【ワンピース】Dの一族やDの意思を徹底考察!Dの意味や全キャラ一覧も紹介!
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

ワンピース最大の謎と言っても過言ではないのが「Dの一族」ですよね。主人公モンキー・D・ルフィをはじめ、多くのDの一族が登場していますが、その意味は明かされていません。

この記事では、Dの一族やDの意志について解説・考察していきます。

Dの一族とは?

まずはDの一族についての基本的な情報からおさらいしていきましょう。

Dの一族は神の天敵

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

主人公モンキー・D・ルフィのミドルネームとして挟まれた”D”。

この”D"について初めて言及したのは第154話のDr.くれはでした。
Dr.くれはやロジャー、五老星などDの意味を知っているであろう人の発言をまとめると、Dの一族はDの意志なるものを受け継いでいるようです。

また、元天竜人であるドンキホーテ・ロシナンテは、Dの一族について”神の天敵”と呼ばれていることを明らかにしました。
ロシナンテの言う”神”とは、天竜人のことを指しています。

さらに第1085話にて、世界政府のトップであると考えられるイム様は「”D"とは…かつて我々が敵対した者達の名だ」と発言していました。
これらから、Dの一族とは、空白の100年の頃に、世界政府を創設した20人の王たちと敵対関係に合ったことが分かります。

ある巨大な王国との繋がり

クローバー博士の研究
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

オハラの考古学者であるクローバー博士はポーネグリフを読み解き、”ある巨大な王国”の存在を仮説だてました。
この”ある巨大な王国”の存在やその思想は世界政府にとって脅威になるようです。

さらに、ベガパンクは第1066話にて下記のような発言をしています。

”空白の100年”とは…かつて存在した高度文明の”ある王国”と”20の王国”の戦いの歴史…
戦いに勝った”20の王国”はその後「世界政府」を発足し今の世界を作った…!!

第1085話のイム様の発言と合わせると、やはり”ある巨大な王国”はDの一族の王国だったと断定できるでしょう。


死ぬ時に笑う?

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

主人公であるモンキー・D・ルフィは、ロジャーが処刑されたローグタウンにて、バギーによって公開処刑されそうになりました。
そして、死を覚悟したルフィは「わりいおれ死んだ」と言って笑顔になりました。

さらに、死に際が描かれているハグワール・D・サウロ、ポートガス・D・エース、ゴール・D・ロジャーといったDの一族は、死に際で笑顔になっていることが印象的に描かれています。

ここから、Dの一族は死に際で笑顔になるという共通点があると考えられます。

Dの一族全キャラ一覧

次に、これまで明らかになっているDの一族を紹介していきます。

モンキー・D・ルフィ

ルフィ 支配 自由
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

モンキー・D・ルフィはワンピースの物語の主人公で、麦わらの一味の船長です。
ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”の能力者で、2代目ジョイボーイとも言われています。

海賊王を夢見ており、自由を求めて冒険をしています。

モンキー・D・ドラゴン

モンキー・D・ドラゴン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

モンキー・D・ドラゴンはルフィの父親で、革命軍の総司令官です。
”世界最悪の犯罪者”として知られていますが、実は戦争嫌いであり、仲間思いである一面も見せています。

しかし、オハラの一件があり、ドラゴンは武力も行使した反抗を見せる必要があると考え、革命軍を設立しました。

ドラゴンについては下記の記事をご参考ください!


モンキー・D・ガープ

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

モンキー・D・ガープはルフィの祖父であり、海軍中将です。
ゴッドバレー事件をきっかけに「海軍の英雄」として呼ばれていますが、天竜人を嫌っており、中将からの昇給を拒んでいます。

また、世界政府側からしても、Dの一族を海軍に入れているという謎もあります。

ガープについては下記の記事をご参考ください!

