能力を過信しすぎる!

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最後に紹介する弱点はロギアの弱点ではなく、ロギア系能力者自身の弱点となります。
それは強い能力が故に、「自身を無敵と勘違いする」ということです。

先述した「物理攻撃が効かない」という特徴から、ロギアは無敵のように思うキャラも少なくありません。
確かに覇気を習得していない頃のルフィ達にとって、ロギアはどうしようもない敵でした。

しかし覇気を身につけてからは、その脅威も薄れたように感じます。
実際ヌマヌマの実の能力者であるカリブーは、能力を過信して戦いを挑んだため、ペコムズに瞬殺されていました。

その際ペコムズが放った「自分を無敵と勘違いしてきた自然系の寿命は短い」は、真理を突いていると言えます。

今後登場しそうなロギア系を予想

カゼカゼの実

モンキー・D・ドラゴン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここからは、今後「ワンピース」作中で登場しそうなロギア系能力について、予想していきます。

まずは最も登場する可能性が高い、「カゼカゼの実」です。
こちらの能力はルフィの父、モンキー・D・ドラゴンが有しているのではないか?と言われてきました。

その根拠として、ドラゴンが登場する場面ではよく風が巻き起こっている事が挙げられます。
例としてローグタウンでスモーカーにルフィが捕まった際、まるで海兵を吹き飛ばすように暴風が巻き起こっていました。
他にも過去編にて、火の手に包まれた街を突風が鎮火し、ドラゴンが現れるシーンがあります。

このことから風に纏わる能力を、ドラゴンが有していることは確実でしょう。
またガープ、ルフィと、モンキーの一族は総じて自由を重んじています。
そのためドラゴンが自由の象徴とも言える、風の能力を有していても不思議ではありません。

ウミウミの実

ロジャー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

続いて紹介するのは、ウミウミの実の能力です。
ロジャーが無能力者と判明するまでは、彼の能力の候補としてよく噂されていました。

その名の通り"海"に関する能力で、悪魔の実の天敵である海を操れる能力と考えられます。
海を苦手とする能力者に対しては無敵を誇り、登場すればバランスブレイカーとなり得る能力です。

しかし「海と並ぶ生命の生みの親」である、モリモリの実が登場したことで、ウミウミの存在もより現実味を帯びています。

またクザンのヒエヒエの能力なら、大津波なら氷結させられることが判明しているため、対策が無いわけではありません。
その為、クザンが所属する黒ひげ海賊団との戦闘でなら、登場する可能性も高いと思われます。

ツチツチの実

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最後に予想するのは、ツチツチの実の能力です。
その名の通り地面に纏わる能力で、大地そのものを操れる能力となるでしょう。

ツチツチを最後に選んだ理由としては、全ての物質を構成するとされる「四大元素」という自然物の存在があります。
そして四大元素を構成するのが、火、水、風、そして土です。

この中で登場しているのは、メラメラの火のみとなっています。
その為、物語の終盤にかけて、四大元素の能力者が登場する可能性は高いと考えられるでしょう。

また1080話では粘土の能力者である、グニョグニョの実が登場しました。
このグニョグニョの上位互換として、ツチツチが位置付けられる可能性もあるのでは?と筆者は考えています。

ロギア系についてのまとめ

ここまでロギア系についての解説・考察してきましたが、いかがだったでしょうか?

物語序盤は「どうすれば倒せるんだろう?」と思っていたロギアも、簡単に攻略されるようになり、ルフィ達の成長を感じます。

しかし「ロギア系の能力は弱くなったのか?」と言われるとそうではありません。
むしろクザンやサカズキなど、使い手次第では、未だに最強の能力となり得るのが魅力のひとつです。

個人的には、これからも登場するのが楽しみな能力ですね。

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