【ワンピース】ロギア系(自然系)とは?能力者&悪魔の実一覧と強さや弱点を考察!
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

「ワンピース」に登場する悪魔の実の中でも、最強と謳われているロギア系。スモーカーやクロコダイルなど、多くの強キャラがその能力を有してきました。

本記事では、ロギア系悪魔の実の種類や弱点について、徹底解説・考察していきます。

ロギア系(自然系)悪魔の実とは?

特徴は自然現象に関する能力

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ロギア系は、3種類ある悪魔の実の中でも、最も希少な悪魔の実となっています。

特徴として能力者は体を自然物そのものに変化させる能力を獲得し、自然物を放出することも可能です。

基本的に自然物を元にした能力を、ロギアとして分類しています。
そのため、ロギア系のような特徴を持っていても、自然物以外の能力は超人系となるようです。

例えばシャーロット・カタクリの「モチモチの実」はロギアのような能力を有しています。
しかし"餅"という人工物を元にしているため、ロギアには分類されません。
このような「ロギアに属さないがロギアのような悪魔の実」は、"特殊な超人系"に分類されます。

また悪魔の実の複製について研究していたベガパンクは、「ロギア系の能力の再現は難しい」と話していました。
世界一の科学者をもってしても複製できないという点でも、ロギア系は超レアな能力と言えます。

実体を持たず触れられない?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ロギア系最大の強みは、肉体が自然物そのものになるため、物理攻撃をすり抜けられるという点にあります。

また自然物に体を変化させ、移動手段として用いることも可能です。
これらの特性から、攻防において隙がないロギア系は「悪魔の実の中でも最強」と呼ばれています。

しかし覇気を纏うことで、能力者の実体に触れられるため、攻撃が全く当たらない訳ではありません。
また体が自然物になるという特性を、自在に制御するのはかなり難しいともされています。
実際能力者になったばかりは、体の一部だけを変化させるのにも苦労するようです。

ですが、能力者自身が覇気を使用できる場合、敵の覇気を超えられれば、防御や再生が可能のようです。
このように能力者の練度によって、ロギア系は最強と呼べる能力になり得るでしょう。

ロギア系能力者と悪魔の実一覧


頂上戦争編までに登場したロギア系

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここからは「ワンピース」作中に登場したロギア系能力者を、3つに区分して紹介します!
まずは白ひげ海賊団vs海軍の熾烈な戦いが繰り広げられた、「頂上戦争編」までに登場したロギア系能力者一覧です。

メラメラの実ポートガス・D・エース→サボ
スナスナの実サー・クロコダイル
ゴロゴロの実エネル
ヤミヤミの実マーシャル・D・ティーチ

ルフィの兄貴分であるエースと、サボのメラメラの実は、バトル漫画の王道である「火」属性の能力です。
そのため、「メラメラが1番好き」という方も、多いのではないでしょうか?

またスナスナやゴロゴロなど、覇気を習得する前に登場したロギア系は、ルフィ達も苦戦した思い出が強いですね。

そしてティーチの「ヤミヤミ」は、やはりロギアの中でも、異彩を放っています。

海軍のロギア系能力者

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

続いて海軍に所属するロギア系能力者を紹介していきます。

モクモクの実スモーカー
ヒエヒエの実クザン
ピカピカの実ボルサリーノ
マグマグの実サカズキ
モリモリの実アラマキ

スモーカーのモクモクの実といえば、作中で最初に登場したロギア系能力です。
当時は覇気の概念もなく、同時に登場した海楼石の十手も相まって、スモーカーが最強の敵のように思えました。

他にも三大将のヒエヒエ、マグマグ、ピカピカと、海軍のロギアはいずれも最強クラスのものが揃っています。

またワノ国編ラストで登場した新大将アラマキのモリモリの実は、「海と並ぶ生命の生みの親」「自然そのもの」と評される能力です。

余談ですが、新世界編前のルフィが敗北を喫した能力は、スナスナ、ヒエヒエ、ピカピカと、いずれもロギア系能力でした。
それほどロギア系能力は、覇気なしでは対処出来ない厄介な能力なのです。

