呪術廻戦ネタバレ200話|暗躍する羂索!呪術師拉致事件が発生寸前?!

虎杖のジェスチャーから、「堕天」の正体が宿儺であることを伏黒は把握します。
自らの死を厭わない虎杖と、虎杖の死を回避したい伏黒。
こう着しそうな状況を打ち破るかのように、何者かが結界に侵入してきます。

その裏で、実は数カ月以上も前に羂索が暗躍していたことが明らかになりました。

不穏な伏線を感じてしまう第200話「直接会談①」のネタバレです。

呪術廻戦前回199話のおさらい

直哉を撃破した桜島にて、真希は加茂と会話していました。
重傷を負ったものの、三代や大道も無事なようです。

加茂は、加茂家当主になれなかったことをかなり引き摺っているようでした。
彼の名である「ノリトシ」が、加茂家で忌み名だったことも、長年気になっていたようです。

悩む加茂に真希は、「話してみないとわからない」と伝えます。
真希自身も、母親と満足な会話もできないまま終わってしまったという経緯を抱えていました。

真希の言葉を裏付けるかのように、加茂の母親は彼のことを待っていることも、明らかになりました。

一方、東京にて。
虎杖・髙羽・伏黒は、「天使」来栖華との接触に成功していました。
来栖自身も受肉体であり、1,000年前の術師「天使」と共生状態にあります。

天使は、受肉体が器の自我を殺した存在であることを気にかけていました。
この事実が、天使の信条に反することであるからです。

しかし、すべての受肉体を殺すことを、目的に掲げているわけではありませんでした。
何としてでも殺さなくてはならない「堕天」という存在を、天使は探していたのです。
これに協力すれば、五条悟の解放に助力は惜しまないとも約束してくれました。

この「堕天」、正体はなんと宿儺だったのです。
本人の口から、この事実を明かされる虎杖。

天使と宿儺との間に、いったいどのような因縁があるというのでしょうか?

呪術廻戦ネタバレ最新話200話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話200話の考察|天使と宿儺にはどんな因縁がある?

受肉体は、器の自我を殺してしまう。
天使はこう語り、この事実を「あってはならないこと」と発言していました。

しかし、問題の「堕天」こと宿儺は、虎杖の自我を殺してはいません。
そうなると、受肉体云々の問題ではなく、宿儺本人と天使との間に、何か因縁があることが予想されます。

宿儺と言えば、渋谷事変での大量殺人に見られるような行動を厭わない点がありますよね。
「器の自我を殺してしまう」ことを許せない天使にとって、命を軽んじることそのものが許せない、ということなのでしょうか?

それとも、もっと奥の深い因縁があるのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ最新話200話の考察|髙羽は希望の星?

宿儺(=虎杖)の命が、解放条件になってしまった五条悟。
現状の言葉を額面通りに受け取ると、虎杖の死なくして五条は解放されないことになります。

この状況を打開できるのが髙羽なのでは?との声が、読者の中から上がり始めています。

髙羽の術式は「超人(コメディアン)」。
ウケる!とイメージした光景を、再現することのできる術式です。
この術式、五条悟にも匹敵しうる、と言われたものでしたよね。

つまり、「獄門彊の解放がウケる!」と確信できれば、それも実現可能なのでは?と考えられているんですね。
これが本当に可能なら、虎杖(宿儺)が死ななくても、何とかなることになります。

果たして、髙羽の術式はこの理屈の通りに力を発揮してくれるのでしょうか?

呪術廻戦ネタバレ200話

呪術廻戦ネタバレ200話|堕天の正体

宿儺の口から、「堕天」が宿儺であることを告げられた虎杖。
天使に悟られないよう、さりげなく位置を移動して、何とかして伏黒にこのことを伝えようとします。

わやわやのジェスチャーから、虎杖が何か言いたいことがある、ということに伏黒は気づきました。
しかし、「何を言おうとしている」のかがわかりません。

場所を移動し、来栖……ではなく天使に知られたくない話をした虎杖。
このことから伏黒は、「堕天は虎杖の中にいる宿儺」ということを把握します。

天使の標的は宿儺、ということはつまり、「標的が虎杖」であることを意味します。
伏黒はこの事実を、重大な問題として受け止めました。

呪術廻戦ネタバレ200話|プレイヤーの大量増加

一方虎杖は、宿儺がわざわざ生得領域内で接触してきた意味を考えていました。
口止めをしたうえで、堕天が宿儺であることを伝えて来たことには、何らかの意味があるはずです。

