【ワンピース】クロコダイルと白ひげの因縁

かつて白ひげに敗北

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

インペルダウン編ではルフィ達に協力する形で脱獄したクロコダイルですが、その目的は白ひげの首をとることでした。
そこまで白ひげに拘るのは、白ひげがかつてクロコダイルの野望を打ち破った相手だからです。

20代で七武海に入ったクロコダイルは、当時期待の新星として名を売っていました。
そして七武海に入った後、挑んだのが白ひげです。

結果としては白ひげに惨敗し、クロコダイルは一旦大人しくなってしまいます。
扉絵連載で判明している事実ですが、クロコダイルは海賊王になるという野望を持っていました。

しかし夢へ向け順調に進んでいた矢先に、白ひげと言う強大な壁に折られてしまったのです。

かつてクロコダイルが、海賊王を夢見るルフィに放った、「この海のレベルを知れば知る程に そんな夢は見れなくなるのさ!!!」という言葉。
あれは、世間知らずなルフィの姿を、昔の自分と重ねた言葉だったのかもしれません。

また白ひげに対しては、宿敵と認識しながらも、「自身の野望を打ち破った男」として認めているようです。
その為、白ひげが海軍の策で仲間を売ったと誤解させられた時は、「そんな弱ェ男に敗けたつもりはねェぞ!!!」と激昂しました。

敗北後アラバスタを拠点に

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

白ひげとの戦いで惨敗したあと、しばらく大人しくしていたクロコダイル。
しかし次の野心として古代兵器プルトンに目をつけ、アラバスタ王国をターゲットにします。

そこから表向きは「海賊を狩る海賊」として活動していたようです。
この働きにより、政府もクロコダイルを信用し、アラバスタには海軍を駐屯させなくなりました。

またアラバスタの市民からは「英雄」と称えられ、着実に地位を築いていきます。

ですがこの全てが、古代兵器「プルトン」を手に入れるための布石でした。
その後、アラバスタ国王の不信感を煽るような工作をし、反乱軍の内乱を引き起こさせます。

そして自らが国王となり、プルトンの在処が示された「歴史の本文」を手に入れようとしました。
しかし皆さんご存じの通り、ルフィ達の手によって阻止されています。

【ワンピース】クロコダイルは現在クロスギルドに所属

バギーと手を組んだ理由は?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

原作1056話にてミホークと共に、バギーと手を組んでいることが判明し、話題を呼びました。

一体どうしてクロコダイルほどの海賊が、バギーの傘下についているのか?と疑問に思った方も多いでしょう。
しかし後に明かされた理由は、驚くほど単純でした。

元々バギーが海賊派遣会社の設立の金を、クロコダイルに借りていました。
しかしバギーは七武海撤廃のゴタゴタに合わせて、トンズラしようとしたのです。

それを予見したクロコダイルが、バギーを海軍の包囲網から救い、金を回収するため問い詰めます。
しかし返す金もなかったバギーは、クロコダイルの新規事業である「クロスギルド」を手伝うことにしたのです。

ですが、そこでも部下の過剰なバギーの持ち上げによって、バギーはクロコダイル達のボスのような扱いを受けます。
そして世間からは、「バギーがクロコダイルとミホークを従えた」ように見えた訳です。

飛んだ笑い話ですが、クロコダイルからすれば、自身が座るかもしれなかった席を奪われたのですから、面白くない話ですね。

バギーに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

元々ミホークと共に設立するはずだった

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

バギーにボスの座を奪われたクロコダイルですが、元々この事業はミホークと共に立ち上げるつもりだったようです。

七武海撤廃後、共に海軍に追われる身になったミホークに、真っ先にクロコダイルは声をかけます。
この仕事の早さは、流石の経営力ですね。

クロコダイルは自身とミホークの名前を使い、「海軍が無視できない」組織を作り上げようとしました。それが「クロスギルド」です。
クロスギルドは海賊ではなく、「海兵に懸賞金をつける」という全く新しいシステムの組織となっています。

つまり海兵を追う立場ではなく、「追われる立場」にしてしまうというのが、この組織の1番恐ろしい点でしょう。

そして組織の最初のメンバーとして、クロコダイルがミホークを選んだのにも訳があります。
それはかつてミホークは、「海兵狩り」と呼ばれた海賊だったからです。

海兵を狩ることを生業にする組織としては、これ以上ない人選ですね。

ミホークに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

おすすめの記事