新世界編以降に登場したロギア系

シーザー・クラウン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最後に「新世界編」以降に登場したロギア系能力者を紹介していきます。

ヌマヌマの実カリブー
ガスガスの実シーザー・クラウン
ユキユキの実モネ

新世界編以降になると、途端にロギア系能力者の登場数が少なくなっています。
理由としてはルフィ達が覇気を習得したことで、「倒せない敵」ではなくなった事が大きいでしょう。

また自然物を由来とする能力者であるため、ネタ切れ気味という可能性も考えられます。
更にルフィの悪魔の実の正体が「動物系(ゾオン系)」だったこと等、ワノ国編からゾオン系の重要度が高まっているのも一つの要因でしょう。

しかし強力で応用の効く能力が多いことには変わりなく、これ以降も活躍が楽しみな能力の1つです。

ロギア系は無敵?


首をはねられてもすぐ再生!

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

先述した通りロギア系最大の強みは、物理攻撃が通じないという点です。

覇気を纏った攻撃でなければ、首を跳ねられてもたちまち再生してしまいます。
また流動的な自然物の能力者であれば、物理攻撃をすり抜けるように避ける事も可能です。

例外としてクザンのヒエヒエのような、固形物のような能力者は、物理攻撃を受けると粉々に砕けます。
しかし砕けた破片から再生可能なので、固形物の能力者と言ってもデメリットはないでしょう。

更に覇気を纏った攻撃を、攻撃に合わせて体を変化させることで避けることが可能です。
これらの要素から覇気を持たない相手には無敵。
覇気を持つ相手にも有利に立ち回れるのが、ロギア系の強みと言えます。

自然災害も引き起こせる

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

またロギア系の中には、能力を鍛えることで自然災害のように、環境に影響を与えることもあります。

その一例として、パンクハザードでのサカズキと、クザンの対決が挙げられます。

新世界編から1年前、海軍元帥の座をかけて2人がパンクハザードにて決闘を行いました。
10日間に及ぶ戦いの末サカズキが勝利するのですが、この決闘でパンクハザードの環境は大きく変わってしまいました。

具体的には島の半分は灼熱、もう半分は極寒の地に姿を変えてしまったのです。
更に2人が作った大きなクレーターには裂け目が出来、海水が流れ込んで湖まで作ってしまいました。

このようにロギア系の能力者同士のぶつかり合いは、環境に影響を及ぼす災害レベルにも発展し得るのです。

ロギア系は弱点も多い?

能力間の相性がある

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

強みの多いロギア系ですが、自然物を由来としているため弱点も多く抱えています。ひとつ目が「能力間の相性」があるということです。
例えるなら『ポケットモンスター』における、タイプ相性のようなものでしょうか。

具体的にはエネルのゴロゴロの能力は、絶縁体であるルフィのゴムゴムには効果がない。
クロコダイルのスナスナは、水性であるマゼランのドクドクとは相性最悪。
クザンのヒエヒエには、エースのメラメラは相性抜群といったように、明確に得意不得意があります。

またメラメラと、スモーカーのモクモクのように、能力が相殺されるケースもあるようです。

このように相手によって圧倒的に不利にも、有利にもなるのが、ロギアの弱みであり強みとなっています。

能力に優劣関係がある

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

もうひとつロギアの能力には、明確な弱点があります。
それは能力間の優劣関係があるということです。

分かりやすく言うと、能力ごとに上位互換となる能力が存在しています。

その最たる例が、エースのメラメラと、サカズキのマグマグです。
同系統の能力に見えますが、2人の能力は上位関係にあるとサカズキは話していました。
理屈としては、メラメラはただの"火"で、マグマグは「火すら焼き尽くすマグマ」とのこと。

その他にも上下関係となる能力が、79巻のSBSによって明かされています。
例えばクザンのヒエヒエと、モネのユキユキも上下関係にあるとされていました。

このように上下関係にある能力同士でぶつかると確実に力負けするため、能力に頼り切ることは危険です。

能力を過信しすぎる!

