「緑牛裏切り説」について見ていきましょう。

”赤犬” サカズキ

”赤犬” サカズキ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

登場時は海軍本部大将の座についており、現在は海軍本部元帥の座についています。

マグマグの実の能力者で、押されつつも白ひげと渡り合えるほどの実力を持っているようです。

当時大将だったサカズキはマリンフォード頂上戦争でエースを殺害しており、その後は元帥の座をかけて後述の”青雉” クザンと戦って勝利を収めました。

「徹底的な正義」を掲げており、オハラのバスターコールをはじめ「悪」は徹底的に排除するという姿勢を貫いています。

緑牛はサカズキを慕っていますが、褒められようとしてサカズキの命令を無視する姿も描かれています。

”青雉” クザン

”青雉” クザン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

登場時は海軍本部対象の座についていましたが、前述の海軍本部の座をかけた戦闘でサカズキに負けたことをきっかけに海軍を引退し、現在は黒ひげと行動を共にしているといわれています。

ヒエヒエの実の能力者で、オハラのバスターコールの際には親友サウロの意志を継いでロビンを逃がし、その後の成長も見守っている人物です。

また、オハラの一件で海軍としての在り方に疑問を持ち、それまで掲げていた「燃え上がる正義」を「ダラけきった正義」に変更しました。

”黄猿” ボルサリーノ

”黄猿” ボルサリーノ
出典:pixiv@外戸彩識

 

登場時から現在まで海軍本部大将の座についている人物です。

ピカピカの実の能力者で、度々麦わらの一味と戦っています。

サカズキとクザンという対照的な正義を掲げて行動する二人を見ていたことから、「どっちつかずの正義」を掲げており冷静にバランスの取れた判断をする様子が多く描かれています。

”藤虎” イッショウ

”藤虎” イッショウ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

世界徴兵の際に海軍大将に特認された人物で、化け物レベルの強さを持っていると噂されるほどの実力を持っています。

ズシズシの実の能力者で、盲目である代わりに物事の本質をとらえる力に長けているようです。

世界徴兵前までは海軍ではなかったようですが、民間人最優先の行動など「軍人の鑑」と言える行動が多く、海賊相手であっても仁義を通す姿やルフィを気に入っている様子も描かれています。

掲げる正義は「仁義ある正義」です。

レヴェリーが始まる前の描写で藤虎と緑牛は談笑しており、仲が悪そうには見えませんでした。
しかし、革命軍との戦闘中に藤虎が奴隷を逃がそうとしたせいで、戦闘になったようです。

藤虎と緑牛の関係がどうなったのかは描かれていません

緑牛が海軍を裏切る説

現在海軍本部大将の座についている緑牛ですが、将来海軍を裏切るのではないかと言われることがあります。

その大きな理由は、ワンピース76巻のSBSのコーナーの内容です。

海軍大将の二つ名(赤犬や緑牛など)には動物の名前が必ず入っているのですが、この動物というのが干支を参考にしているのではないかと投稿者は考察しています。

そして、干支の方位の図をもとに大将たちの立ち位置を考えると

  • 緑牛と藤虎は鬼門(北東の方角)側
  • 黄猿・青雉・赤犬は裏鬼門(南西の方角)側

に配置されるのですが、

  • 鬼門は鬼がいる方角
  • 裏鬼門の申・酉・犬は桃太郎イメージの方角

ということを考慮して

  • 鬼側は海賊側を意味しており、緑牛と藤虎は海軍本部に対立するのではないか

という考察でした。
これに対して尾田先生は

「え?動揺(冷汗)?し…してませんけども?ぜんぜん。」

と返しており、この考察が正解しているかどうかには答えていないものの、その見事なまでの動揺っぷりから読者の間ではこの説が有力なのではと考えられているようです。

現在のところ天竜人の奴隷を逃がそうとした藤虎を緑牛は止めており、緑牛が海軍を裏切るとは思えません。
とはいえ、緑牛が天竜人の態度に呆れている描写もあり、反乱を起こす可能性はありそうです。

緑牛についてのまとめ

本記事では緑牛について解説・考察してみましたがいかがでしたか?

作中での出番はまだ少ないですが、世界徴兵で海軍になった異色のキャラクターということもあって今後の活躍が楽しみですね。

緑牛が海軍を裏切る説や悪魔の実の中でも強力だと思われる能力なども含めて、注目していきましょう!

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