目次
闇穴道(ブラック・ホール)
続いて紹介するのは「闇穴道(ブラックホール)」です。地面に広げた闇に、生物、無機物問わず引き摺り込む技となっています。
建物でも引き摺り込むことが可能な上、広範囲に渡って闇を展開できるので、作中ではこの技によって街ひとつが闇に消えました。
無限の引力で物体を凝縮させ押しつぶすため、引き摺り込まれた物体は原型を留めません。
また生物が引き摺り込まれた際は、光も届かない闇によって、精神異常を起こすようです。
ただ引き摺り込むまでに多少の時間がかかるため、その隙をついて能力者を攻撃すれば技をキャンセル出来ます。
特に白ひげのような、黒ひげより肉弾戦に優れる相手には、有効打を与えられない技です。
解放(リベレイション)
次に紹介するのは、闇穴道と共に使用する機会が多い「解放(リベレイション)」です。
その名の通り、闇穴道で取り込んだ物体を、闇から放出する技となっています。
更に物体をただ吐き出すだけではなく、攻撃に転じることが可能です。
例えば建物などを取り込んでいた場合、解放によって瓦礫の雨を敵の頭上に降らせることが出来ます。
闇穴道と同じく、かなり広範囲に渡る攻撃です。
そして筆者としては、これがヤミヤミの実の中で、最もロギアらしい特徴だと感じています。
ロギア系の特徴として、攻撃範囲の広さが挙げられます。
例えばメラメラの実のように、自然現象で相手を一網打尽にする様は印象的ですね。
そういう意味では、闇穴道と解放は、非常にロギア系らしい技と言えるでしょう。
黒ひげがヤミヤミの実を選んだ理由を考察
最強の悪魔の実だから?
ここからは、「なぜ黒ひげはヤミヤミの実を選んだのか?」について、考察していきます。
まずひとつめの説として、単純に「最強の悪魔の実」だからです。
黒ひげはヤミヤミの実を手に入れるために、何十年と白ひげの船に身を置いていました。
しかも「運がなければ諦めた」と言うほど、ヤミヤミに全てをかけていたのです。
そして友人だったサッチがヤミヤミを手に入れたことで、サッチを殺害。
白ひげの船で唯一禁じられている「仲間殺し」を起こしました。
そんな白ひげの怒りを買うような行動を起こしてまで実を手に入れたのは、「白ひげを倒す自信があったから」ではないでしょうか?
作中でも語られている通り、白ひげはロジャー亡き後「世界最強の男」と呼ばれていました。
そんな男の怒りを買ってまで手に入れた実ですから、当然「最強の男を殺せる最強の力」でなければ釣り合わないでしょう。
事実世界を滅ぼせるような白ひげの力も、ヤミヤミの前では無効化されていました。
他人の能力を奪えるから?
もうひとつ考えられる理由として、ヤミヤミには「他人の能力を奪う」力があるということです。
白ひげを殺害した後、黒ひげは白ひげの死体に黒い布をかけ、その中で何かを行っていました。
その後布から出てきた黒ひげが、白ひげのグラグラの実の力を手に入れていたことは、皆さんご存知ですよね?
この能力を奪ったシーンは未だ謎に包まれており、どのようにして能力を奪ったかについては明らかになっていません。
しかし黒ひげ海賊団はその後も「能力者狩り」と呼ばれる行為を行っており、海賊団の幹部は全員が能力者となっています。
そのため、黒ひげの存在があることで、能力の奪取という行為が成り立っていると考えていいでしょう。
またヤミヤミの実の力がなくても能力を奪えるなら、サッチが実を食した後でも奪えていたはずです。
そのため、「能力の奪取にはヤミヤミの実の能力が必要」と、筆者は考えています。
ヤミヤミの実について考察!
正体は月の神!?
ここからはヤミヤミの実の正体や能力について、幾つか掘り下げて考察していきます。
まず最初に取り上げたいのが、「ヤミヤミの実には本当の名前があるのでは?」という説です。
ワノ国編において、ルフィのゴムゴムの実の真の名前が「ゾオン系 ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」だったことが判明し、話題を呼びました。
そしてこの「ルフィが太陽の神」という事実から、ひとつの考察が生まれたのです。
それが「ルフィの対になる月の神の能力があるのでは?」というものでした。
筆者としては、この説かなり有力なのでは?と考えています。
そう考える根拠のひとつとして、「月の引力」が挙げられます。
月の引力が地球に及ぼす影響は大きく、特に潮の満ち引きは月の引力によって、海水が引っ張られることによって発生します。
そしてヤミヤミの実の力の、最たるものは引力ですね。
他にも月は夜に現れる=闇の世界をもたらすことなど、月とヤミヤミの実の繋がりは多く考えられます。
そしてバナロ島の戦いにおいて、黒ひげはエースに対して「太陽か闇か勝者は1人」と発言しています。
この際はエースに向けた言葉ですが、今後の展開に対する伏線とも見て取れますね。