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最後に紹介する弱点はロギアの弱点ではなく、ロギア系能力者自身の弱点となります。
それは強い能力が故に、「自身を無敵と勘違いする」ということです。

先述した「物理攻撃が効かない」という特徴から、ロギアは無敵のように思うキャラも少なくありません。
確かに覇気を習得していない頃のルフィ達にとって、ロギアはどうしようもない敵でした。

しかし覇気を身につけてからは、その脅威も薄れたように感じます。
実際ヌマヌマの実の能力者であるカリブーは、能力を過信して戦いを挑んだため、ペコムズに瞬殺されていました。

その際ペコムズが放った「自分を無敵と勘違いしてきた自然系の寿命は短い」は、真理を突いていると言えます。

今後登場しそうなロギア系を予想

カゼカゼの実

モンキー・D・ドラゴン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここからは、今後「ワンピース」作中で登場しそうなロギア系能力について、予想していきます。

まずは最も登場する可能性が高い、「カゼカゼの実」です。
こちらの能力はルフィの父、モンキー・D・ドラゴンが有しているのではないか?と言われてきました。

その根拠として、ドラゴンが登場する場面ではよく風が巻き起こっている事が挙げられます。
例としてローグタウンでスモーカーにルフィが捕まった際、まるで海兵を吹き飛ばすように暴風が巻き起こっていました。
他にも過去編にて、火の手に包まれた街を突風が鎮火し、ドラゴンが現れるシーンがあります。

このことから風に纏わる能力を、ドラゴンが有していることは確実でしょう。
またガープ、ルフィと、モンキーの一族は総じて自由を重んじています。
そのためドラゴンが自由の象徴とも言える、風の能力を有していても不思議ではありません。

ウミウミの実

ロジャー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

続いて紹介するのは、ウミウミの実の能力です。
ロジャーが無能力者と判明するまでは、彼の能力の候補としてよく噂されていました。

その名の通り"海"に関する能力で、悪魔の実の天敵である海を操れる能力と考えられます。
海を苦手とする能力者に対しては無敵を誇り、登場すればバランスブレイカーとなり得る能力です。

しかし「海と並ぶ生命の生みの親」である、モリモリの実が登場したことで、ウミウミの存在もより現実味を帯びています。

またクザンのヒエヒエの能力なら、大津波なら氷結させられることが判明しているため、対策が無いわけではありません。
その為、クザンが所属する黒ひげ海賊団との戦闘でなら、登場する可能性も高いと思われます。

ツチツチの実

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最後に予想するのは、ツチツチの実の能力です。
その名の通り地面に纏わる能力で、大地そのものを操れる能力となるでしょう。

ツチツチを最後に選んだ理由としては、全ての物質を構成するとされる「四大元素」という自然物の存在があります。
そして四大元素を構成するのが、火、水、風、そして土です。

この中で登場しているのは、メラメラの火のみとなっています。
その為、物語の終盤にかけて、四大元素の能力者が登場する可能性は高いと考えられるでしょう。

また1080話では粘土の能力者である、グニョグニョの実が登場しました。
このグニョグニョの上位互換として、ツチツチが位置付けられる可能性もあるのでは?と筆者は考えています。

ロギア系についてのまとめ

ここまでロギア系についての解説・考察してきましたが、いかがだったでしょうか?

物語序盤は「どうすれば倒せるんだろう?」と思っていたロギアも、簡単に攻略されるようになり、ルフィ達の成長を感じます。

しかし「ロギア系の能力は弱くなったのか?」と言われるとそうではありません。
むしろクザンやサカズキなど、使い手次第では、未だに最強の能力となり得るのが魅力のひとつです。

個人的には、これからも登場するのが楽しみな能力ですね。

おすすめの記事