ミニオン島で海軍に保護される

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

オペオペの実を手に入れたことで、バレルズは海軍と実の取引をすることとなります。
しかしオペオペの実を狙うドフラミンゴ、そしてコラソンに取引場所を襲撃されてしまいました。

更に間が悪いことに、コラソンが裏切り者だと判明し、ドフラミンゴは「鳥かご」を展開します。
ドフラミンゴは糸を操れる「イトイトの実」の能力者です。
その能力を用い、鋭利な糸を鳥かごのように展開し、何人も通さない檻を作り出せます。

そうすることでコラソンを探し出そうとしたのですが、この際に鳥かごの恩恵を受けたのがドレークでした。
鳥かごが展開された際、たまたま範囲外にいたドレークは、父から逃げるようにその場を去ったのです。

ローの命を救っていた!?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ドフラミンゴのお陰で、気せずして助かったドレークでしたが、このドレークの逃走がローの命まで助けることとなります。

鳥かごからローを逃すため、コラソンはローを隠し、ドフラミンゴには「ローは海軍に保護させた」と嘘をついたのです。
それとタイミングを同じくして、ドレークが海軍に保護されています。

先述した通り、19歳でありながら当時のドレークは、父への恐怖で少年のように幼く見えていました。
そして海軍の通信を傍受していたドフラミンゴ側は、保護された少年をローだと勘違いしたのです。

これによりローは鳥かごから抜け出し、晴れて自由の身となったのです。

余談ですが後に2人とも、百獣海賊団を潰すために、重要な働きをすることとなります。
カイドウの部下だったドフラミンゴが逃した子供が、後に自身とカイドウを滅ぼす敵になるとは、なんとも皮肉ですね。

【ワンピース】ドレークとドレイク少佐は同一人物?

同名の別人

実は「ワンピース」にはドレイクという、ドレークと非常によく似た名前の人物が登場しました。

ドレイクは海軍G-8支部の所属の少佐で、初登場は映画『デッドエンドの冒険』となっています。
次作の『呪われた聖剣』にも登場し、アニメ本編にも登場しました。

そのためアニメでは、「前にも追ったことがある」と発言していました。
その毛深い出立ちから、サンジには「ゴリラマン」とあだ名をつけられています。

アニメオリジナルキャラとなっているため、基本的には物語の本筋には関与しません。
またドレークとは同名の人物というだけで、特に関係性はないようです。

余談ですがドレークが初登場したのは2008年頃。
ドレイクが初登場したのは2003年で、実はドレイクの方が古いファンからは馴染みあるキャラとなっています。

実は声優が同じ!

作品内では全く関係性がないドレークとドレイクですが、実はアニメでは同じ声優が演じています。
2人を演じたのは、竹本英史氏です。

代表作としては『戦国無双』の石田三成役や、『Charlotte』の熊耳。
同じジャンプ作品では『ワールドトリガー』の荒船哲次や、『テニスの王子様』の九鬼貴一などを演じています。

「ワンピース」で竹本氏が同名の人物を演じた理由については、明かされていません。
ですが筆者としては、スタッフの遊び心だったのでは?と考えています。

また竹本氏は同作品内で、複数の人物を演じることも多いため、たまたま名前が被っただけという可能性もありますね。

【ワンピース】X・ドレークについてのまとめ

ここまでX・ドレークについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

ワノ国編では大活躍のドレークでしたが、カイドウとの決着後の行方は明かされていません。

最終章では部下のコビーが黒ひげに攫われるなど、怒涛の展開が続いています。
今後どのような形でドレークが再登場するのか、目が離せませんね。

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