ポートガス・D・エース

エースのセリフ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ポートガス・D・エースはルフィの義兄であり、元白ひげ海賊団2番隊隊長です。
メラメラの実の能力者で、炎を自在に操れます。

エースの正体が実はロジャーの息子であることをきっかけに起こった頂上戦争にて、赤犬の攻撃を受け、死亡しました。

ポートガス・D・ルージュ

ルージュ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ポートガス・D・ルージュはエースの母親です。
ロジャーの血を消そうと考える海軍を欺くために、エースを20ヶ月間体内に宿し、出産後に力尽きました。

ロジャーとの出会いは不明です。

ルージュについては下記の記事をご参考ください!

ゴール・D・ロジャー

ロジャー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ゴール・D・ロジャーはラフテルにたどり着いた唯一の海賊団であるロジャー海賊団の船長です。
ラフテルにたどり着き、世界の秘密を知りました。

万物の声を聞くことができる能力を持っています。

マーシャル・D・ティーチ

黒ひげの懸賞金
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

マーシャル・D・ティーチは、黒ひげ海賊団の提督で黒ひげと呼ばれています。
ヤミヤミの実の能力者で、頂上戦争ではグラグラの実の能力を何らかの方法で奪い取り、2つの能力を持つ現状唯一の存在です。

また、生まれてこの方眠ったことがないという特徴もあり、まだまだ謎の多いキャラクターです。

黒ひげについては下記の記事をご参考ください!

トラファルガー・D・ワーテル・ロー

トラファルガー・ロー
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

トラファルガー・ローは最悪の世代の1人で、ハートの海賊団の船長です。
”D"については隠し名としており、”ワーテル”は忌み名であることを明かしています。

”D"について何らかの意味を知っているようで、「数奇な運命の意味」を知るためにルフィと行動を共にしていました。

ハグワール・D・サウロ

サウロ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ハグワール・D・サウロは元海軍本部中将で、オルビアとの出会いをきっかけに世界政府に疑問を抱き、海軍を脱走しました。
そして、流れ着いたオハラでバスターコールを受け死亡したと思われていましたが、エルバフで生き延びているようです。

現在までに明らかになっているDの一族の中で唯一の巨人族でもあります。

ロックス・D・ジーベック

ロックス・D・ジーベック
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ロックス・D・ジーベックは約40年前に活躍していたロックス海賊団の船長です。
「世界の王」になるという野望を持ち、世界政府に牙を剥く大事件を数多く起こしました。

しかし、38年前に起きたゴッドバレー事件にて死亡したと考えられています。

ネフェルタリ・D・ビビ

ビビ
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ネフェルタリ・D・ビビはアラバスタ王国の王女です。

世界会議後、失踪したことが報じられましたが、現在は世界経済新聞社のモルガンズに匿ってもらっています。
また、第1086話にてイム様に「ビビが欲しい…」と言われていることからも、最終章の鍵をビビが握っていると考えられます。

ネフェルタリ・D・コブラ

コブラ王
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ネフェルタリ・D・コブラはビビの父親でアラバスタ王国の国王です。

コブラは、代々受け継がれてきたリリィの手紙を読み、何らかの秘密を知りました。
しかし、虚の玉座にて五老星とイム様に謁見し、自身がDの一族であることを明かしてしまったことにより、殺害されてしまいます。

ネフェルタリ・D・リリィ

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ネフェルタリ・D・リリィは空白の100年の頃にアラバスタ王国の女王を務めていた人物です。

世界政府を創設した最初の20人に含まれていたものの、何らかの失敗を犯したとされています。
しかし、リリィの正体はDの一族であると分かり、リリィの失敗は計画的なものだったと考えられます。

世界政府は”D"を隠そうとしている

次に、世界政府の”D"に関する対応について解説していきます。

ゴールド・ロジャーは間違い

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

世界政府はロジャーの名を「ゴールド・ロジャー」として公表しました。
そのため世間的には「ゴールド・ロジャー」として知られていますが、これは世界政府が”D"を隠すためと考えられます。

