【ワンピースネタバレ考察】ガープは本当にサカズキを殺せた!?強さ・能力について考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

「ワンピース」1080話にて、ついにガープが黒ひげの根城ハチノス島に上陸しました。愛弟子のために、とうとう本気の戦闘を行うガープに、胸踊った方も多いでしょう。

そこで本記事では、ガープの強さ・能力について徹底解説・考察していきます。

ガープは本当にサカズキを殺せた?

当時は誇大表現だと思われたが……?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ガープの強さについて考察する際に、よく上がる話題として「本当にサカズキ(赤犬)を殺せていたのか?」というものがあります。

議論の発端は頂上戦争編。
マリンフォードの戦いにおいて、サカズキがエースを殺害した後、ガープはサカズキに飛びかかろうとしました。

この際にガープは「わしを押さえておけセンゴク!でなければサカズキを殺してしまう!!!」と叫んでいます。
当時はガープの戦闘描写が少なかったことで、「大将のサカズキに勝てるわけがない」と読者から言われてたのです。

しかし今号ガープの本気が描かれたことで、間違いなくサカズキを殺せていたと筆者は確信しています。

拳骨ひとつで街を吹き飛ばす

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

1080話で描かれたガープの戦闘描写は、見開き1ページだけでしたが、強さを証明するには十分なインパクトがあります。

覇気を纏った拳骨「拳骨衝突(ギャラクシーインパクト)」1発で街を吹き飛ばす様は、まるで古代兵器が打ち込まれたようです。
1079話でシャンクスが「神避」を放った時のように、一瞬で「強者」と納得させる素晴らしい一コマですね。

そして「なぜガープの本気が今まで描かれていなかったのか?」という疑問も、これで解消されたでしょう。

なぜならガープが本気を出せば、味方にも被害が及んでしまうからです。
その為、防衛線である頂上戦争では、本気を出せなかったと考えられます。


元大将クザンを圧倒

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ガープの強さは元海軍大将の1人であるクザンすら圧倒するほどです。

クザンの悪魔の実の能力を覇気で打ち破り、そのまま頭を掴んで地中深くまで叩き落としていました。

シリュウに腹を刺され重傷を負った後でも、クザンと互角のパンチを繰り出し吹き飛ばしています。

これで本人は「衰えた」と語っているのだから驚きです。

全盛期は一体どれほど強かったのでしょうか。
現海軍の戦力が物足りなく思えてしまいます。

ガープの強さ・能力について考察

ガープは覇王色も使える?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

1080話の描写を見るに、ガープは拳に黒い稲妻を纏っているように見えます。
その為、ガープも覇王色を使えることは確定したと考えていいでしょう。

「そんなことは分かっていた」と思う方もいるかもしれませんが、実は今まで「ガープは覇王色を使えない」という見方がされてきました。

その一因となったのが、『VIVRE CARD ONE PIECE図鑑』です。
この書籍内にて、同じく海軍所属のセンゴクのプロフィールには、「覇王色」が使えることが示唆されていました。

しかしガープの項目には。武装色、見聞色の2種のみの記載となっています。
ですが1080話の描写を見る限り、「VIVRE CARD」の記載が間違っていた、もしくは当時はなかった設定という可能性も出てきたのです。

覇気だけでロジャーと渡り合った

ガープ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ガープの生涯の宿敵といえば、海賊王ゴール・D・ロジャーです。
そしてロジャーも、覇気を極めた無能力者だったと、作中で明かされています。

他にロジャーと渡り合った海賊といえば、白ひげや金獅子のシキが挙げられますが、いずれも能力者でした。

つまり作中でロジャーと覇気だけで互角に戦えたのは、現状ガープ1人となります。
こうして言葉にしてみると、改めてガープの強さが伝わるでしょう。

かつてカイドウは「覇気だけが全てを凌駕する」と語っていましたが、その言葉がここ数話で一気に証明されつつありますね。


前元帥センゴクと強さを比較

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ガープと共にロジャーを追いかけた同期の海兵として、センゴク前元帥が挙げられます。

センゴクは動物系(ゾオン系)幻獣種、ヒトヒトの実モデル"大仏"の能力者です。
ルフィが有する"モデルニカ"のように、神をモデルにした能力で、その潜在能力は凄まじいものでしょう。

また先述した通り、センゴクはガープと同じく覇王色の覇気を有していることが明かされていました。
神の能力に、覇気の合わせ技と、普通に考えればセンゴクの方がガープより実力は上に見えます。

しかし世界を滅ぼせる能力を持っていた白ひげに、ロジャーは覇気だけで互角に渡り合っていました。
それを踏まえると、ロジャーと何度も殺し合ったガープも、センゴクに引けは取らないでしょう。

強さの秘訣は軍艦サンドバック!?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ガープはなぜこれほど強いのか?
その理由は、強力な覇気と、軍艦サンドバッグによって鍛えられた圧倒的な腕力です。

軍艦サンドバッグとは廃船になった軍艦を、覇気や能力を使わずひたすら殴り続ける修行
今までクザンやコビーくらいしか真似できなかった修行方法です。

冷静に考えて素の力で軍艦を殴って鍛えようなんて、常軌を逸してますよね?

でもその異常さこそが、ガープが英雄と言われる所以になったわけです。

ガープは黒ひげ海賊団より弱かった!?

本来は黒ひげ海賊団の誰よりも強い

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

黒ひげ海賊団との戦いで敗北し、消息不明となってしまったガープ。

ただ断っておきたいのは、負けたからと言ってガープが黒ひげ海賊団より弱かった訳ではありません。

作中の活躍を見てわかる通り、1人で多数の船員を蹴散らして、元海軍大将のクザンも圧倒。

不意を突かれてもすぐ様反撃し、重症の状態でもハチノス島のシンボルである岩を叩き割るパンチを見せました。

多勢に無勢の中でここまで戦えるキャラなど、「ワンピース」の中でもそういないでしょう。

仲間が最大の弱点

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

しかし最強とも思えるガープにも弱点はあります。
それは仲間です。

ガープがどれほど強かろうと、仲間の海兵はガープほど強くありません。

そんな仲間の窮地となれば、ガープは身を挺して守ろうとします。

黒ひげ海賊団はそこを突き、ガープに重傷を負わせたのです。

逆に言えばそこまでしなければ黒ひげ海賊団は、ガープを追い込めなかったということです。それこそがガープの強さの証明でしょう。

重傷を負っても圧倒

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

コビーを庇ったことでシリュウに腹を突かれ、ガープは重傷を負ってしまいました。

しかしそれでもガープの強さに淀みはありません。

クザン相手に互角のパンチを繰り出して吹き飛ばし、ハチノス島のシンボルである骸骨岩を叩き割りました。

最終的に黒ひげ海賊団に囚われてしまいましたが、その強さを四皇海賊団相手に十分に知らしめたと言えるでしょう。

ガープの強さ・能力についてまとめ

ここまでガープの強さについて考察・解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

筆者としては、とうとうロジャーと渡り合った伝説の海兵の実力が見られ、興奮しっぱなしでした。

次回以降もガープの強さが更に描写されていくと考えると、ワクワクが止まりません。
今号を何度も見返して、次回に備えたいですね。

 

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