虎杖はこの理由を、「天使に宿儺を殺すだけの能力があるから」だと考えました。
それも、復活の余地なく、完全に、です。

以前、宿儺は虎杖のことを、「自死する度胸はない」と断言していました。
しかし、今の虎杖は違います。

渋谷事変で、宿儺が起こした大量殺人を、自分の罪として受け止めているのです。

さらに、死滅回游の点は確保されていて、伏黒の姉を救う手立てはほぼ整っています。
秤や乙骨がルールの追加を行ったのを確認したら、自分が死んでも問題はない。

むしろ虎杖は、「自分が死んで五条が復活するなら安いもんだ」とさえ考えていました。
しかし伏黒は、虎杖がこの選択肢を選ぶことをよしとはしていません。

そのときでした。
突然天使が、「すごい数の人間が結界に侵入している」ことを察知します。
その数は、わずか10分間で800人以上という異様なものでした。

呪術廻戦ネタバレ200話|2018年 2月

時間はさかのぼり、渋谷事変よりさらに前、2月の出来事になります。
羂索は、アメリカに渡って「ある情報」を伝えていました。

それは「呪術師」に関する情報です。

負の感情が「呪力」というエネルギーとなり、日本人から常に微量に流出していること。
それらが蓄積して、呪霊と呼ばれる怪異が生まれること。
この呪力をコントロールし、超能力のような力を発現できるのが「呪術師」であること。

これらがほぼ日本人にしか見られない現象であることも、羂索は伝えていました。
さらに、同行していた裏梅が、呪術師が使いこんで呪具化した眼鏡を用意していました。
これにより、その場にいた米国政府の要人たちは、呪霊の存在を見ることができたのです。

羂索は、呪術師が引き起こした超常も、非術師には視認することは難しいと説明しました。

しかし、実物を見せられてなお、アメリカ政府の要人たちは、「呪い」を信じようとしませんでした。

呪術廻戦ネタバレ200話|「呪力」は「エネルギー」

与幸吉が残した映像を使い、さらに羂索は説明を続けます。
信じようとしない大統領に、米国エネルギー省の担当次官が事態の説明を追加しました。

曰く、「呪力はエネルギー」である。

現在人類が使用している、あらゆるエネルギーにとってかわるクリーンなエネルギーであると彼は発言します。
しかも、五条悟ひとりで一国の電力をまかなえる可能性がある、とまで発言。
さすがの大統領も、これを聞いて顔色を変えました。

まるで冗談のような国の天気が訪れる。
そのためには、「呪術師」という資源を一刻も早く手中に収め、研究する必要がある。

という状況に、羂索はさらなる状況の追加があることを告げました。
「11月、東京が停止し、治外法権となった場に呪術師が集い儀式を行う」

「治外法権」は簡単に言うと「ある国の領土に居ながらその国の法律・統治権の支配を受けない特権」のこと。
言い換えれば、「11月に入ったら東京で何をしても不問になる」と羂索は言ったのです。

これを聞いて、大統領はこの会合の意を察しました。
羂索、そしてエネルギー省の担当次官は、「研究サンプルとしての呪術師の拉致」を提案していたのです。

呪術廻戦ネタバレ200話のまとめ

いかがでしたか?

やはり虎杖は、自分の命をかえりみない選択をすることがはっきりしてしまいました。
虎杖の言う通り、ひととおり伏黒の姉の救出に関わる問題は、解決の目処が立っているように見えるのが現状です。

しかし、だからと言って虎杖の命と引き換えに、五条を助ければいい、ということにはなりません。
伏黒もこの点を問題視していました。
虎杖を殺すことなく、堕天・宿儺を倒す手段はあるのでしょうか?

そして、渋谷事変以前から、すでに裏で動いていた羂索の言動も気にかかります。
彼の中で、東京が現在のような状態に陥ることはすでに織り込み済みだったんですね。

おそらく、結界に侵入してきた人間は、アメリカの特殊部隊か何かだと思われます。
このまま、呪術師の拉致という事態に発展してしまうのでしょうか?

また、呪術師同士の戦いが真の目的ではない、とはレジィの推測でしたが、これが的中しているとも言えます。
もしかすると本当に、レジィの言っていた「爆弾を落とす」という事態が起こる可能性すら出てきましたね。

2重3重にピンチが重なったこの状況を、虎杖たちはどう打開するのでしょうか?

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