しかし、第154話にてDr.くれはが「ゴール・D・ロジャー」という本名を初めて明かし、読者はロジャーをDの一族だと認識しました。

ルフィもDを隠されそうだった

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

カイドウを倒し、世間に報道されたルフィでしたが、裏では、世界政府は「”D"も外せと伝えた筈だ!!」と、Dを隠すことを指示していたことが明らかになりました。

とはいえ、これまでは特に気にしている様子が描かれていなかったり、海軍にもDを名乗る者がいたりと、Dを隠すことには何らかの条件があると考えられます。
ルフィが四皇になった歳に五老星が慌てていたことから、単純に考えると四皇以上の名の知れた海賊のDは隠すということでしょう。

隠し名としている人もいる

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ローは”D"を隠し名としています。
幼少期のローが「人に教えちゃいけねェ名前なんだ…!!」と発言していたことから、両親から隠すように言われていたのでしょう。

また、ネフェルタリ家もまた、実はDの一族であることが明らかになりました。
これらから、今後「実はDの一族だった」というキャラクターが明かされるかもしれません。

Dの一族の可能性があるキャラクター

次に、Dの一族の可能性があるキャラクターについて解説していきます。

光月家

光月家とポーネグリフ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

光月家は下記の理由から、Dの一族である可能性が考えられます。

  • ジョイボーイと関わりが深かった
  • Dの一族だったネフェルタリ家が治めるアラバスタ王国と関連が多い
  • 光月おでんの死に際の笑顔

光月家は家紋として九曜紋のようなものが採用されています。
一方で、アラバスタ王国は太陽のようなシンボルを掲げています。

上記のように、どちらも太陽をシンボルとしている点や、古代兵器プルトンとの関連がある点、という共通点があります。

また、光月おでんの死に際は「D」を強調するような笑顔となっていました。

これらから、光月家はDの一族だと考えられます。

サボ

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

第1085話にて、幼少期のエース、ルフィ、サボの会話が明かされました。
この際、「サDボ」というギャグのようにサボがDを付ける描写が描かれました。

このシーンは、ネフェルタリ家がDの一族であることが明らかになった際に差し込まれています。
つまり、サボもまたDの一族であることを示唆しているのではないでしょうか。

バギー

バギー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

バギーは、シャンクス同様、見習いとしてロジャー海賊団に所属していました。
第966話にて、バギーとシャンクスを見たマルコは「昔からいる」と話していたので、バギーもシャンクス同様、赤ん坊の頃からいると考えられます。

そして、北極南極論争があるように、バギーとシャンクスは対照的に描かれてきました。
つまり、シャンクスは天竜人の血を引いているので、バギーはDの一族の血を引いていると考えられます。

Dの一族は血筋が繋がっているわけでは無い

次に、Dの一族についてもっと詳しく解説していきます。

20人の王の中からDの一族がいたことが判明

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

第1085話にて、イム様とコブラ王の会話から、ネフェルタリ家がDの一族であることが明らかになりました。
ネフェルタリ家は世界政府を創設した最初の20人の王の1人です。

つまり、敵対関係にあった20人の王の中に味方であるDの一族がいたことになります。

Dの意志を持っていればDの一族になれる?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ネフェルタリ家がDの一族であることは、下記2つのどちらかの流れがあると考えられます。

  1. もともとDの一族で裏切り者として20人の王の中に入っていた
  2. もともと20人の王の中にいたが、Dの一族に寝返った

この内、後者であれば、Dの一族になるには血筋は関係ないのでしょう。

Dの一族にはDの意志が受け継がれていると言われています。
つまり、Dの意志を持っていればDの一族になれるということではないでしょうか。

Dの一族の名字は現状8個明らかになっている

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

Dの一族は現状、下記8つの名字が明らかになっています。

  1. モンキー家
  2. ゴール家
  3. ポートガス家
  4. マーシャル家
  5. ハグワール家
  6. ロックス家
  7. トラファルガー家
  8. ネフェルタリ家

ただし、最終章に入ってもまだ新しいDの一族が明らかになっていることから、まだ他のDの一族が明らかになる可能性もあるでしょう。

Dの一族の名字は9個ある?

光月トキ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

では、あとどれくらいのDの一族の家系があるのでしょうか?
結論からいうと、あと一つ、つまり合計9つの家系があると考えられます。

空白の100年からトキトキの実の能力により現代に来た天月トキは死に際に下記のメッセージを残しました。

月は夜明けを知らぬ君
叶わばその一念は
二十年を編む月夜に
九つの影を落とし
まばゆき夜明けを知る君と成る

この”九つの影”とは、赤鞘九人男のことと思われていましたが、カン十郎がスパイであり、8人になったことで、違う意味があるのではないかと考えられています。

トキは空白の100年から何かを探しにやってきており、Dの一族について何かを知っているはずです。
つまり、”九つの影”とは、Dの一族を指していると考えられ、合計9つの家系があると考えられます。

Dの意志とは?

次に、Dの意志について解説していきます。

現代のDの一族はDの意志の意味を理解していない?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

第1085話にてイム様は下記のような発言をしています。

近年各地に湧き出て来た”D"は己の名の意味も知らぬ”抜け殻”共…

つまり、現代に生きるルフィなどのDの一族は、Dを名乗っているものの、その意味を理解していないということになります。

しかし、世界政府に牙を剥くルフィやドラゴンはまさにDの意志を受け継いだ者達でしょう。

Dの一族と世界の夜明け

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

第1話のサブタイトル「ROMANCE DAWN‐冒険の夜明け‐」から始まり、ゾウ編以降”世界の夜明け”は物語のキーワードとなっています。

夜明けというには、現在の世界を「夜」と捉えていることになります。
つまり、世界政府が支配している現在の世界より前の時代を求めているのでしょう。

そして、その時代にはDの一族が栄えていました。
つまり、世界の夜明けとはDの一族たちの世界であると考えられます。

Dはまた必ず嵐を呼ぶ

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

第764話にて元天竜人のコラソンは下記のような発言をしています。

「”D"はまた…必ず嵐を呼ぶ」…!!!

現代に生きるDの一族はその意味を理解していないとされていますが、このコラソンのセリフから、現代のDの一族もまたその使命を果たそうとするでしょう。

そして、白ひげはDの一族が巨大な戦いを起こすと発言しています。
ここから、「嵐」とは「巨大な戦い」を意味し、この巨大な戦いで世界を変える出来事が起きると考えられます。

Dの意味を考察!

最後に、Dの意味について考察していきます。

1.Dawn

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

1つ目の候補は、夜明けを意味する「Dawn」です。

先述したように、Dの一族は夜明けを求めています。
そして、夜明けとはDの一族が栄えていた時代だと考えられます。

また、「Dawn」は「ドーン」と発音し、ある巨大な王国の名を口にしようとしたクローバー博士の死に際の効果音も「ドーン」と表現されていました。
ここから、Dの一族は「ドーン王国」に住んでいて、その頭文字をとったDが受け継がれていると考えられます。

2.Drum

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

2つ目の候補はドラムを意味する「Drum」です。

ルフィがヒトヒトのみ幻獣種モデル”ニカ”を覚醒させてニカの姿になりました。
このときの心臓の音をズニーシャは「解法のドラム」と表現しています。

また、黒ひげ海賊団はなぜかドラム王国を襲撃しています。
ここから、Dの一族の意味が「Drum」であることから、ドラム王国を襲撃したのではないでしょうか。

3.Devil

悪魔の実
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

3つ目の候補は悪魔を意味する「Devil」です。

ワンピースの世界では「悪魔の実」が重要なアイテムとなっています。
では、この「悪魔」とは一体何なのでしょうか?

また、現代の世界を支配している天竜人は「神」と言われています。
Dの一族は世界政府の対極にあるため、神の対極にある悪魔を意味しているかもしれません。

Dの一族のまとめ

いかがだったでしょうか。今回はDの一族について解説しました。

Dの一族はワンピースの歴史において重要な謎です。Dの謎を考察して、もっと物語を楽しみましょう。

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